私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

高山 たかやま 298.3m

2010-01-30 19:39:05 | 山歩き
 1月30日(土)  天気:晴れ   地図:笠原・加古川

 きょうは 近場の山 姫路市東部 加古川市との境界にある高山へ行きました。 高山は 前に行ったことが
あるので どうでもいいような山ですが 高山から 西の尾根を歩いてみようと思ったのです。 実は この前
の深山で 車のトラブルがあり 現在修理中で 代車を借りているので 遠くに行くこともままならず・・・。 とこ
ろが 高山西尾根は ひどいヤブで ヤブとの格闘中 ズボンのポケットが破れ 車のキーを無くして・・・。
 泣き面にハチとは このこと? ヤブ尾根との格闘で 時間はかかりましたが 予定通り 197mの三角点
を踏み 尾根の先端から 南へ降りて なんとか 白山神社へ降りることは 出来ました。
 西尾根は ほとんど 雑木、シダの密集した激ヤブで しみけんさんにも お奨めすることは 出来ません。 もし
行く場合は 鼻の穴が 真っ黒になり のどが ガラガラになり 腰から下は 擦り傷だらけになることを 覚悟の
うえ お出かけください。

 下の地図が 本日の概略ルートです。 一部ルートを 外れたところもあるので 正確では ありません。 県
道65号線脇に駐車して 約2km東へ歩き 大谷池堰堤に上がり 急斜面を登り 尾根に上がり カバの背?
を越え 分岐を右に進み 高山へ登ります。 分岐へ戻り 西の269m標高点へ。 西へ降りて 南の
270mピークから 西尾根を辿りますが・・・。 197m三角点から さらに ヤブ尾根を辿り 140mピーク
から 南の白山神社へ降りるルートです。



 8:23 出発。 近場なので ゆっくり出来ます。 姫路バイパスは きょうも車が多い。 播但連絡道に回り
9:00 花田ICで降ります。 ここまで 23.9km 100円。 信号を右へ 右へ曲がると 県道65号線に
入ります。 国道372号線周辺は整備され すっかり様子が変わっています。 駐車できる場所を探しなが
ら走っていると 男の人が居たので 尋ねると ここに停めろと言います。 道路脇にスペースがありますが
駐車禁止の標識の真下です。 男の人は 大丈夫だ・・・。 9:11 駐車。 花田ICから 3.1km 家から
27km。 北には 下山予定の140mピークの山腹に 白山神社が見えます。
 9:12 スタート。 県道65号線を 東へ約2km歩きます。 歩道のある所は いいのですが 歩道がない
ところは 横を車が走るので いい気持ではありません。 



 9:32 県道を離れ 民家の横から 大谷池へ上がります。 正面に これから登る尾根が水面に写る
逆さ富士が見られます。 池の左を回り 正面の尾根に取り付きます。 初めは なだらかですが 直ぐ
に急になり 風化した岩のザレ場で 足場も無く 滑りそうで 登り難い。 少し登ると 後方に展望が広
がり 自衛隊射撃場、大谷池、桶居山などを 望むことが出来ます。
 登るにつれて 岩が露出し ロープを掴んで登ります。 景色を見ながら ゆっくり登り 9:50 尾根
に上がりました。 きょうは ハサミを持ってきたので イバラを切りながら 進みます。 パチン パチン・・
※下の写真の 庄山 とあるのは 浦山の間違いです。 訂正します。 浦山にも 登らなくては・・・。 



 道は なだらかになり シダの雑木林を抜けると 前方に250mの尾根が尖って見えます。 シダの
急登を登り 岩斜面をロープを掴んで登り 10:12 岩尾根に出ました。 ここは ロバの背だったか?
カバの背だったか? ロバの背より 大きいと思いますが・・・。 この岩の背は 通り過ぎて振り返ると
左が絶壁で ぞっとします。 この先も 岩の露出する尾根で 本日のルートのハイライト部です。



 この岩尾根からの見晴らしは 最高です。 南には 高御位山から桶居山まで 尖ったピークがデコボ
コと並び 西には 姫路市街が望めます。 北東には これから行く 高山の左に 吊尾根が望めます。
 高山の左急斜面の奥に見える 尖った山は 笠松山? とすると その右は 善防山? 
 雑木林を しばらく進むと 分岐に出ます。 右の木にテープがあるだけで 何の表示もありません。
私は 前に来たことがあるので 分かります。 10:23 右へ進みます。 前に来たときより 誰かが
整備したのか 切断された枝が 落ちていますし 歩きやすくなっているような気がします。 



 北東尾根の先端、地図に岩の印がある辺りは 段差のある急な下りで 慎重に下っていると ちょっ
と 道を外れましたが 雑木ヤブを右に戻り 尾根道に戻れました。 この吊尾根も 前より歩きやすく
なっています。 高山への登りにかかると 後方に さっき歩いた岩尾根が望めます。 雑木林のやや
急な登りを経て 11:12 高山に登りました。
 前回と同様 雑木に囲まれ 展望は良くありません。 僅かに 南西方向に木々を透かして 桶居
山の頂が見えます。 切られた枝が まとめられているし 高山の山名表示板があるので 誰か 整
備する人は 居るのでしょう。 三等三角点:川北を 撮って 11:09 下山。



 吊尾根から北東尾根に登るとき やはり 降りたところとは 違うところを登りました。 北東尾根から南を
見ると 一番左の山が 高御位山で 右肩に反射板が 確認できます。 11:39 分岐に戻り 右へ進みま
す。 ここから 標高点269m峰までは なだらかで 歩きやすいいい道です。 景色を見ながら歩き 11:
50 岩の269m峰へ。 ここは 岩の頂きで 見晴らしが良い。 南東の高御位山から 北西の山陽自動車
道まで見渡せます。 お昼には ちょっと早いのですが 日当たりのいい岩に腰を降ろし 昼食にしました。
 今日は いい天気なのですが 少しモヤがあり 遠くは かすんでいます。 冷たいコンビニ弁当を食べなが
ら 双眼鏡で 姫路市街を見ると 西尾根の先 白い橋の奥に 姫路城が 確認できました。



 昼食を終え 岩から西へ降ります。 ここにも いい道があります。 西尾根の先端へ行くと 3mくらいの
丸い岩があり 行き止まり。 30mほど戻り 分岐を南へ向かいます。 歩きやすい道を 景色を見なが
ら 260mピークを右に巻いて 12:37 270mピークへ登りました。 ここに 石杭「山」があります。
 見晴らしもいいです。 北東方向には 昼食の269m峰から 西へ降りる250mピークへの稜線が 見渡
せます。 高山への道を除き ずっといい道だったのですが ここ270mピークから 南西に伸びる尾根に
も いい道が続いています。 少し歩いてみましたが 道は 南西へ降りるようなので 引き返します。
 やまあそさんは この道を 皿池と奥池の間に 降りたのでしょうか?



