4月29日(水) 昭和の日 天気:快晴 地図:和気(南西部)・片上
きょうは 岡山・和気の熊山山塊にある大滝山へ行きました。 まだ この前の八ヶ尾山のレポート
が 未完なのですが きょうは 祝日なので サンデー登山の私としては 行かねばならぬぅ・・・。 この
前 サンデーは 外したのだった・・・。 いつだったか 「姫路山の会」の記録を見ていると 大滝山があ
り 冬場の日溜まりハイクにと 冷蔵庫に 保管してあったのですが 膝が痛くなり しばらく行かないう
ちに 腐りそうになったので 早く取り出さないと・・・。
3月末から 始まった高速道料金値下げ 値千均の恩恵にあやかろうと ETC乗用車で 高速道を
和気ICまで 走ったのですが もともと ¥1050円なので ほとんど役に立たず? でも 料金は 約半
分の550円でした。 近距離も安くなった?
帰路 15時過ぎに 和気ICに入り 赤穂辺りまで帰り 下り車線を見ると 凄い渋滞です。 翌日の
新聞によると 9:45ごろ 閑谷トンネルで 計20台の絡む 追突事故があったそうで 15時過ぎまで
渋滞するとは・・。 高速道 渋滞すると 高価道。
大滝山は 結果オーライで 予定したコースを ほぼ歩けましたが 一時は ここは どこ? 私は
誰?状態・・。 地図にない道があり 道標もないし 三角点も 考えられない所にあるし・・・。
まず 八ヶ尾山のレポを完成しないと 忘れそうなので・・。 大滝山の記憶がなくならなければ
いいのですが・・・。
7:58 出発。 きのう スーパーで 昼食を買っておいたので コンビニへは 寄らず 国道2号
線に出て 8:21 龍野西ICから 山陽道に入り 龍野から 37.6km走り 8:46 和気ICを
降りる。 山陽道は やや車が 多いような気もしましたが 問題なく走れました。
国道374号線を南へ向かい 新幹線の高架下で 右折して 細い道へ入り 伊部の街中を
ゆっくり進み 川に出て 橋の手前で 右折。 鬼ヶ城池に向かう林道に入ると 62歳の男の人が
リュックをしょって 歩いています。 道を確認しましたが この人は 近くの人で 健康のため きょう
初めて歩くのだそうで 道をご存じありません。
細い舗装路の林道鬼ヶ城線を 直ぐ進み 9:13 林道終点のスペースに 車を 停めました。
和気ICから 9.4km 家から .4km 1時間15分です。 ここに 案内図があり 登山口です。
今日の予定は 案内図の右下の”P”(駐車)から 反時計回りに 左上の大滝山に 登り 大滝山
からは 案内図にはない 南西方向の道に降りて 尺八山470m+から 福生寺をめぐるルートです。
9:23 スタート。 芝生のような草の生えた なだらかな歩きやすい道を真直ぐ進みます。
眩しい新緑の遊歩道には ミツバツツジは 終わっていますが 赤いヤマツツジが咲いています。
丸太の橋を渡り 左へ進むと 緩やかな登りになり 左上に 鉄塔46、左に 屏風岩のある222m
ピークが見えます。 少し登り 9:38 道標のある分岐。 とりあえず 左へ降りて 鉄塔46へ。
数分で 備前線46の鉄塔へ出ましたが 見晴らしは 良くない・・。 ついでに 南のピーク(屏風
岩の上?)へ登りましたが この登りは 誰も登らないので ヤブです。
狭い頂から 南下に 鬼ヶ城池が見え 見晴らしはいいが 逆光とモヤで 写真は ボケています。
9:55 分岐に戻り 先へ進みます。
