日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

パッション・・・

2010-07-03 19:31:31 | Weblog
  ビデオを借りてきて、家内と一緒に、「パッション」なる映画を見た。
 アカデミー賞を席巻した「ブレイブハート」の監督、俳優メル・ギブソン。彼が12年もの構想歳月を費やし、約30億円という私財を投じて完成させた渾身の衝撃作。「パッション」とは、キリストの「受難」。
 高校1年生の時、英語の教科書で、ゴルゴダの丘でのキリストの様子が描かれていたのを思い出したが、それを、もっとリアルに表現していた。(残酷なシーンが多いが・・・)。
 この映画の中で、メル・ギブソン自身が、一度だけこの映画に登場している。イエスの手に釘を打ち込んだ人が、メル・ギブソン監督。監督の意気込みが感じられる。
 さて、この残酷な人の集団の中で、一人、以外な人物がいた。それは、あの十字架刑の指揮をした百人隊長。(キリスト殺しのリーダーの)彼が、終わりに近づくにつれて柔和な顔になり、母マリヤを親切にもてなし、最後には兜を脱いで、敬虔とも祈りとも言える姿になっている。
 実は彼は、かつて自分のしもべをイエスに癒してもらった人だった。イエスに助けられながら、自分は彼を殺す。この悲劇。イエスに愛されながら、彼を十字架につけ、彼の手に釘を打ち続ける自分。しかしイエスは、十字架の上で、「パッション」では手に釘を打ち込まれた瞬間に、「父よ、彼(ら)を赦してください!」と祈っている。
 復活のシーンがしばらくあるかと思っていたが、ナザレのイエスが徹底的にやられるシーンが大部分だった・・・。
 死後に、復活したので、キリストが信じられる様になった(と私は思っているが・・・?!)。利休も、秀吉に屈服することなく、信念を通す為に切腹して、茶道の道を守り抜いた(と、私は思っているが・・・?!)。
 参議院選挙が間近だが、長期政権で今の状態にしてしまった自民党も、まだ、実績が目に見える感じではっきり出てない民主党や、まだ、未知数の多くの党、有権者は、大いに迷うだろう。
 今の日本の政治家にも、キリストや利休の様な確固たる不動の信念は、まず、無理だと思うが、せめてその欠片(かけら)だけでも・・・→今の様な政治家を選んだのは、正真正銘、我々日本国民一人ひとり。棄権も、それなりに政治に加担することになると思うのですが・・・。
 今度の参議院選挙では、自分は、パッション映画でのどの役になっているかなどと考えるのも、一考だと思いますが・・・。
 清き一票、自分の意志を選挙で積極的に示しましょう。

 (↓長男がこの映画に感化されて、曲を作って演奏しています。・・・)
http://emeets.jp/pc/artist/4769.html


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大分のお産・・・

2010-07-03 00:48:33 | Weblog
 7月1日(金)19:30から20:43まで、大分合同新聞社共同企画で、NHK大分が、「ししまる(しら真剣丸ごと)TV」なる番組で、「大分のお産を救え!」と題して、放映していた。
 スタジオには、大分大学の医学生(5年生が3名)、妊婦さん、助産師、(大学や県病の)産婦人科医や、県の産婦人科医会会長さんなど、その関係者が集まっていた。
 大分県は、16年前には、分娩施設が70カ所もあったのに、今では、その半分以下の34カ所になっている。
 (九州で一番面積が広い)佐伯市も、2つの病院でお産が出来ていたのに、2つ共、(医師不足で)閉院となった。そして、2年前に、佐伯市で開業した産婦人科医院が紹介されていた。
 そこでは、年間のお産が350ほどあって、家族を大分市に残して、単身赴任で孤軍奮闘されている一人の産婦人科医の姿が紹介されていた。
 2週間ほど前に、私の姪の子どもがそこでお産したばかりだったが、(その姪の話だと)その時に、帝王切開が2例たて続けにあって、外から医師の応援をもらって、とても忙しそうにしていたとのこと。
 ちょうどこの日の昼過ぎ、母の所に行く途中で、道端である僧侶とバッタリ会った。この人、(長女が通っていた)保育園の園長先生で、向こうから声を掛けてくれた。
 「今から、○○○先生の所に行くんですよ。」と言う。「○○○先生、どうしてますか?」と尋ねると、「86歳にもなってるのに、運動もして、元気にしてますよ。もう、仕事は、絶対したくない!と言ってますよ。」と言われた。(昭和55年4月から私が、佐伯市の病院で働いた時、○○○産婦人科に、時間外に、輸送用の新生児保育器を持って何度か救急車で迎えに行ったが・・・)
 放映の内容では、・・・後少なくとも10年は、産科医の増加は、見込めない。その理由として、大分県の産科医の高齢化が進んでいる(60歳前後)し、産婦人科医を希望する若い医師が少なくなっているから。何故、産婦人科医を若い先生が希望しないのか、・・・→きつい、訴訟が怖いから。
 ある病院の(働き盛りの)産科医が、「個人個人がみんな頑張っているから大きな事故が起きてないけど、大きな事故が起きてないから大丈夫だとみんなが過信しているので、そこが逆に問題だと思う。」と言われていた。(→私も、その意見に同感です)。
 又、ある産科医が言っていた、「一生懸命にしても、結果が悪くて、訴訟になると、それでやる気をなくして産科医を辞めてしまうケースもある。」と。
 又、ある産科医は、「お産は、病気でなく正常の出来事と思われるが、(数は少ないが)何かあっても不思議ではない。小児科(の救急)と違って、正常と異常の区別が、患者さん側に判断しにくい。」とも言われた。
 助産師さんの不足の問題も取り上げられていた。かって7万人にもいたのに、今では、3万人足らずとのこと。(もっと、助産師さんを上手に利用すべきだとの意見あり)
 兵庫県のある市の住民が、病院の小児科医を守る為に、1、コンビニ受診を辞めよう、2、かかりつけ医を持とう、3、小児科医に感謝しよう、の3点をスローガンに積極的に動いている姿が紹介されていた。
 そうだなあ、小児科医も産科医も、その資源は、限られている。お互いに、よく理解し合えることが大切かな?
 医師は、患者さんから、確かに育てられていますね・・・?!!
http://blog.m3.com/syumi-syounikai/20070107/8.956_

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