 景色を見ながら 270mピークへ引き返えすと 10mくらい手前に 赤い「境界見出票」のプレート
があり ここに北へ降りる踏み跡があります。 この荒れた昔道を降りると テープもあり 北西に降り
る尾根に乗ったかと思ったのですが 雑木で見晴らしは無く 尾根を外れてしまい・・・。 右に見えた
北尾根を 勘違いして 北の谷へ降りたようです。 地図に 砂防ダムがある方向です。



 この下りは ひどいシダヤブで 苦労して谷に降りて 気付き 左に見えた尾根に 戻ろうとしたのですが
この登りが またひどいシダヤブで・・・。 このシダヤブとの格闘中に 車のキーを落としたのではない
かと 思うのですが・・・。
 ヤブと格闘しているときは 写真を撮ることが出来ないので ヤブの証拠写真は ありません。景色を
見る余裕のあるときしか 写真は撮れません。 写真だけ見ると 素晴らしい展望尾根を歩いたと思わ
れるかも知れませんが・・・。 シダヤブから解放され 雑木ヤブ尾根に戻ると 右に尾根が見え ルート
を間違えたことに 改めて 気付きました。 尾根に上がると 後方で 270mと269mのピークが 笑って
いました。



 雑木のヤブを掻き分けて 13:57? 200mのピークに登ると この辺りからも いい展望です。
次の200mピークを 14:02 通り 14:11 三角点に到達しました。 ここは 少し開けたスペー
スで 三角点は 松の小枝に覆われていたので 松の小枝を切り取って 撮りました。
 ここからは 尾根先端の140mピークへ 下るだけだと 思ったのですが ここからも 道?があるよ
うな 道の無い 全くのヤブ尾根のような・・。 昔 あった道は 簡単には なくならないと 思うのです
が・・・。 ところどころに まだ新しい黄テープがあったので 歩く人は いるのでしょう。


 ヤブと格闘しながら 景色を撮りながら 三角点から 45分かけて 西尾根先端の140mピーク
に辿り着きました。 ここは 狭いスペースにポツンと岩があるだけで 西に降りる道は あります。
記憶は 定かでは ありませんが 南の展望があった? 下に 県道65号線が見え 停めた車も確
認でき その奥に 桶居山が尖っています。 南に いい道があるので これを降ります。 雑木林の細
いが はっきりとした道を 転がるように 走って降りました。



 雑木林を抜けると 岩斜面です。 風化した花崗岩ではなく 表面は でこぼこで 急斜面ですが 滑る
心配はありません。 慎重に降りていると 右寄りに進み 確認すると ルートは 左寄りです。 左下に
神社の屋根が見えます。 30mほど岩斜面を下りて 下の舗装路に降りました。 すぐ左が 白山神社
の鳥居でした。 神社に寄って 無事 下山できた お礼を言いましたが このとき 初めてキーを失くした
ことに気づき・・・。 ヤブと格闘の連続だったので 捜しに行っても見つけることはできないでしょう。
 失意のまま 破線の道を下りました。 どうしよう・・・。



 集落を抜けると ちょうど 車を停めた横にでました。 15:12 車に戻りました。
今日の行程は 9:12 スタート 15:12 着で ちょうど 6時間でした。
 キーがないので 車に入れません。 携帯電話は 不携帯。 近くに店もなければ 公衆電話も
ありません。 話が長くなるので ここから 2時間半 タイムスリップ。 結論は 「カギの110番」
に来てもらい 合鍵を作ってもらったのです。 8100円也。 しかし 不幸中の幸い だったのは
財布に ジャスト 8200円あったのです。 残り100円で 帰りの道路料金を 払うことができます。
”バイクショップ大川”のお姉さん! 本当に ありがとうございました。



 17:39 鍵屋さんに お礼を言って 帰路につきます。 もうすっかり暗くなっています。 花田IC
料金所から 播但連絡道に入るとき 間違えて 北行き車線に入り 慌ててバック・・。 姫路バイバ
スも混んでいましたが なんとか 無事 18:20 帰ってきました。
本日の走行距離は 往路 27.0km 復路 25.7kmで 計 52.7kmでした。 高山西尾根は
いい展望尾根でしたァ ・・・。 ヤブとの格闘も いい運動になりましたァ ・・・。 もう一度 リベンジ
に 行くべきか・・・。 キーを 探しても もう役には 立たないが・・・。
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深山 みやま 790.5m

2010-01-23 18:00:28 | 山歩き
 1月23日(土)  天気:晴れ後曇り   地図:福住・埴生

 きょうは 久し振りに 丹波篠山の山へ行きました。 12月に 姫路の”ゆめさきの森公園” へ行ったとき
まだ ”ささやまの森公園” に行っていないなあ と思いながら 歩いたのですが この前のやまあそさん
の”和田寺山”を見ると 篠山にも雪はないようなので 出かけることに。 丹波の山へ行くときは 「丹波や
まだより」のたぬきさんのページを見なくては・・。 たぬきさんは ささやまの森公園を 3、4度 歩かれて
います。 たぬきさんのページを参考に 西尾根の鉄塔から 深山へ。 東尾根を降りて 満燈山へ。 鉄
塔70経由で降りるつもりでしたが 例によって ルートを外れ・・・。 深山・山頂は黒い雲に覆われ 寒か
ったのですが きょうも いい山歩きができた ということにして・・・。

 7:17 出発。姫路バイパスを走りましたが 土曜日は 結構 車が多い。 7:56 福崎ICから中国道
に入り(播但連絡道 400円) 8:09 滝野社ICを降りる。 中国道は 21.2km 350円也。
 国道372号線に廻り 通称デカンショ街道を ひた走ります。 この道を走るのも久し振り。 和田寺山、
白髪岳、多紀アルプスなどを見ながら東へ走り 9:42 小野新の交差点の先で 国道を離れ 集落の細
い道に入り 少し先で 右折すると ささやまの森公園に着きます。 奥の駐車場に 9:52 駐車。
滝野社ICまで 58.9km 滝野社から 48.3kmで 家から 107.2km。
 事務所で 地図を貰って 説明を聞き 9:58 スタート。 登山届は 出さなくても いいのかな?



