10月10日(日) 天気:晴れ
一泊二日で 長崎観光をしてきました。 難しいお天気で 空模様には 悩まされました。 メインは ”長崎くんち”
です。 ”長崎くんち”は 370年の歴史を持つ 江戸時代から続く 諏訪神社の例大祭です。 7日の前日、8日
の中日、9日の後日の三日間行われます。 龍踊(じゃおどり)や 曳き物、傘鉾、本踊りなどの演じ物が 披露
されますが 演じ物も 「踊町」の順番が 7年に一度しか回ってこないので すべての演じ物を見るのに 7年か
かるそうです。 「踊町」は 毎年 7町が演じる? くんち とは 旧暦の9日に行われたことから くにち→くんち
になったそうで 中国から伝わった龍踊など 異国文化を感じることができます。
10月8日は 新幹線で 博多へ行き バスで長崎へ。 市内観光をします。 翌9日は まず くんちを観る予定
でしたが 雨で開催が遅れるため 先に 大浦天主堂、グラバー園を散策し くんちを観て バスで博多に戻り
新幹線で帰ります。 長崎市内は テレビの影響もあり 坂本龍馬ブームで 賑わっていました。
下の図が 今回のマップ(パンフレット”長崎さるく”から)です。 まず ①の湊公園から中華街に入ったとこ
ろの桃華園で昼食。 バスで 標高152mの風頭(かざがしら)山へ移動し ②風頭公園の坂本竜馬之像を見
て 亀山社中へ下ります。 亀山社中は 渋滞中につき パスして ③眼鏡橋へ降りて 近くのべっ甲店へ。 さら
に ④長崎歴史文化博物館へ移動。 展示物を見て 稲佐山・南中腹にある⑤ホテルで 夕食・宿泊。
翌日は まず ⑥大浦天主堂から グラバー園を散策。 ⑦諏訪神社へ移動し 境内の桟敷席で くんちの演じ
物を見ます。 もう一度 ホテルに戻り 昼食後 帰路につきました。
※さるく とは 長崎弁で 街をぶらぶら歩くことを言うそうです。
博多から観光バスに乗り込み 九州自動道・長崎自動車道を走っている間 雨が降っていましたが 桃華園
で 昼食中に雨はやみました。 バスで風頭山に登りますが 長崎は坂道が多く 道も狭く 曲がりくねっているの
で 運転手は大変です。 坂道が多いので 自転車は少なく バイクが多く 一人当りのタクシー使用料は 日本一
とか。 14:22 歩いて風頭公園に。 ここは 標高150mの高台で 展望台になっていて 長崎市街が見降ろ
せます。
西に稲佐山が見え 山腹にあるビルが きょう宿泊する”ホテル清風”でしょうか? ここに 坂本龍馬之
像があります。 腕を組んだ龍馬は 長崎港を眼下に 遠く世界を見据えています。 像は彫刻家・山崎和
國の作。 ガイドさんは この龍馬像が 一番男前と言っていますか・・。 風頭公園の黄色いヒガンバナを
見ながら 「龍馬通り」を下ります。 狭い 石段の下り道です。
龍馬通りの石畳の道は 今朝の雨で濡れていますが これが 意外と滑りにくい。 急な下りを亀山社中跡近く
まで 降りてくると 狭い道が渋滞しています。 亀山社中は1時間待ち? 亀山社中は 坂本龍馬や近藤長次郎
などの同志により結成された貿易会社で 海運、通商、商業活動などを行った。 主は武器の輸入? 今は 記
念館として復元され 書状、海援隊士の写真などが展示されているようです。 亀山社中は パスして 降りること
にしました。 従って 近くあった”龍馬のブーツ像”も 見ることが出来ませんでした。 途中 お寺の並ぶ 寺町
の興福寺の前を 通ったのですが 大雄宝殿と呼ばれる 国の重要文化財の本堂を見忘れ・・・。
15:10 眼鏡橋。 眼鏡橋は 岩国・錦帯橋や お江戸・日本橋とともに 日本三名橋。 錦帯橋に比べ
ると かなり小さいが 我が国最古の石造アーチ橋で 寛永11年(1634)架設された。 その後 洪水で
損害を受け 修復された。 国の重要文化財。 下の中島川では 色鮮やかな錦鯉が泳いでいます。
ぶらぶらしていると 竜宮船が「庭先回り」をしていました。 明日の奉納を前に 挨拶回りしているのです。
眼鏡橋近くの老舗”江崎べっ甲店”に寄りましたが 小さい耳かきが 数千円もするので 買うのは止め。
べっ甲は 黄色いものが 高いそうです。 バスで移動し 15:55 歴史文化博物館へ。 ここは 長崎奉行所?
