私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

イッピン 福井・越前漆器

2016-07-17 12:00:33 | 日記
 7月17日(日)   天気:曇り    室温:29.8℃

 6月28日(火) NHK BSプレミアム イッピンは 「モダン! 便利! 進化する器~福井・越前漆器~」
でした。 東京・表参道にある 人気のセレクトショップでは 高知の木工、奈良の靴下、新潟の刃物などが
並んでいますが ひときわ目を引くのが 越前漆器。 カラフルで モダンで ポップな色合い つやつやで 2
色に分かれている。 華やかで 鮮やかな カラフルな器が 世代を越えて 注目を集めています。 電子レン
ジにも 対応?  使って楽しい スマートフォンケースもあり 様々な製品が 並んでいます。


番組案内には
 1500年の歴史があるという 福井の越前漆器。 便利で 丈夫。 そして 多彩な製品作りが 特徴だ。
今 セレクトショップなどで 注目されているのは ポップな色合いのお椀。 2色で 塗り分けられ
食器なのに インテリアのようだともされる。  その美しさを 生み出す伝統工芸士の技とは?
 その他 伝統技術と最新素材が 融合した モダンな スマートフォンケースや 開発中の “夢の電子
レンジ対応漆器” など。  進化する越前漆器を 堀田茜が リサーチ。

 暮らしに新しい息を吹き込む 越前漆器。 江戸時代から続く漆の産地には 今でも 200軒の工房が
あります。 カラフルな漆器を作る 伝統工芸士の内田さんの工房に お邪魔しました。 内田さんは 若い
人の漆器離れが 進んでいるので 若い人に 手に取ってもらえるよう モダンで カラフルなものをと ポップ
な色6種を 使い 例えば モスグリーンとオレンジの 2色を 組み合わせます。

 素地は 木合(木の粉が50%以上入っていて 樹脂で固めたもの)。 200度の熱を加えると 2分で 固まる。
木合を使うと ゆがみがなく 量産でき コストが抑えられる。 漆に 白の顔料を混ぜ 青漆を加え 混ぜる。
これを 和紙で こすと 色漆が 完成。 つく棒を のりで 器に取り付ける。 一層塗りで 塗り重ねなし。
 漆を伸ばし 均一の厚さに 色ムラのないように 塗る。  風呂で 1週間 乾かすと モスグリーンになる。
 2色に塗るのは 器は 使う時間は短く 使わないときが長く 器を 伏せて置くことが 多いので・・。

 ここからが 難しい 高台部の塗り。 オレンジを塗ります。 高台部分も 刷毛で 1個1個 手持ちで 塗り
ます。 高台部分は 特殊な刷毛で 塗ります。 左手で 器を持ち 肘を支点にして 手首を 回します。
底の部分も 丁寧に 塗り 10日間 乾燥すると 完成です。


 次は 漆で輝く モダンなアイテムです。 東京・代官山で 5年間で 700個も売れた スマートフォンケース
です。 伝統的な技法で 生み出された スマートフォンケースを作る 工房を訪れます。 メタリックな輝きは
どのようにして作られるのか・・。 これは 銀の上に 透き漆を塗る技法を使います。 透き漆を 2日かけて
固めると 茶色が 赤に変わります。 黒は 黒のまま。 透き漆を 透過した光は 銀で反射されます。

 漆の表面を サンドペーパーで磨き 表面を凸凹にして さらに 漆を塗り重ねると 凸凹に 漆が入り 丈夫に
なります。 特殊製法の粒子を 漆に混ぜると 漆が 早く固まります。 この漆を 塗り重ねると 色の輝きに
深みが出ます。 塗っては 研き 塗っては 研き 1週間で 完成。

 漆の歴史は 1500年前 室町時代にさかのぼります。 大きな転換期は 明治時代。 重箱やお膳が作られ
るようになりました。  最近 ユニークな取り組みが 行われています。 パソコンを使い 3Dプリンターを使い
10年前から 実用化を目指して 革命的な開発が 進められています。

 電子レンジOKで お椀で ご飯が炊ける・・・。 200度に耐えられ 料理ができる・・・。 10年前から
地元大学と 共同研究を進めてきた・・。 素地と漆が 密着すると 高温に耐えるようになる。 木は 変形
するので 特殊な樹脂を使い 変形しないものを・・・。


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