 下の図が 本日歩いたルートです。 事務所をスタートして 水辺の広場を南へ進み 林の中で 右の巡視
路へ折れ 西尾根に上がります。 鉄塔73から尾根を南に進み 683mピークは左に巻いて 庫阪峠に
降りて 三府県境界の舩谷山730mに登り 深山参道を歩いて 深山山頂へ。 舩谷山へ戻り 東尾根を
北へ進み 522mの蛇岩を経由して さらに北の満燈山566mへ登り 鉄塔70へ降りて 公園事務所に
降りるルートです。 鉄塔70の下で 杉木立の道へ降りる予定でしたが 直進して アカマツ林の散策路
に降りて・・・。 ささやまの森公園には 杣の散策路、黄葉の散策路、木の実の散策路、さえずりの散策
路など いろいろな遊歩道があります。


 雪の残るコンクリート舗装の遊歩道を 真直ぐ南へ進みます。 舗装は公園内を整備する車両のため?
水辺の広場を過ぎると 薄暗い林に入り 少し緩やかに歩いた先に 火の用心の巡視路表示、道標が
あり 右の細い道に入ります。 いい道は 丸太の急な階段になり 右に登ります。 長い階段が終わっ
たかと思うと また階段があり・・。 10:09 木の実の散策路分岐を過ぎ 階段をジグザグに登り 尾
根が近くなり 開けた明るい雑木林になります。 尾根近くで道が怪しくなりますが 10:32 何とか 西
の境界尾根・分岐に登りました。 ここは 巡視路・分岐で 左の73の方へ進みます。



 少し下り 松の落葉を登り 10:38 鉄塔73に出ました。 ここから 北の多紀アルプス方向が見え
右が切れ落ちる山の形から 三嶽かと思いましたが 八ヶ尾山の間違いのようです。 鉄塔の下を潜
り 先へ進みます。 小ピークを越えると 巡視路分岐がありますが 右は鉄塔74へ降りる? ここか
ら 683m標高点ピークへの急な登りになります。 道は はっきりしていて いい雰囲気の雑木尾根
ですが 陽が陰り 少し暗くなってきました。 写真も 暗くなります。



 たぬきさんのページを見て 683mピークへは登らず ピーク手前から ショートカットする道があること
が分かっていたので 急登は遠慮して 適当に左へ進みました。 足幅程度の細い道?でしたが 滑ら
ないよう慎重に歩を運び 尾根に合流して 先へ進みます。 ここもいい雰囲気の尾根道です。
 この先 峠に降りる手前のピークで 左へ曲がる箇所は南へ降りないよう要注意と たぬきさんのペー
ジにあったので 慎重に歩いたのですが 広い尾根で どちらへも降りられるところは ありましたが 階
段があり これを降りて 11:29 庫阪峠に降りました。 ここに道標があり 峠であることが 確認でき
ます。 ここは十字路です。 ここから また 階段のやや急な長い登りです。


 10分ほどかけて ゆっくり登り 11:33 三府県境界尾根にでましたが ここは なだらかな広い
尾根で 何所も道に見えます。 このため 何ヶ所か道標があります。 右へ少し進んだところに 舩
谷山730mの標識がありました。 地図の730m等高線の東寄りの位置です。 この辺りは なだ
らかで 薄く雪もあり どこも道に見えます。 帰りのために ストックで 地面に黒い線を描きながら進
みましたが 帰りには これが役に立ちました。 尖った山頂が右に見えるのに 左へ進みますし・・。 



 林を抜け 開けたササ原に出ると 前に山頂が見え 11:57 深山に登頂。 9:58 スタート
しましたから 丁度 2時間かかりました。 前回来たときは 深山宮の周りに囲いがあって 中
に入れないように なっていましたが 囲いはありません。 南の広場に回ると 枚方から来た単
独男性が 佇んでいました。 この人と しばらく 立ち話・・・。



 私の持っている平成11年発行の地図には 791m標高点があるだけで 三角点表示はありません
が 最近 三角点が設置されたらしいが・・。 探し回ると 鳥居の中の 敷き詰められた玉砂利に 埋ま
っていました。 三等三角点:天王 発見!
 空は 黒い雲に覆われていますが 360度見晴らしは あります。 北東方向には 鉄塔が並んでいま
すが 目立つ山はありません? 東の近くに見える なだらかな山塊は 京都の愛宕山でしょうか?
枚方の人は 愛宕山の横の雪を被った山は 比良山系の山だと言っていました。 私も 武奈ヶ岳に登
りたいと思っていましたが リフトが廃止されたので 日帰りでは 困難?になりました。



 南に赤く見える海は 大阪湾? 鉄塔の右奥の山は 三草山? その右奥にかすむのは 六甲山系?
写真は かすんでしまいました。 たぬきさんは 南西の羽束山が見えるとありましたが・・。 大船
山と思しき山は撮ったのですが 露出に失敗、白けてしまい・・。 大野山も撮ったつもりだったのです
が 写真はありません。 撮ったときは 北西方向かと思った弥十郎ヶ嶽は 西方向でした。 弥十郎ヶ
嶽715mは 手前に723m標高点の尾根があるので ここから 山頂は見えない?



 北西方向には 多紀アルプスの三嶽と 北の八ヶ尾山が特徴的な姿を見せています。 デコボコ
な尾根が並んでいますが 多紀アルプスとは 何所から何所までを言うのでしょう? 三嶽方向の
直ぐ 手前の茶色いなだらかな尾根が さっき通った三府県境界の舩谷山のようですが なだらか
で 山には見えません。
 12:21 下山。 山頂に25分ほど居ましたが じっとしていると 手がかじかみ 寒いっ!



 登ってきた北へ降りようとすると ササ原の斜面に道が何本かあり 間違えそうになり 雪に残る私
の足跡を探しながら降りました。 750mの広い尾根に降りると 何所も道に見えて・・。 付けた黒い
筋を探し これを辿ります。 ストック跡が役に立ちました。 12:34 舩谷山に戻り 道標を見ながら
東尾根に降ります。 この尾根道は ささやまの森公園のルートになっているのか 道標が何ヶ所か
あります。 小さいアップダウンはあるも ここからは 下り基調なので 楽に歩けます。



 丸太の階段を降りて 700mの小ピークを越えて 岩の横を歩き どんどん下ります。 胎内こぐりは
パスして 次の流れ尾もパスし 細かいことは覚えていませんが 13:12 「蛇岩」の道標に出て 左
に進むと岩の上に出て 蛇岩展望台。 ここから西が見晴らせます。 下に鉄塔72が見え 歩いた西
尾根の右奥に弥十郎ヶ嶽の稜線が望めます。 西尾根の683mピークは 大きな山です。 たぬきさ
んは 蛇岩の標識を入れた写真を撮っていますが どこから撮ったのですか?
 ここから 雑木林の散策路に 降りることもできるのですが さらに尾根を歩いて 満燈山へ行くつもりな
ので 道標まで引き返したのですが 道がありません。 谷へ降りて登り返し 尾根に出ると 前に尖っ
た満燈山があり ここから急な登りです。