龍馬伝館? テレビの 「龍馬伝」の放送に併せ 龍馬ゆかりの品が展示してありますが 撮影禁止。 幸い
龍馬には 関心がないので ウォークスルー。 1階の岩崎弥太郎の像だけ撮りました。 外に出ると 昔の
長崎奉行所跡だけに 雰囲気のある外観でした。 右側の昔の奉行所のような 木造の門を撮れば良かった・・。
きょうは よく歩いて 疲れました。 これで ホテルへ行けると思いきや さらに カステラの老舗・福砂屋へ寄る
の? 福砂屋が どこにあったのか 分かりませんが 舟大工町? 狭い店に 4、50人が押し寄せ 芋の子状
態。 一人1万円買ったとしても 約10分間で 50万円ほどの売上? 今回の旅行は これが目当てだった人
も・・。 仕方がないので 私も毒味のため一本買いました。 底の紙に付いているザラメが 食べられない・・。
長崎市内には 約80両の市電が 走っているそうで どこかの市電を 譲り受けるため 色々な車両が
あります。 長崎駅前から北へ廻り 稲佐山南山腹のホテルへ行くのも 観光バスでは 大変です。 18時
前に ホテル清風に到着。 高台にあるので 見晴らしは 最高です、天気さえ良ければ・・。 全室ハーバ
ービューで 1000万ドル?と言われる夜景が 堪能出来ます、天気さえ良ければ・・。
残念ながら ドル安で ドルは 値下がりして 夜景も100万ドル? 長崎の夜景は 函館、神戸とともに
日本三大夜景? 窓は嵌め殺しのため ガラスの反射で 夜景は撮りにくい。 おまけに 夜は 雨が・・。
” あアぁあー ながさきィーはー きょうもー あめエだあったァー♪♪ ” 細川たかし?じゃネェよ (前川清)
かくして 夜の帳は 降りてゆきました。 朝も 雨が残り パノラマビューも さっぱりです。
二日目は 6時起床、6時半朝食、7時半 出発です。 雨で 長崎くんちが 遅れるので 先にグラバー園
に向かいます。 オランダ坂の前を通り 8:00 バスから降りて 石畳の坂を 大浦天主堂へ上がります。
いつの間にか 雨はやみ ガイドさんは 傘を持って行くよう言いましたが 必要なし。 大浦天主堂は 元
治元年に 建てられた現存する最古の木造ゴシック様式の教会で 国宝です。 中で ステンドグラスを見
ながら 説明を聞き 右に出ると グラバー園の入口。 エスカレーターや動く歩道で 一番高いところに上が
り 園内を散策しながら 一番下のグラバー亭へ下ります。
ここも高台で 長崎港が見渡せます。 正面の大きな船のあるところが 長崎造船所でしょうか? 戦時
中 戦艦武蔵を造るとき ドック周りに高い塀を設けたが ここから見えるので 立退き令がだされた?