ここからの登りは 小石の転がる 岩の露出する 歩きにくい道で ジグザグに登ります。 折り
返す所に 下で会った男の人が 額に汗して 立っていました。 鉄塔の方へ寄り道している間に
抜かれたようです。 ここから 先に行きましたが 急な階段を過ぎ 342m標高点ピークに登り
モチツツジを撮っていると また 追付いてきました。
このピークは 松並木のようで 昔の街道のような雰囲気があります。 昔の人は 熊山神社に
お参りするため この辺りの山を越えたそうです。 また 先に行きます。 ここから少し下って
だらだらと登り 10:30 東屋のある展望所に登りました。 ここは 広い平坦地で 南の岩の
上から 素晴らしい展望です。
ここまで登る途中からも 展望は 良かったのですが ここは 高い分よく見えます。 奥の片上湾は
モヤにかすんでいます。 広場の右に 道標があり 右の熊山方面に向かいます。 熊山が 左にあ
るのに 右に向かうので 何にか変な感じです。 なだらかな遊歩道を進むと 枝道があり 分岐は
右へ右へとります。 10:37 林道大滝線に出ます。 この林道は 車も通れる道で 轍の跡もあ
ります。 熊山は 左ですが 少し右へ歩いてみました。 地図では 実線の道(南の備前市と北の
熊山町の境界)は 直ぐ終わりますが 道(防火帯?)はずっと続いています。 道が下りなったの
で 引き返します。 時代劇の撮影も 出来そうな いい雰囲気の林道を歩きます。
この先 車止めを抜け 右に曲がると 新しく コンクリート舗装された林道は 下りに・・・。
右に 小ピークがあり テープがあります。 大滝山の三角点は? この密集した雑木林の中?
例の男の人が 追付いてきて 何を探しているの? 三角点を。 三角点? 男の人は 三角点
を知らないようです。 しかし この男の人は 目がいい。 林道脇の土手の上にある 赤く塗られ
た三角点を探してくれました。 11:05 四等三角点:大滝山発見!
地図をよく見れば 三角点が 実線の上にあるのが 分かる筈なのに・・・。 未熟者ッ!
コンクリート舗装された道に 黒いタヌキのきれいな足跡が 点々と 付いています。 お見事!
話しながら 二人で舗装路を下り 11:16 熊山への舗装路に出ました。 地図の二本線の終
点です。 ここにある案内図で 道を確認していると 四駆の車が来たので 道を聞いている間に
男の人は 熊山の方へ。 四駆の人は ただのドライブ? 確か 岡山市の公用車だったが・・。
この舗装された林道は 大きく左に曲がり熊山の方へ続いています。 来る前に参考にした
地図に 境界線に沿って道があり 尺八山へ行く筈。 道路の先 左に古い赤いビニールテープ
が 目に付き 中を覗くと いい道があります。 これだ! 11:33 ここから山道に入ります。
何故 ここに 道があるのか? 何の道なのか どこへ行くのか さっぱり分かりませんが とり
あえず 雑木の見晴らしのない道を進みます。
分岐があったので 左を見ると ヤブ気味に見えたので 右に。 この道は 歩く人が いないので
荒れて ホコリを被り 原生林のような感じです。 この道は 尺八山の西を巻いているようで 山
へは 登らず 進みます。 この先の分岐は 勘で 左に曲がりましたが・・・。
この辺りでは どこを歩いているのか 全く分からなかった。 雑木の林で 見晴らしはなく 枝
道? 分岐が 何ヵ所かあり 右へ右へ進んだ? こうなれば 出たとこ勝負。 道は はっきりして
いるので 行ける所まで行くぞ!