 急登を ゆっくり登り 岩を越えると なだらかな満燈山(ばんとうさん)の山頂。 ここには 「境」と彫
られた石杭と 山名表示板がありますが 雑木林で 見晴らしはありません。 『兵庫丹波の山(下)』(
ナカニシヤ出版)によると 標高は 567.8mで 地元の老人は 「タキ谷」と呼ぶらしい。
 真直ぐ降りると 急な下りには 黒いプラ階段があり これは巡視路で 直ぐに鉄塔70に降りました。
ここは 北側180度が 見渡せ 西の弥十郎ヶ嶽、多紀アルプス、北東の鉄塔69が見えます。 鉄塔
の下を真直ぐ降ります。 この下にあった道標が 曲者です。 ”杉木立の道”はいいのですが 矢印が
”右”向きになっているのです。 これは ”左”でしょう?
 腹が立ったので 事務所に戻ったら 怒鳴り込もう と思ったのですが・・・。



 右に 細い道は ありましたが・・。 しばらく悩んだすえ 右へ降りて この北西尾根を延々と歩いて
462m標高点を過ぎて・・・。 また この尾根は 倒木はあるものの なだらかな下りで 楽に歩ける
し・・。 14:22 やっと ”アカマツ林の散策路”の遊歩道に降りましたが ここから 公園事務所ま
で 遠いこと・・。 14:43 公園事務所に戻り 下山の報告をしました。 もう 怒鳴る元気はありま
せん。  本日の行程は 9:58~14:43で 4時間45分でした。



 車に戻り 弁当を食べ 14:58 帰路に着きます。 来た道をそのまま戻ります。 デカンショ街道を
走りながら 三嶽を見 白髪岳・トンガリ山を見 数曽寺の岩山を 見ながら帰り 16:02 滝野社ICか
ら中国道に入り 16:16 福崎ICから播但連絡道に入り 姫路バイパスへ。 ところが 姫路南辺りか
ら渋滞・・。 交通事故でもあったのでしょうか? 3kmほどの渋滞を抜けても なにもありませんでした
が・・。 17:14 帰着。 家が近くなると 夜の帳が降り始め いい夕焼けでした。 明日は晴れ?
本日の走行距離は 往路107.2km 復路106.7kmで 計213.9kmでした。
 近いうちに やまあそさんが行かれた 和田寺山に行きたいが・・・。


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木谷山 きたにやま 415.0m

2010-01-16 17:22:40 | 山歩き
 1月16日(土) 天気:晴れ後曇り 時々雪ちらつく   地図:西脇・中村町

 きょうは 西脇市と多可町の境界尾根にある 木谷山へ行きました。 やまあそさんと「西脇市から
の山」の うろさんの記録を参考に 二人のレポを足して 3で割ったルートを歩きました。
 であいの里(合山町)の遊歩道は 良かったのですが それ以外のルートは 鉄塔巡視路を除き ほ
ぼ全域 雑木ヤブ・シダヤブで 思ったより ひどいヤブ山でした。
 尾根を歩いていると 雪がちらついてきましたが もっと どっさりと降ってくれれば やまあそさんたち
のように 私も カキ氷(雪)が できたかも 知れませんが・・・。

 7:53 出発。 車に乗ろうとすると 窓に霜が付いていて 前が見えません。 霜を落として・・・。 8:
31 播但連絡道・料金所を通過(400円)。 中国道に入り 8:39 加西ICを降りる。 中国道は 11.
3km、200円。 右折して 県道24号線を走り 明楽寺で右折して 集落を抜け 水尾橋で県道34号
線に入り 合山で左折して北へ。 馬事公園の前を右に 細い進むと 左に ”←であいの里” の道標
があり 左折して 100mほど進むと 木谷山キャンプ場。 何所に停めよう? 水道施設の横の空地
に停めました。 9:03 駐車。 加西ICから 13.2km 家から62.3km。  トイレを済ませ 9:10
スタート。 とりあえず 橋を渡り 西木谷池の土手に上がってみました。 池には 薄氷が張っていました。   



 下の図が 本日の概略コースです。 キャンプ場から 池の下、東屋を廻り 山へ取り付き 馬事公苑
の見える丘に上がり 西の境界尾根の320m+Pから 尾根を歩いて 423m、370m標高点ピーク
から 木谷山へ登り 下山は 鉄塔28、27 巡視路を通って 尾根を南へ下る 時計回りのコースです。
※370m標高点ピークから北の鞍部に降りて 380mピークへ登るところは ピークを右に巻いて
迂回し ピークの北で尾根に戻りました。



 池の下に 駐車場がありました。 左へ進むと 東屋があり 東屋の前を 右に回り 細い道を 右に取り 山
へ向かいます。 直ぐに丸太の階段が現われ これを上がるだけで 汗が出てきました。 いい雰囲気の
雑木林の遊歩道を進むと 9:20 フェンスに出ました。 扉の上中下三個の留め金を 開けると 中側に黄
色いネットがあり このネット潜る際 リュックに引っかかり 煩わしい。 これを過ぎると なだらかな 快適
な道で 北の山を見ながら どんどん歩きます。 残った薄雪を踏むのも 気持が良い。 



 分岐を過ぎると 道の脇にシダが現われ 馬事公苑が見える丘は 表示がないので分かりません
が 小ピークのような尾根に上がると 低いシダのヤブになり 道が分かり難くなります。 この辺りか
ら 下に馬事公園が 木を透かして ちらちら見えますが・・。 南に見える特徴のある形の山は 角尾
山でしょう。 踏み跡を探しながら シダヤブを歩き 320m+ピークへ向かいます。



 登りにかかると さらに踏み跡は怪しくなり シダに隠れて岩も露出します。 後方の景色を見な
がら ゆっくり登ります。 東に山並みが見えますが 西光寺山? 320mピークの手前から 下に
馬事公園のトラックがよく見えます。 左下には 車を置いた西木谷池も見え 西には 原山497m
が大きく見えますが 黒い雲がかかり 雪が降っているようです。  



 10:02 西尾根の南の先端 320m+ピークに登りましたが ここは シダと雑木のヤブです。
ここから シダヤブとの格闘が始まります。 細い尾根なので 道を探すほどのヤブではなく 歩ける
所を歩きます。 道はあるような ないような・・。 突然 いい道が現われたりして・・。 雑木林で
見晴らしは 殆ど ありませんが 所々で 景色が見え 西の下の池も見えました。 中野間の集落
が見えると 集落は 雪に煙っていて こちら側にも 雪がちらつき始めました。 



 いい雰囲気の雑木ヤブを登って 10:32 390m+ピークに登りました。 GPSを持たない私には
なだらかな尾根で 390mピークの確信はないのですが 間違いないでしょう。 下の写真の右の木
に黄テープがあり うろさんは ここから東の尾根に降りた? この先で 尾根に上がった所が ピークか
と思いましたが シダヤブを越えた先が 423m標高点ピークでした。 ここも なだらかな尾根で ピー
ク感はなく 小さい岩があるだけです。 10:43 通過。 下りにかかると 北のサーキットからエンジ
ン音が聞こえてきます。  



 ここからの登り下りも シダに隠れた切株に足を取られながら 張り出した木の枝に顔を引っかかれ
ながら 進みます。 11:03 やや急な登りを経て シダヤブの370m標高点ピークに登りました。
 370m標高点ピークから北へ進むと 目の前に深い谷が見え その向うに380mの尾根がそびえ
ています。 尾根を歩いていると 右に 下山予定の東の尾根が見え 鉄塔が2基見えますが 28と 
27 でしょうか?