景色を見ながら 園内を散策し 旧グラバー住宅に降りて 前の石畳にある?ハート形の敷石を探し
ます。 ひとつは 方位盤の下にありましたが もうひとつは・・。 恋は 実らないか・・。
オランダ坂のような石畳の坂を下って バスに戻り 9:40 諏訪神社へ向かいます。 バスは神社の前
には停められないので すこし離れた所から 地下道を歩きます。 鳥居を潜り 石段を上がり 10時頃
に桟敷席(桝席)に着きました。 狭い席に四人座り 身動きできません。 また 高い位置にあり ”舞台”
まで 遠いし 前方の席の人が 邪魔で 前が見えにくい・・。
長崎くんちは ここだけで演じられるのかと 思っていましたが 御旅所(長崎港)や 八坂神社でも行
われるようです。 「長崎観光ガイドブック」に 長崎くんちは 日本三大祭りの一つと書いてあるので ウェ
ブで 調べると 京都・祇園祭、東京・神田祭は はっきりしていますが あとひとつが はっきりしません?
大阪・天神祭? 博多・どんたく とか 青森・ねぶた祭りも 有名ですが・・。
今年の長崎くんちの「踊町」は 馬町、東濱町、八坂町、銅座町、築町、籠町(特別参加)、湊町、広馬
場町だそうですが 湊町と広馬場町は 辞退した?
10:20 演じ物が始まり 最初は 八坂町の傘鉾。 各町で 上の飾りに特徴があるようです。 見る
のは 面白くもないのですが 重量が50キロ以上あり 演じる人は大変なようです。 八坂町の曳き
物は 川船で 4年生の男の子が 船の上から投網をうち 地面の魚を捕えるのですが これがうまく
いき 拍手喝さい。 特別参加の籠町は 「龍踊」。 今では 「龍踊」が出来るのは 四町だけとか・・。
金の玉を 龍が追うのですが 写真が 撮りにくい・・。 全長20mの龍も 結構重いようで 支えてい
る人 一人当り20キロ以上とか。 馬町は 「本踊り」。 踊りは 日本舞踊の先生が 指導するので 本
格的な踊りです。 一町の持ち時間は 約30分。
11:50 築町が始まるころには 雲の切れ間から日が差し始め 一気に気温が5度以上上がり 物凄
く 暑くなりました。 始まる前 神様の前なので 帽子は 被らないよう言われています。 餅や お菓子の
投げ込みもあります。 長崎音頭の踊りの後 「御座船」の曳き回し。 初めて見るので これが 面白い。
初めは さざ波状態で 動きがゆっくりで 観衆の手拍子に併せ 大きく動きます。 走る前 姿勢を低く
して静止、一気に走り 一気に止めます。 階段の方へ走るとき 階段を一段落ちて 止めるのも にくい!
回転する際も 勢いを見せるため 後ろの人は 足を宙に浮かせます。 回転を止めるときも 前後方
向にぴたりと止め 観衆も動きに併せ 一体となって盛り上げます。
伝統的な演じ物が 多い中 新しいものもあり 薄い布をまとった女子高生?による新体操風の踊り
「天女の舞」は良かったァ。 撮ろうとした瞬間 前を 人が横切り 広い布を広げた場面は・・・。
演技が終わると 船は階段を降りるのですが 降りようとすると 観衆が 「もってこーい」と叫び アン
コールを要求します。 白装束の係員もいて 引き留めに行くと 帰ってきて もう一度 船を曳き回し・・。
これを 3、4度やります。 このやり取りも面白い。 最後に 船の後ろに綱をつけて 長老が 後ろから
引きながら階段を一段づつ降りて行きます。
バスの時間が迫ってきたので 13時に席を立ちました。 バスは また狭い坂道を登り ホテルに戻
り 遅い昼食。 天気はすっかり回復し 長崎は秋の空です。 長崎市の花は アジサイで 消火栓の蓋も
アジサイです。
途中の自動車道が混むことが予想されるため 大急ぎで帰路につきましたが 幸い 渋滞は大したこ
となく 予定の時間に博多に着きました。 18:00の新幹線に乗り 帰ってきました。
行く前は あまり期待は していなかったのですが 意外と楽しい旅行となりました。
一泊二日で 長崎観光をしてきました。 難しいお天気で 空模様には 悩まされました。 メインは ”長崎くんち”