道は どんどん下り 日が 右から射すので 東寄りに進んでいるように・・思えます・・・。 急な
下りを降りていると 道の右側にテープが張ってあったので マッタケ山のようです。 自分のい
る位置が 全く分かりませんでしたが 11:53 道の右に 道標 発見。 「左45 右44」とある
巡視路の表示です。 一瞬にして 居場所が分かりました。 三角点 と鉄塔45のある尾根を
下っていました。 良かった。 三角点へ行くところでした。 ところが 三角点は見つからず
11:59 鉄塔45に・・・。
この鉄塔45は 珍しく フェンス+鉄条網で 囲まれていて 南に 見晴らしがありますが・・・。
鉄塔だけ見て 引き返します。 三角点は 鉄塔から100mか・・。 三角点を探しながら戻り
12:05 三角点 発見。 なんと道の脇に 木に立てかけてありました。 これは 見つけ難い。
急な登りを引き返し 12:11 鉄塔44への分岐に戻り 巡視路へ。 この道も もう何年も
誰も歩いていないような 荒れた道です。
幸い 道は 下りで 楽に歩けます。 12:16 鉄塔44。 ここも 雑木に囲まれ 全く 見晴
らしがありません。 鉄塔の下を通って そのまま通過。 ここからの道?も 落葉の積もる
荒れた道で しかも急な下りです。 ここは 鉄塔43への巡視路なので 落葉を蹴散らし 崩
れた土を掻き分けると 黒プラ階段が現われました。
急な下りを 慎重に降りると 沢の水音が聞こえてきて 沢に降りました。 滝が あるらしいので
探しましたが 見つけられませんでした。 沢沿いの荒れた道を 降り 滑りそうな岩を越え 12:
43 ネットの扉を開けると 下に建物が見え 西宝院に降りました。 やれやれです。
西宝院は アジサイ寺と言われているようですが・・・。 福生寺の一部? シャガの花を見て
道路を下へ降りると 立派な本堂のある福生寺。
本堂の前に 木製の椅子があり 日陰になっていたので ここで 昼食に。 きょうは きのう
買っておいた 鉄火巻。 目の前には 立派な一対の宝篋印塔があります。 宝篋印塔を見
るのも久しぶり。 本堂も大師堂も 歴史を感じさせる建物なのですが 道路脇にあり 塀の
ような囲いもなく 何か しっくりしません。
福生寺は 天平六年(754)に 鑑真和尚により創建されました。 万寿元年 火災により
ほとんど消失し その後 1350年に 足利尊氏の発願により 再興され 天和ニ年 藩主池田
網政が 再建した本堂を中心に 大師堂、鐘楼、・・・・があります。 本堂の本尊は 十一面
千手観世音菩薩・・・・と書いてありました。
丁度 家族連れが来たので 仁王門を尋ねると もっと下のようです。 道路脇に 賽の河原があり
石仏が多く祀ってありましたが ここは 崖状の急斜面で 河原とは 思えない。 道路を 200mほど
降りると 左に仁王門がありましたが 思ったほどの迫力は 感じられません。 仁王さんも 見られな
かったし。 仁王門は 応永四年(1398) 足利義満の建立。
ここから直接 三重塔へ行ければ 近いのですが 道路を戻り 福生寺の横から 更に 100mほど
歩き 三重塔の道標から 右へ山道を登ります。 13:40 三重塔へ登りました。 何故 三重塔が
こんな変な場所にあるのか 分かりませんが 山の斜面の絶壁のような所に 建っています。 ここに
建てるのも 材料を運ぶのも 大変な労力が要ります。 消火栓が ありますが 火事になったら 消火
栓を使う前に 燃えてしまうでしょう。 ここから北の見晴らしがよく 降りてきた谷が見え 奥に見え
るのは 大滝山でしょうか?