 鞍部に降りて 380mピークへの登りにかかると いい道が現われて ピークへは登らず 右に廻り
ます。 しかし 大きな葉のシダが 細い道を覆い 歩きにくい。 左の山側は シダの密林です。 ピー
クを廻ったところで 左の斜面を上がり 尾根に戻りました。 なだらかな380mの広い尾根を 歩いて
いて変な気持になりました。 うろさんは 送電線鉄塔の位置が 変わったことが分からず 戸惑われた
ようですが 私は 境界尾根に鉄塔がある と勘違いをしていました。 おかしいなァ 送電線の下を通
過したのに 鉄塔へ行かないが・・・。
 歩ける所を歩いていると 突然 「29・28」の表示のある いい道に出て・・。 一瞬 えっっ・・・。
しばらくして 我に帰り 巡視路を 29の方へ。 山頂を巻いた所で 右にテープがあり ここから山頂
へ登りました。 11:47 木谷山に登頂。 雑木に囲まれた狭い平坦地に 三等三角点があるだけで
何もありません。 来る人も少ないからか 三角点もきれいでした。  



 すぐ下山。 降りるとき 木々の間から鉄塔が2基見えます。 鉄塔29と30でしょうか? 鉄塔
29の方は 真っ白です。 巡視路表示板のある所へ戻り 鉄塔28へ向かいます。 いい道を歩
くと 直ぐに 鉄塔28へ出ました。 ここは 西から北にかけて見晴らせます。 北西方向に送電線
が延び その先に鉄塔が見えます。 鉄塔の下を潜り 巡視路を南へ向かいます。 少し先で 前
方に鉄塔27が見え 鉄塔の右、左の景色は やや逆光にかすんでいます。  



 右手には 歩いてきた前半戦の尾根が見え 423m峰の右奥に 原山も確認できます。 歩きやすい
巡視路をなだらかに進み 12:11 鉄塔27に出ました。 ここは 407m標高点ピークではなく 少し
下った斜面で 東から南にかけて見晴らせます。 東の西脇市街の向うの白い塔は 日本へそ公園?



 へそ公園の奥の山が 西光寺山? その右の段ヶ峰のような平らな稜線は? 鉄塔の右手 南に
は 目を凝らすと 一等三角点の雄岡山・雌岡山が確認できます。 さらに右には 瀬戸内海が赤く
光っています。 北東方向には 白山・妙見山も見えているでしょうが 同定できません。 北から黒
い雪雲が流れてきました。 鉄塔の下を潜り 南へ巡視路を下ります。
 しばらく巡視路を歩くと 巡視路は 鉄塔26に向かって 左へ下っていきます。 ここで 巡視路を
離れ 正面の340m峰に登りますが ここからは はっきりとした道は ありません。 340m峰への
急な登りから 後方が望め 先ほどの鉄塔27の407m峰の稜線がくっきり。 空も青くなりました。



 12:28 シダヤブの340m+ピ-クへ登り 12:42 360m+ピークに登りましたが 360m
ピークへの登りからも 後方の歩いた北の稜線が望めました。 360mピークから下りにかかる
と 今度は 南が望め 雄大な展望です。 急な下りを降りていると 岩が現われ 右には 岩の
絶壁があります。 なだらかな道になると 尾根には 1mほどの低い松の木が茂り 間を縫うよ
うにして進みます。 13:01 320m+ピークに登りましたが ここもシダヤブです。 ここから
後方を見ると 360m峰が槍のように尖っていて 岩壁も見えます。



 320mピークからは 登りはなく 下るだけですが 道はないので 尾根を外れないよう 雑木の疎らな 歩き
やすいところを下りました。 シダヤブを歩き 尾根の先端あたりで 前方に雑木の隙間から出会町の集落が見
えるところで 右の急斜面を降りようかとも思いましたが 左寄りの方が 雑木が疎らで 歩きやすそうだったの
で 左寄りに降りました。 右に降りると キャンプ場の展望広場に降りることができた? うまくいけば 直接 車
に降りられた? やや 急な杉林を滑り降りると 下に道路が見えて 13:39 舗装路に降り立ちました。
 何所に降りたのか? とりあえず 右に歩きます。 100mほど歩くと 朝 左折した ”であいの里” の標識の
ある道でした。 13:45 車に戻りました。



 車で弁当を食べ 14:07 帰路につきます。 来た道を そのまま帰ります。 県道34、24号線を走り
14:27 加西ICから 中国道に入り 福崎ICから 播但連絡道に廻り 姫路バイパスを走り 15:21
家に帰ってきました。
本日の走行距離は 往路 62.3km 復路 60.9kmで 計 123.2kmでした。
 木谷山は 思ったより ヤブ山でしたが 所々で展望もよく 満足できる山歩きができました。

  

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真鍋島 まなべしま 120.74m

2010-01-10 20:47:40 | 山歩き
 1月10日(日)  天気:曇り・温かい   地図:真鍋島

 きょうは 女優の故・夏目雅子の面影を求めて 真鍋島へ行きました。 そうです 真鍋島は 「瀬戸
内少年野球団」のロケ地として知られる島で この映画は 夏目雅子の遺作となりました。 そんなこと
は どうでもいいのですが ここ真鍋島には 岡山県には13(15?)しかない 一等三角点があるの
で 一等三角点ハンターの私には 冬場の日溜まりハイクの山としては 最適とも言える山です。
 が きょうは 予想外に天気が悪く 時たま 薄日が射す程度の雲の厚い一日でした。 高速千均の山
陽道で笠岡まで行き 笠岡港から高速船で 島へ渡りました。 きょうも 桟橋から歩き始めたたところ
で 突然 地元の男の人が現われて ガイドを務めてくれましたが・・・。
 きょうも 楽しい山歩きができました。

 笠岡港からの船の便が少ないので 9:10の船に乗らなくては・・。 次は10:50まで 船はありま
せん。 1時間半かかるとして 早めに 6:52 出発。 きょうのアプローチは簡単です。 7:13 龍野
西ICから山陽道に入り 8:15 笠岡ICを降りました。 高速道は 111.4km、1000円。 県
道34号線を真直ぐ南下すると 国道2号線に入ります。 笠岡駅前で右折すると 笠岡港に出ます。
 駐車場は 満車で 海岸の路肩に車を停めました。 8:29 駐車。 ここまで 128.7km 1時間
37分かかりました。