です。 ”長崎くんち”は 370年の歴史を持つ 江戸時代から続く 諏訪神社の例大祭です。 7日の前日、8日
の中日、9日の後日の三日間行われます。 龍踊(じゃおどり)や 曳き物、傘鉾、本踊りなどの演じ物が 披露
されますが 演じ物も 「踊町」の順番が 7年に一度しか回ってこないので すべての演じ物を見るのに 7年か
かるそうです。 「踊町」は 毎年 7町が演じる? くんち とは 旧暦の9日に行われたことから くにち→くんち
になったそうで 中国から伝わった龍踊など 異国文化を感じることができます。
10月8日は 新幹線で 博多へ行き バスで長崎へ。 市内観光をします。 翌9日は まず くんちを観る予定
でしたが 雨で開催が遅れるため 先に 大浦天主堂、グラバー園を散策し くんちを観て バスで博多に戻り
新幹線で帰ります。 長崎市内は テレビの影響もあり 坂本龍馬ブームで 賑わっていました。
下の図が 今回のマップ(パンフレット”長崎さるく”から)です。 まず ①の湊公園から中華街に入ったとこ
ろの桃華園で昼食。 バスで 標高152mの風頭(かざがしら)山へ移動し ②風頭公園の坂本竜馬之像を見
て 亀山社中へ下ります。 亀山社中は 渋滞中につき パスして ③眼鏡橋へ降りて 近くのべっ甲店へ。 さら
に ④長崎歴史文化博物館へ移動。 展示物を見て 稲佐山・南中腹にある⑤ホテルで 夕食・宿泊。
翌日は まず ⑥大浦天主堂から グラバー園を散策。 ⑦諏訪神社へ移動し 境内の桟敷席で くんちの演じ
物を見ます。 もう一度 ホテルに戻り 昼食後 帰路につきました。
※さるく とは 長崎弁で 街をぶらぶら歩くことを言うそうです。
博多から観光バスに乗り込み 九州自動道・長崎自動車道を走っている間 雨が降っていましたが 桃華園
で 昼食中に雨はやみました。 バスで風頭山に登りますが 長崎は坂道が多く 道も狭く 曲がりくねっているの
で 運転手は大変です。 坂道が多いので 自転車は少なく バイクが多く 一人当りのタクシー使用料は 日本一
とか。 14:22 歩いて風頭公園に。 ここは 標高150mの高台で 展望台になっていて 長崎市街が見降ろ
せます。
西に稲佐山が見え 山腹にあるビルが きょう宿泊する”ホテル清風”でしょうか? ここに 坂本龍馬之
像があります。 腕を組んだ龍馬は 長崎港を眼下に 遠く世界を見据えています。 像は彫刻家・山崎和
國の作。 ガイドさんは この龍馬像が 一番男前と言っていますか・・。 風頭公園の黄色いヒガンバナを
見ながら 「龍馬通り」を下ります。 狭い 石段の下り道です。
龍馬通りの石畳の道は 今朝の雨で濡れていますが これが 意外と滑りにくい。 急な下りを亀山社中跡近く
まで 降りてくると 狭い道が渋滞しています。 亀山社中は1時間待ち? 亀山社中は 坂本龍馬や近藤長次郎
などの同志により結成された貿易会社で 海運、通商、商業活動などを行った。 主は武器の輸入? 今は 記
念館として復元され 書状、海援隊士の写真などが展示されているようです。 亀山社中は パスして 降りること
にしました。 従って 近くあった”龍馬のブーツ像”も 見ることが出来ませんでした。 途中 お寺の並ぶ 寺町
の興福寺の前を 通ったのですが 大雄宝殿と呼ばれる 国の重要文化財の本堂を見忘れ・・・。
15:10 眼鏡橋。 眼鏡橋は 岩国・錦帯橋や お江戸・日本橋とともに 日本三名橋。 錦帯橋に比べ
ると かなり小さいが 我が国最古の石造アーチ橋で 寛永11年(1634)架設された。 その後 洪水で
損害を受け 修復された。 国の重要文化財。 下の中島川では 色鮮やかな錦鯉が泳いでいます。
ぶらぶらしていると 竜宮船が「庭先回り」をしていました。 明日の奉納を前に 挨拶回りしているのです。
眼鏡橋近くの老舗”江崎べっ甲店”に寄りましたが 小さい耳かきが 数千円もするので 買うのは止め。
べっ甲は 黄色いものが 高いそうです。 バスで移動し 15:55 歴史文化博物館へ。 ここは 長崎奉行所?