三重塔は 足利義教が 1441年に建立。 室町時代の代表的な建築物で 大正十五年 国宝に
指定されたそうです。 昔のことは 分かりませんが 現在の本堂、仁王門、三重塔の配置は 全く
理解できません。 三重塔を後にして 沢沿いの舗装路(林道大滝線)を更に登ります。
この辺りには シャガの群生地で たくさん咲いていました。
舗装された林道を東ヘ登ります。 ヘアピンカーブの先から屏風岩の方へ破線の道を 降りるの
ですが・・・。 カーブを曲がって行くと 真新しいコンクリート舗装の道が 右にあり ここに 案内図
があったので 親水の森へ降りる道だと 分かりました。 この道からも 北の見晴らしが良く 大滝
山が見えます。 この道は 凄く急な下りで 箒仕上げで ざらざらしていても 滑りそうで 思わず
つま先に 力が入ります。
14:06 谷底へ降りました。 水気はないが 親水の森? ここから 目の前に 岩峰が見えます。
屏風岩? 右の丸い岩ピークが 屏風岩? この先に 木製の立派な橋があり 税金で 作ったとあ
ります。 岡山県も税金の無駄使いを・・。 誰も歩かない こんな所に こんな立派な道や橋を作って・・・。
ここからは 歩きやすい山道を 渓流沿いに歩きます。 橋を渡った所に 赤い鳥居があります。
んっ 高倉大明神? ここに寄る予定は ありませんが もう来ることもないでしょうから 寄って
みます。 100mほど参道を歩くと 稲荷神社がありました。 普通の民家のような建物でした
が きょう 安全に歩けた お礼を言いました。 が ここに思いがけず 掘り出し物がありました。
備前焼のキツネです。 こんなのを見るのは 初めてです。 熊山神社で 備前焼の狛犬は 見た
ことがありますが・・・。
神社を後にし てくてく歩き 林道鬼ヶ城線に出て 14:40 車に戻りました。 きょうの行程
は 5時間10分でした。 きょうも 歴史の一端に触れながら いい山歩きが出来ました。 未
熟者の私には いい勉強になりました。
14:40 帰路につきます。 伊部の街を抜け 伊部駅の前で 国道2号線に出て 500m先で
左折して 国道374号線に入り 北へ走り 15:01 和気ICから 山陽道に入ります。
林道終点からICまで 12.2km。 渋滞した下り車線を 横目で見ながら 山陽道をすいすい走り
15:25 龍野西ICを 降ります。 山陽道38.4km 550円。 15:49 家に戻りました。
本日の走行距離は 往路59.4km 復路60.6kmで 計120kmでした。
今回も 省エネ運転に努め 帰ってから セルフのスタンドで ガソリンを入れると
走行距離 851.4km 給油量44.48リットルで 燃費は19.14km/Lでした。 予想以上に
抜群の燃費でした。 ガソリン代は @108円で 4804円。
。。。。。。 。。。。。。 。。。。。。 。。。。。 。。。。。。 。。。。。。 。。。
きょうは 岡山・和気の熊山山塊にある大滝山へ行きました。 まだ この前の八ヶ尾山のレポート
が 未完なのですが きょうは 祝日なので サンデー登山の私としては 行かねばならぬぅ・・・。 この
前 サンデーは 外したのだった・・・。 いつだったか 「姫路山の会」の記録を見ていると 大滝山があ
り 冬場の日溜まりハイクにと 冷蔵庫に 保管してあったのですが 膝が痛くなり しばらく行かないう
ちに 腐りそうになったので 早く取り出さないと・・・。
3月末から 始まった高速道料金値下げ 値千均の恩恵にあやかろうと ETC乗用車で 高速道を
和気ICまで 走ったのですが もともと ¥1050円なので ほとんど役に立たず? でも 料金は 約半
分の550円でした。 近距離も安くなった?