 券売機で真鍋島まで買うと 1710円。 しばらく待合室で待って 少し遅れてきた船に乗り込みま
した。 2、3分遅れで出港。 家族連れ、夫婦が 13人乗り込みましたが 単独は 私だけ・・。 船
に独りで乗ると なんとなく心細く 無事帰れるか 不安な気持になります・・。 家島・西島へ行った
ときのことが トラウマになっているのでしょう。 
 船は 白石島と北木島へ寄って 少し遅れて10:00頃 真鍋島に到着。 待合所でパンフレット
を貰ってスタート。 少し先で 路地に入ると 男の人が しばらく歩いていないので 久し振りに 行
ってみるとのことで 一緒に歩くことになりました。

 下の図が 本日の概略ルートです。 船着場から北西端の天神鼻へ行き 南へ登り ふれあいパ
ークから 一等三角点の阿弥陀山へ。 山の上を東へ進み 途中 南の海岸へ降りて福原浜(海水
浴場)を歩いて 三虎(旅館?)から 尾根に上がり 真鍋城址から東のピーク・城山(展望台)へ。
西へ降りて 五輪石塔群を見て 北の岩坪港に降りて 西の八幡神社へ。 海岸を歩いて 桟橋へ戻り
集落内を歩いて 真鍋中学、円福寺を巡りました。 

 海岸に沿って 遊歩道を北へ歩き 左に上がると 天神社でした。 男の人と話しながら歩いたので
途中の写真がありません。 天神社から北へ下ると 東屋がある天神鼻展望台。 木が茂り 展望の
邪魔をしていますが 左に北木島、 正面前方に陸地の御嶽山が望めます。 右には 真鍋島東部
の城山があり その左には 香川県の島が見えます。 香川県が北へ入り組んでいるのです。
 引き返し 擬木階段を南へ登ります。 男の人は運動不足なのか 直ぐに息があがり ハアハア
言っています。

 ふれあいパークのアスレチック運動広場を過ぎ 花の広場まで登ると 後方に展望が広がります。
ふれあい広場を過ぎ 左に景色を見ながら進み 小高いピークに出ました。 ここには大きなクロ
マツの木があり 一等三角点の山かと思いましたが ここは 等高線110mピークのようです。 

 少し登った次のピークが 一等三角点の山でした。 説明板があり 山の名は 阿弥陀山。 地元
では 山の神と呼ばれているようで 昔から農神「山の神」が祀られていて 龍王様も祀られており
円福寺の主催で 雨乞いの行事も行われていたそうです。 岩の後には 千手観音石仏もありました。
 遊歩道に沿って 四国88ヶ所、西国33ヵ所石仏郡が祭られており・・・とありますが 案内図
はありません。 一等三角点:真鍋島は 直ぐ分かる所にあり これで 本日の目的は 達成できました。 

 ところが ガイド役の男の人が 真直ぐ東へ降りて 少し先で道がなくなり 雑木のヤブに突入。
男の人は 道がある筈やと ヤブを掻き分け進みます。 ヤブは深くなり イバラのトゲも出てきて・・。
引き返すこともできず 100mほど ヤブを進み やっと はっきりとした道に出て やれやれ。
 ここで 男の人は 左の集落方向へ下り 私は解放されて 道標通り 山道を城山城跡へ向かいます。

 尾根を歩いていると 畑仕事をしている人がいて 海へ降りる道はないか尋ね 分岐を教えても
らい 細い急な道を東の海岸へ降りました。 落ち葉の山道を歩くのもいいが 波の音を聞きなが
ら 砂浜を歩くのも気持が良い。 石仏のある岩場を回りましたが ここも 88ヶ所めぐりのルート?
きょうは 潮が引いていたから 通れたが・・。
 海岸から 南は ややかすんでいますが 目の前に 香川県側の佐柳島があります。 写真は 割愛。

 岩場を廻り 岩の上を進むと 三虎(旅館?)のある海水浴場の砂浜が見え 城山のピークも望める気持
のいい景色が広がります。 砂浜を歩いて 三虎の建物の間を抜け 尾根に上がりました。 ここに ヤシ
の木があったのに・・。 尾根に出て 畑の間を歩き 山道を登ると 大きな岩に出ます。 岩を迂回
して 右に回り込むと 城跡の先に出てしまい 引き返して 真鍋城址に登りました。 岩が点在するだけ
です。 真鍋島は 平安~戦国時代 海の豪族・真鍋氏の領有で 全島が真鍋水軍の本拠でした。 こ
の標高88mの城山(じょうやま)に 中世水軍の城が築かれ 今も遺構が残っているそうですが・・・。 

 城跡の下のNHK真鍋島テレビ中継放送所の横を通り なだらかに下り 畑の横から登りにかかると
分岐があり ←6番・11番↑とあり 真直ぐ11番の方へ進みましたが この道は 城山の山腹を巻いて
大きく南へ廻り 南から城山へ真直ぐ登る急な道でした。 12:09 城山に登頂。 丸い岩が点在す
る平坦地で 小さい祠とお稲荷さんがあり 東屋もあります。 展望もまずまずで 北は眼下に真鍋大島
が見え 西には 真鍋島の西側が見え 阿弥陀山も確認できます。
 四方の景色を見て 反対側の北へ降りました。 三角点:岩坪は 何所にあったのでしょう?


 北側へ降りる擬木の階段は 急で不規則な配置で 歩き難い。 何所へ降りるのか分かりません
が 道なりに降りると さっきの分岐に出ました。 少し下の分岐で 右に降りて 五輪石塔群に
向かいます。 道標で 左に曲がると 荒神社。 下に岩坪墓地があり 五輪塔を探しましたが 五
輪塔は 分かり難い所 墓地のほぼ中央にありました。


 五輪塔群は 真鍋一族代々の墓と伝えられていますが 今は 5、60基の五輪塔が 狭い場所に
雑然と置かれています。 真鍋氏は 平安時代末期頃から この島に住み 付近の海上権を把握し
ていたそうで 源平盛衰記にも 平家方として参戦した記録があるそうです。
 五輪塔を後にし 集落の細い道を抜けると 岩坪港に出ます。 左に進むと 鳥居があり 八
幡宮とあったので 長い階段を上がると 八幡神社に出ました。