龍馬伝館? テレビの 「龍馬伝」の放送に併せ 龍馬ゆかりの品が展示してありますが 撮影禁止。 幸い
龍馬には 関心がないので ウォークスルー。 1階の岩崎弥太郎の像だけ撮りました。 外に出ると 昔の
長崎奉行所跡だけに 雰囲気のある外観でした。 右側の昔の奉行所のような 木造の門を撮れば良かった・・。
きょうは よく歩いて 疲れました。 これで ホテルへ行けると思いきや さらに カステラの老舗・福砂屋へ寄る
の? 福砂屋が どこにあったのか 分かりませんが 舟大工町? 狭い店に 4、50人が押し寄せ 芋の子状
態。 一人1万円買ったとしても 約10分間で 50万円ほどの売上? 今回の旅行は これが目当てだった人
も・・。 仕方がないので 私も毒味のため一本買いました。 底の紙に付いているザラメが 食べられない・・。
長崎市内には 約80両の市電が 走っているそうで どこかの市電を 譲り受けるため 色々な車両が
あります。 長崎駅前から北へ廻り 稲佐山南山腹のホテルへ行くのも 観光バスでは 大変です。 18時
前に ホテル清風に到着。 高台にあるので 見晴らしは 最高です、天気さえ良ければ・・。 全室ハーバ
ービューで 1000万ドル?と言われる夜景が 堪能出来ます、天気さえ良ければ・・。
残念ながら ドル安で ドルは 値下がりして 夜景も100万ドル? 長崎の夜景は 函館、神戸とともに
日本三大夜景? 窓は嵌め殺しのため ガラスの反射で 夜景は撮りにくい。 おまけに 夜は 雨が・・。
” あアぁあー ながさきィーはー きょうもー あめエだあったァー♪♪ ” 細川たかし?じゃネェよ (前川清)
かくして 夜の帳は 降りてゆきました。 朝も 雨が残り パノラマビューも さっぱりです。
二日目は 6時起床、6時半朝食、7時半 出発です。 雨で 長崎くんちが 遅れるので 先にグラバー園
に向かいます。 オランダ坂の前を通り 8:00 バスから降りて 石畳の坂を 大浦天主堂へ上がります。
いつの間にか 雨はやみ ガイドさんは 傘を持って行くよう言いましたが 必要なし。 大浦天主堂は 元
治元年に 建てられた現存する最古の木造ゴシック様式の教会で 国宝です。 中で ステンドグラスを見
ながら 説明を聞き 右に出ると グラバー園の入口。 エスカレーターや動く歩道で 一番高いところに上が
り 園内を散策しながら 一番下のグラバー亭へ下ります。
ここも高台で 長崎港が見渡せます。 正面の大きな船のあるところが 長崎造船所でしょうか? 戦時
中 戦艦武蔵を造るとき ドック周りに高い塀を設けたが ここから見えるので 立退き令がだされた?