帰路 15時過ぎに 和気ICに入り 赤穂辺りまで帰り 下り車線を見ると 凄い渋滞です。 翌日の
新聞によると 9:45ごろ 閑谷トンネルで 計20台の絡む 追突事故があったそうで 15時過ぎまで
渋滞するとは・・。 高速道 渋滞すると 高価道。
大滝山は 結果オーライで 予定したコースを ほぼ歩けましたが 一時は ここは どこ? 私は
誰?状態・・。 地図にない道があり 道標もないし 三角点も 考えられない所にあるし・・・。
まず 八ヶ尾山のレポを完成しないと 忘れそうなので・・。 大滝山の記憶がなくならなければ
いいのですが・・・。
7:58 出発。 きのう スーパーで 昼食を買っておいたので コンビニへは 寄らず 国道2号
線に出て 8:21 龍野西ICから 山陽道に入り 龍野から 37.6km走り 8:46 和気ICを
降りる。 山陽道は やや車が 多いような気もしましたが 問題なく走れました。
国道374号線を南へ向かい 新幹線の高架下で 右折して 細い道へ入り 伊部の街中を
ゆっくり進み 川に出て 橋の手前で 右折。 鬼ヶ城池に向かう林道に入ると 62歳の男の人が
リュックをしょって 歩いています。 道を確認しましたが この人は 近くの人で 健康のため きょう
初めて歩くのだそうで 道をご存じありません。
細い舗装路の林道鬼ヶ城線を 直ぐ進み 9:13 林道終点のスペースに 車を 停めました。
和気ICから 9.4km 家から .4km 1時間15分です。 ここに 案内図があり 登山口です。
今日の予定は 案内図の右下の”P”(駐車)から 反時計回りに 左上の大滝山に 登り 大滝山
からは 案内図にはない 南西方向の道に降りて 尺八山470m+から 福生寺をめぐるルートです。
9:23 スタート。 芝生のような草の生えた なだらかな歩きやすい道を真直ぐ進みます。
眩しい新緑の遊歩道には ミツバツツジは 終わっていますが 赤いヤマツツジが咲いています。
丸太の橋を渡り 左へ進むと 緩やかな登りになり 左上に 鉄塔46、左に 屏風岩のある222m
ピークが見えます。 少し登り 9:38 道標のある分岐。 とりあえず 左へ降りて 鉄塔46へ。
数分で 備前線46の鉄塔へ出ましたが 見晴らしは 良くない・・。 ついでに 南のピーク(屏風
岩の上?)へ登りましたが この登りは 誰も登らないので ヤブです。
狭い頂から 南下に 鬼ヶ城池が見え 見晴らしはいいが 逆光とモヤで 写真は ボケています。
9:55 分岐に戻り 先へ進みます。
ここからの登りは 小石の転がる 岩の露出する 歩きにくい道で ジグザグに登ります。 折り
返す所に 下で会った男の人が 額に汗して 立っていました。 鉄塔の方へ寄り道している間に
抜かれたようです。 ここから 先に行きましたが 急な階段を過ぎ 342m標高点ピークに登り
モチツツジを撮っていると また 追付いてきました。
このピークは 松並木のようで 昔の街道のような雰囲気があります。 昔の人は 熊山神社に
お参りするため この辺りの山を越えたそうです。 また 先に行きます。 ここから少し下って
だらだらと登り 10:30 東屋のある展望所に登りました。 ここは 広い平坦地で 南の岩の
上から 素晴らしい展望です。
ここまで登る途中からも 展望は 良かったのですが ここは 高い分よく見えます。 奥の片上湾は
モヤにかすんでいます。 広場の右に 道標があり 右の熊山方面に向かいます。 熊山が 左にあ
るのに 右に向かうので 何にか変な感じです。 なだらかな遊歩道を進むと 枝道があり 分岐は
右へ右へとります。 10:37 林道大滝線に出ます。 この林道は 車も通れる道で 轍の跡もあ
ります。 熊山は 左ですが 少し右へ歩いてみました。 地図では 実線の道(南の備前市と北の
熊山町の境界)は 直ぐ終わりますが 道(防火帯?)はずっと続いています。 道が下りなったの
で 引き返します。 時代劇の撮影も 出来そうな いい雰囲気の林道を歩きます。
この先 車止めを抜け 右に曲がると 新しく コンクリート舗装された林道は 下りに・・・。
右に 小ピークがあり テープがあります。 大滝山の三角点は? この密集した雑木林の中?
例の男の人が 追付いてきて 何を探しているの? 三角点を。 三角点? 男の人は 三角点
を知らないようです。 しかし この男の人は 目がいい。 林道脇の土手の上にある 赤く塗られ
た三角点を探してくれました。 11:05 四等三角点:大滝山発見!
地図をよく見れば 三角点が 実線の上にあるのが 分かる筈なのに・・・。 未熟者ッ!
コンクリート舗装された道に 黒いタヌキのきれいな足跡が 点々と 付いています。 お見事!