 八幡神社は 真鍋島の鎮守として 元禄時代に創建され 応神天皇・神功皇后が祭神。 5月上旬
に行われる祭礼では 走り神輿が有名で 3体の神輿が島の路地や海岸を走り抜ける勇壮な祭りだそ
うです。 このときは 島を出た若者も帰ってくるのでしょう。 市の重要無形民族文化財。
 神社にお参りして 階段を西へ降りましたが この神社には 鳥居や狛犬が幾つもありましたが 何
か訳でもあるのでしょうか? 海岸沿いに歩いて 桟橋へ戻りましたが 昼食をするところがありま
せん。 漁師料理・漁火(りょうか)は 予約客のみ・・。 桟橋の近くの「一久」で お昼を食べ
ることができました。 狭い店で 小さいテーブルに椅子が四つ。 鍋焼きうどん 600円也。 こ
の店は 地元の人の溜まり場になっているようで 客?が 勝手にビールを出して 座敷に上がり 飲み
始めます。

 なんとか 昼食を済ませましたが 15:05の船まで まだ 2時間近くあります。 そうそう
「瀬戸内少年野球団」のロケ地 真鍋中学に行かなくては・・。 集落の路地を上がると 学校の
裏へ出て 裏から校庭に入りました。 小学校の校舎の横の「真鍋小学校百周年記念」碑に 歌があ
り  ”まわりを海にかこまれて みどりのさざ波さやさやと 今日も一日 はじまった・・・” 
 校庭は 幅30mもない狭い広場です。 よく野球の撮影ができたなと 感心します。 校庭の遊具
で 真鍋島では 数少ない中学生が 三人も遊んでいました。

 校門を出て 左へ進み 階段を上がると 明鏡山円福寺。 立派なお寺ですが 平成16年に 総工費
1億円をかけて 修復されたそうです。 円福寺は 795年 弘法大師により 開創された真言宗の古
刹です。 奥にあった2基の宝篋印塔には 宝暦・・と刻んでありました。 パンフレットにある真鍋
邸・ホルトの樹を探しましたが 見当たりません。 桟橋に戻りましたが まだ1時間以上あります。
 待合所の2階の資料館へ上がってみましたが 狭い物置に ガラクタが埃を被って置いてある感じ
で 見るべきものは ありませんでした。 待合室に座って 時間をつぶしました・・・。

 船は 少し遅れて 15:08 出港。 帰りも 北木島、白石島に寄って 16:00頃 笠岡港に帰って
きました。 車に戻り 16:07 帰路につきます。 16:10 笠岡ICから 山陽道に入り 17:19
龍野西ICを降りましたが もう すっかり暗くなっていました。 17:43 帰着。
 本日の走行距離は 往路 128.7km 復路 129.1kmで 計 257.8kmでした。
 これで 岡山県の一等三角点は 9座踏破し 残るは 4座(6座)です。
&
 今回の真鍋島は 十分 事前調査をして 行ったつもりだったのですが 撮った写真を見ると 三つ
失敗がありました。 一つは 独特の風景を残す街並、漁村として栄え 当時の漁村特有の家並みが
軒を連ねる集落の景色  二つ目は 瀬戸内海では 珍しい 自生しているヤシの木、振り返ると 海を
バックに”見返りのヤシ”の写真 三つ目は 東の城山にある四等三角点:岩坪を確認しなかったこと です。

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三倉岳 みくらだけ 701.8m

2010-01-05 20:07:23 | 山歩き
 平成22年 1月 3日(日) 天気:晴れ   地図:玖波(広島県大竹市)

 きょうは 広島県の三倉岳に登ってきました。 以前から 実家に帰ったとき いつか 登ろうと思っ
ていました。 年末から 毎日 空を見て過ごしていましたが やっと いい天気に恵まれました。 運
が良かったのは 駐車場に車を停めたとき 横の車のご夫婦が 丁度 スタートするところで 同行さ
せて頂きました。 このご夫婦は 何度も登ったことがあるそうで 助かりました。 と言うのも この山
は 非常に難しい山で 私一人では 無事 登ることができたかどうか? 残念だったのは 正月 三が
日は ビジターセンターが休みで 山バッチを買うことが できなかったことです。 以前 ぽくぽくさんに 
登ったときは 山バッチ(写真)を 約束していたのですが・・。

 三倉岳は 山と渓谷社の分県ガイド「広島県の山」40番で 紹介されている山ですが 本にもある
ように 空にそびえる三本の槍、県下屈指の名峰で 花崗岩の峻峰として知られる 鋭く尖った三つ
の峰の山容は 「三本槍」の異名で呼ばれ 朝日岳(上ノ岳)、中岳(中ノ岳)、夕陽岳(下ノ岳)の名
称で 親しまれているとか。 また パンフレットによれば グレータワーと呼ばれる岩場は 「黒嶽」と並
び ロッククライミングの格好のステージと なっているそうです。
 私も 今まで登った山の中では 一番スリルを 味わいましたが 一歩間違えば・・・。


 8:50 出発。 国道2号線を北へ進み 左折して 岩国道・大野ICの前から 県道289号線に乗
ります。 この道は この前 経小屋山に車で登ったとき 通った道です。 きょう 三が日 ゴミ収集車
は 走っていませんが 相変わらず ヘアピンカーブが連続する 細い登りで 走りにくい道です。
 おまけに 山の北へ廻ると 二日前の雪が残っていて スリップしそうです。 渡ノ瀬ダム湖の南を走り
何とか道も間違えず 栗谷町から北へ入ると 前方に 三倉岳の特徴のある姿が見えてきます。
 三倉岳県立自然公園に着きましたが 奥の休憩所への道は 車止めで 行けません。 10:04 下
の駐車場に車を停めました。 実家から 26km、1時間10分ほど かかりました。
 隣のプリウスのご夫婦が 準備中。 挨拶をして 一緒に登らせてもらうことにしました。 トイレを済ま
せ 10:10 スタート。 車止めを越え 道路少し登り 右の”Bコース登山道”の道標のあるところから
山へ向かいます。 奥さんが先に立って歩きます。 主人より奥さんの方が 本格的な山女のようです。
  


 下の図が 本日のコースです。 本の通り Bコースで 尾根の鞍部へ登り 右の朝日岳に。 鞍部
に降りて 左の中岳 さらに 夕陽岳に登り 西の九合目・鞍部へ降りて 三角点のある三倉岳に登
り 鞍部に戻り Aコースの谷を降りて 四合目の分岐から Bコースに戻ります。


 登山口から少し入った左の広場から三本槍の岩峰を見ることができます。 登山道はなだらかで 歩き
やすい道です。 雪の残る橋を渡り どんどん歩きます。 先頭の夫人は私の歩調に合わせ ゆっくり歩
いてくれます。 雑木林の谷間を登るので 見晴らしはありません。 歩きながら 色んな話をしました。
 なんと このご夫婦は 子どもの頃 私が住んでいた東白島の電車の終点に住んでいるそうです。 10:
37 五合目を通過、尾根まで0.5km。 直ぐ上に 「胴乱岩」の表示がありましたが 岩がありません。



 大きな岩を見ながら やや急な道を登ると ベンチのある展望所。 南側が見えますが 逆光
で あまりいい景色ではありません。 石の階段の急な登りになりますが 話しながら登ると苦
になりません。 10:53 七合目の道標を通過。 手前から 夕陽岳の岩斜面を望むことができ
ます。 左下の尖った一枚岩が パンフレットにあるグレータワーでしょうか?