景色を見ながら 園内を散策し 旧グラバー住宅に降りて 前の石畳にある?ハート形の敷石を探し
ます。 ひとつは 方位盤の下にありましたが もうひとつは・・。 恋は 実らないか・・。
オランダ坂のような石畳の坂を下って バスに戻り 9:40 諏訪神社へ向かいます。 バスは神社の前
には停められないので すこし離れた所から 地下道を歩きます。 鳥居を潜り 石段を上がり 10時頃
に桟敷席(桝席)に着きました。 狭い席に四人座り 身動きできません。 また 高い位置にあり ”舞台”
まで 遠いし 前方の席の人が 邪魔で 前が見えにくい・・。
長崎くんちは ここだけで演じられるのかと 思っていましたが 御旅所(長崎港)や 八坂神社でも行
われるようです。 「長崎観光ガイドブック」に 長崎くんちは 日本三大祭りの一つと書いてあるので ウェ
ブで 調べると 京都・祇園祭、東京・神田祭は はっきりしていますが あとひとつが はっきりしません?
大阪・天神祭? 博多・どんたく とか 青森・ねぶた祭りも 有名ですが・・。
今年の長崎くんちの「踊町」は 馬町、東濱町、八坂町、銅座町、築町、籠町(特別参加)、湊町、広馬
場町だそうですが 湊町と広馬場町は 辞退した?
10:20 演じ物が始まり 最初は 八坂町の傘鉾。 各町で 上の飾りに特徴があるようです。 見る
のは 面白くもないのですが 重量が50キロ以上あり 演じる人は大変なようです。 八坂町の曳き
物は 川船で 4年生の男の子が 船の上から投網をうち 地面の魚を捕えるのですが これがうまく
いき 拍手喝さい。 特別参加の籠町は 「龍踊」。 今では 「龍踊」が出来るのは 四町だけとか・・。
金の玉を 龍が追うのですが 写真が 撮りにくい・・。 全長20mの龍も 結構重いようで 支えてい
る人 一人当り20キロ以上とか。 馬町は 「本踊り」。 踊りは 日本舞踊の先生が 指導するので 本
格的な踊りです。 一町の持ち時間は 約30分。
11:50 築町が始まるころには 雲の切れ間から日が差し始め 一気に気温が5度以上上がり 物凄
く 暑くなりました。 始まる前 神様の前なので 帽子は 被らないよう言われています。 餅や お菓子の
投げ込みもあります。 長崎音頭の踊りの後 「御座船」の曳き回し。 初めて見るので これが 面白い。
初めは さざ波状態で 動きがゆっくりで 観衆の手拍子に併せ 大きく動きます。 走る前 姿勢を低く
して静止、一気に走り 一気に止めます。 階段の方へ走るとき 階段を一段落ちて 止めるのも にくい!
回転する際も 勢いを見せるため 後ろの人は 足を宙に浮かせます。 回転を止めるときも 前後方
向にぴたりと止め 観衆も動きに併せ 一体となって盛り上げます。
伝統的な演じ物が 多い中 新しいものもあり 薄い布をまとった女子高生?による新体操風の踊り
「天女の舞」は良かったァ。 撮ろうとした瞬間 前を 人が横切り 広い布を広げた場面は・・・。
演技が終わると 船は階段を降りるのですが 降りようとすると 観衆が 「もってこーい」と叫び アン
コールを要求します。 白装束の係員もいて 引き留めに行くと 帰ってきて もう一度 船を曳き回し・・。
これを 3、4度やります。 このやり取りも面白い。 最後に 船の後ろに綱をつけて 長老が 後ろから
引きながら階段を一段づつ降りて行きます。
バスの時間が迫ってきたので 13時に席を立ちました。 バスは また狭い坂道を登り ホテルに戻
り 遅い昼食。 天気はすっかり回復し 長崎は秋の空です。 長崎市の花は アジサイで 消火栓の蓋も
アジサイです。
途中の自動車道が混むことが予想されるため 大急ぎで帰路につきましたが 幸い 渋滞は大したこ
となく 予定の時間に博多に着きました。 18:00の新幹線に乗り 帰ってきました。
行く前は あまり期待は していなかったのですが 意外と楽しい旅行となりました。