話しながら 二人で舗装路を下り 11:16 熊山への舗装路に出ました。 地図の二本線の終
点です。 ここにある案内図で 道を確認していると 四駆の車が来たので 道を聞いている間に
男の人は 熊山の方へ。 四駆の人は ただのドライブ? 確か 岡山市の公用車だったが・・。
この舗装された林道は 大きく左に曲がり熊山の方へ続いています。 来る前に参考にした
地図に 境界線に沿って道があり 尺八山へ行く筈。 道路の先 左に古い赤いビニールテープ
が 目に付き 中を覗くと いい道があります。 これだ! 11:33 ここから山道に入ります。
何故 ここに 道があるのか? 何の道なのか どこへ行くのか さっぱり分かりませんが とり
あえず 雑木の見晴らしのない道を進みます。
分岐があったので 左を見ると ヤブ気味に見えたので 右に。 この道は 歩く人が いないので
荒れて ホコリを被り 原生林のような感じです。 この道は 尺八山の西を巻いているようで 山
へは 登らず 進みます。 この先の分岐は 勘で 左に曲がりましたが・・・。
この辺りでは どこを歩いているのか 全く分からなかった。 雑木の林で 見晴らしはなく 枝
道? 分岐が 何ヵ所かあり 右へ右へ進んだ? こうなれば 出たとこ勝負。 道は はっきりして
いるので 行ける所まで行くぞ!
道は どんどん下り 日が 右から射すので 東寄りに進んでいるように・・思えます・・・。 急な
下りを降りていると 道の右側にテープが張ってあったので マッタケ山のようです。 自分のい
る位置が 全く分かりませんでしたが 11:53 道の右に 道標 発見。 「左45 右44」とある
巡視路の表示です。 一瞬にして 居場所が分かりました。 三角点 と鉄塔45のある尾根を
下っていました。 良かった。 三角点へ行くところでした。 ところが 三角点は見つからず
11:59 鉄塔45に・・・。
この鉄塔45は 珍しく フェンス+鉄条網で 囲まれていて 南に 見晴らしがありますが・・・。
鉄塔だけ見て 引き返します。 三角点は 鉄塔から100mか・・。 三角点を探しながら戻り
12:05 三角点 発見。 なんと道の脇に 木に立てかけてありました。 これは 見つけ難い。
急な登りを引き返し 12:11 鉄塔44への分岐に戻り 巡視路へ。 この道も もう何年も
誰も歩いていないような 荒れた道です。
幸い 道は 下りで 楽に歩けます。 12:16 鉄塔44。 ここも 雑木に囲まれ 全く 見晴
らしがありません。 鉄塔の下を通って そのまま通過。 ここからの道?も 落葉の積もる
荒れた道で しかも急な下りです。 ここは 鉄塔43への巡視路なので 落葉を蹴散らし 崩
れた土を掻き分けると 黒プラ階段が現われました。
急な下りを 慎重に降りると 沢の水音が聞こえてきて 沢に降りました。 滝が あるらしいので
探しましたが 見つけられませんでした。 沢沿いの荒れた道を 降り 滑りそうな岩を越え 12:
43 ネットの扉を開けると 下に建物が見え 西宝院に降りました。 やれやれです。
西宝院は アジサイ寺と言われているようですが・・・。 福生寺の一部? シャガの花を見て
道路を下へ降りると 立派な本堂のある福生寺。
本堂の前に 木製の椅子があり 日陰になっていたので ここで 昼食に。 きょうは きのう
買っておいた 鉄火巻。 目の前には 立派な一対の宝篋印塔があります。 宝篋印塔を見
るのも久しぶり。 本堂も大師堂も 歴史を感じさせる建物なのですが 道路脇にあり 塀の
ような囲いもなく 何か しっくりしません。
福生寺は 天平六年(754)に 鑑真和尚により創建されました。 万寿元年 火災により
ほとんど消失し その後 1350年に 足利尊氏の発願により 再興され 天和ニ年 藩主池田
網政が 再建した本堂を中心に 大師堂、鐘楼、・・・・があります。 本堂の本尊は 十一面
千手観世音菩薩・・・・と書いてありました。
丁度 家族連れが来たので 仁王門を尋ねると もっと下のようです。 道路脇に 賽の河原があり
石仏が多く祀ってありましたが ここは 崖状の急斜面で 河原とは 思えない。 道路を 200mほど
降りると 左に仁王門がありましたが 思ったほどの迫力は 感じられません。 仁王さんも 見られな
かったし。 仁王門は 応永四年(1398) 足利義満の建立。
ここから直接 三重塔へ行ければ 近いのですが 道路を戻り 福生寺の横から 更に 100mほど
歩き 三重塔の道標から 右へ山道を登ります。 13:40 三重塔へ登りました。 何故 三重塔が
こんな変な場所にあるのか 分かりませんが 山の斜面の絶壁のような所に 建っています。 ここに
建てるのも 材料を運ぶのも 大変な労力が要ります。 消火栓が ありますが 火事になったら 消火
栓を使う前に 燃えてしまうでしょう。 ここから北の見晴らしがよく 降りてきた谷が見え 奥に見え
るのは 大滝山でしょうか?