 急な石段を登り 11:08 朝日岳と中岳の間の鞍部に着きました。 スタートから丁度1時間です。
ここで リュックを降ろし 右の朝日岳に登ります。 やや難しい登りですが 11:14 朝日岳に登頂。
 5mくらいの岩があり 雑木に囲まれています。 岩に上がれるそうですが パス。 岩の下から南
の景色を撮り 下山。 11:20 鞍部に降りて リュックを回収して 中岳に向かいますが・・・。 



 ここから中岳への登りは 非常に難しい道?でした。 急傾斜の大岩の隙間のようなところを 鎖を
掴んで登りますが 邪魔な木の根があり 足場がなく 濡れた木の根は よく滑るし。 先頭の奥さん
は スイスイ登っていきますが・・。 年に何回か アルプスにも登るそうで 槍ヶ岳の垂直な鉄ハシゴ
も苦にならないそうで 高所恐怖症も治ったそうです。 今年は 剱岳に登る予定だそうで 映画も見
たそうです。 鎖場の左上が 「天狗の踊り場」で 丸い平坦な大岩です。 雪が残っていて 踏み跡
は固まって滑りそう・・。 ご夫婦は 苦もなく 岩の先端へ行きましたが 私は 滑りそうで 腰が引け
ます。 こんな所で滑ったら シャレにならんわ。 この安物の靴は よく滑るし。



 天狗の踊り場・岩から 北西?方向が望め いい景色ですが あいにく分かる山は ありません。 
中岳山頂への登りも 恐かったです。 鎖場の下にリュックを降ろし 空身で登ります。 雪の残
る急な岩場を鎖を掴んで 一人づつ登ります。 足の置き場所が 悪いと 滑りそうだし。 下を見
ると足がすくむし・・。 臨場感のある写真を撮るのも難しいし・・・。
 11:40 なんとか 中岳の登頂。 ここは 風化した花崗岩の岩山です。 



 岩山だけに 見晴らしは良く 北から南にかけて180度以上見渡せます。 北は雄大な眺めです。
 西寄りには 雪を被った山が見えますが 山の名が・・。 奥さんが 山の名を教えてくれましたが 覚
えられません。 左下には 朝日岳の岩尾根が見え 右には 夕陽岳の岩斜面が見えます。



 夕陽岳の岩斜面の左奥に見えるのが 「黒嶽」でしょうか? パンフレットによると 黒嶽は 約120
mのほぼ垂直の黒い岩肌の岩壁で ロッククライミングの格好のステージとなっているそうです。
 中岳から 登った鎖場を恐る恐る降りて リュウクを身に付け 西へ降ります。 鞍部への下りも 鎖
のある急斜面です。 鞍部から夕陽岳への登りが また難ルートです。 木の根が剥き出した登りは
三徳山を思い出します。 鎖を掴んで岩と格闘して登りました。 ここで若い人が降りてきて 身軽に
下っていきました。 このルートを逆に歩くのは 大変です。
 鎖場をクリアーして 12:12 夕陽岳に登頂。 ここも 風化した花崗岩の丸い岩山です。   



 ご夫婦は リュックを降ろし 一段下の岩尾根の先端へ行き 写真を撮り合っていましたが 岩の先
端は 絶壁らしいので 私は遠慮しました。 ここも眺めは最高です。 本には 北に吉和冠山・・・・と
見える山が書いてありますが 同定不能。 夫婦は 戻ってきて 料理を始めました。 野菜うどんだそ
うです。 私は 冷たいコンビニ弁当なので 直ぐ食べられます。 食べながら 話が弾みました。
 13:07 下山。 山頂に1時間近くいました。 雪の残る鞍部に降りると 本にある9合目小屋は
完全に潰れています。 ご夫婦は 私のために 三角点のある山頂へ案内してくれました。 鞍部から
2、3分の登りで 山頂へ。 13:20 三倉岳に登頂。 二等三角点の上には 小さい雪だるまが乗
っていました。 ここは 雑木に囲まれ 見晴らしはありません。 写真を撮って 直ぐ下山。  



 9合目の鞍部に降りて 右のAコースへ降ります。 谷間の急な下りです。 雪の残る石段を滑ら
ないよう ストックを突きながら慎重に降ります。 ご夫婦も この急な道は 登りには使いたくないと
言っていました。 右の岩斜面を 水がチョロチョロ流れていたのが 里見滝だった?



 登山道の左に大きな岩があり これが見晴らし岩。 左下から回り込めば 岩の上に上がれ 見晴
らしが良いようですが 景色は十分見たので わざわざ寄り道し 危険は冒さなくてもいいかな。
 見晴らし岩をパスし 少し下り 14:00 4合目の分岐に。 ここには 休憩東屋があります。 見上
げると 三本槍の岩壁に陽が当たり 白く光っています。 ペアルックの夫婦?が 登って行きましたが
もう 2時過ぎなのに・・。 



 ここからは Aコースを外れ 山腹をトラバースして Bコースへ戻ります。 この道は 概ね 谷間の林の
緩やかな下りで 歩きやすい土道で どんどん歩けます。 谷へ降りて 橋を渡り あっという間に Bコース
に戻りました。 キャンプ場を抜け 14:15 登山口に戻りました。 舗装路を下っていると 後方の三本
槍に横から陽が当たり 岩影が黒くなり 不気味な感じに見えましたが 写真を撮り忘れ・・。 14:21
駐車場着。 スタート時には 我々の車2台だけでしたが 車は6台に増えていました。 皆さん 山へ登ら
れたのでしょうか? 本日の行程は 10:10 スタート、14:21 帰着で 4時間10分でした。



 ご夫婦にお礼を言って 14:32 帰路につきます。 母に連絡しようと思いましたが 携帯は通じませ
ん。 ご夫婦は 大竹市と岩国市の境の国道186号線を帰るそうですが 大分 遠回りなので 少し走り
にくい道ですが 来た道・県道289号線を そのまま戻ることにしました。 山道で対向車も少なく 道も
間違えることなく 帰ることができました。 15:22 帰着。 母には 途中から連絡しておきました。
 本日の走行距離は 往路 26km、復路 25.6kmで 計 51.6kmでした。
 今年も いい山歩きができそうです。  皆さん 今年もよろしく お願いします。
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