三重塔は 足利義教が 1441年に建立。 室町時代の代表的な建築物で 大正十五年 国宝に
指定されたそうです。 昔のことは 分かりませんが 現在の本堂、仁王門、三重塔の配置は 全く
理解できません。 三重塔を後にして 沢沿いの舗装路(林道大滝線)を更に登ります。
この辺りには シャガの群生地で たくさん咲いていました。
舗装された林道を東ヘ登ります。 ヘアピンカーブの先から屏風岩の方へ破線の道を 降りるの
ですが・・・。 カーブを曲がって行くと 真新しいコンクリート舗装の道が 右にあり ここに 案内図
があったので 親水の森へ降りる道だと 分かりました。 この道からも 北の見晴らしが良く 大滝
山が見えます。 この道は 凄く急な下りで 箒仕上げで ざらざらしていても 滑りそうで 思わず
つま先に 力が入ります。
14:06 谷底へ降りました。 水気はないが 親水の森? ここから 目の前に 岩峰が見えます。
屏風岩? 右の丸い岩ピークが 屏風岩? この先に 木製の立派な橋があり 税金で 作ったとあ
ります。 岡山県も税金の無駄使いを・・。 誰も歩かない こんな所に こんな立派な道や橋を作って・・・。
ここからは 歩きやすい山道を 渓流沿いに歩きます。 橋を渡った所に 赤い鳥居があります。
んっ 高倉大明神? ここに寄る予定は ありませんが もう来ることもないでしょうから 寄って
みます。 100mほど参道を歩くと 稲荷神社がありました。 普通の民家のような建物でした
が きょう 安全に歩けた お礼を言いました。 が ここに思いがけず 掘り出し物がありました。
備前焼のキツネです。 こんなのを見るのは 初めてです。 熊山神社で 備前焼の狛犬は 見た
ことがありますが・・・。
神社を後にし てくてく歩き 林道鬼ヶ城線に出て 14:40 車に戻りました。 きょうの行程
は 5時間10分でした。 きょうも 歴史の一端に触れながら いい山歩きが出来ました。 未
熟者の私には いい勉強になりました。
14:40 帰路につきます。 伊部の街を抜け 伊部駅の前で 国道2号線に出て 500m先で
左折して 国道374号線に入り 北へ走り 15:01 和気ICから 山陽道に入ります。
林道終点からICまで 12.2km。 渋滞した下り車線を 横目で見ながら 山陽道をすいすい走り
15:25 龍野西ICを 降ります。 山陽道38.4km 550円。 15:49 家に戻りました。
本日の走行距離は 往路59.4km 復路60.6kmで 計120kmでした。
今回も 省エネ運転に努め 帰ってから セルフのスタンドで ガソリンを入れると
走行距離 851.4km 給油量44.48リットルで 燃費は19.14km/Lでした。 予想以上に
抜群の燃費でした。 ガソリン代は @108円で 4804円。
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