8月31日(木) 天気:雨 のち 曇り+風 室温:30.4℃ 地図:中村町
今回の山歩きは、2005.8.28 に 登った 丹波市山南町の石金山508.4mです。
石金山は、多可町と 山南町の境界尾根にある山で、「兵庫丹波の山」(上)(ナカニシヤ出版)で
紹介されています。 この本の序にも 書かれていますが ”兵庫丹波の山の真髄は その縦走にある”
の通り 石金さんも 東尾根の イタリ山から 縦走するのが 普通だと思います。 イタリ山は 2,005.10.2
に 登りました。 本によると 登山口・常照寺の観音様(十一面千手観音)は 足腰に 霊験あらたか
とあります。 私が 行った日は 天気 も悪く 山頂で 撮った写真を見ても 記憶は定かではありません。
県道86号を北へ走り、小野尻トンネルを抜け 丹波市に入り、和田中学、薬樹公園の前を通る。
薬樹公園の先の小新屋橋の信号で 右折して 細い橋を渡る。 少し進むと、前方が開け、目の前に
石金山の山並が 見渡せるようになります。 幟の賑やかな 小新屋(こにや)観音に出ます。
ここまで、1時間34分、距離は 81.9kmでした。
小新屋(こにや)観音(十一面千手観音)は、永正7年に この地を領していた岩屋城主・和田日向守
斎頼(ときより)公の霊夢で、・・・・ 城主 誠御告げなりと、四間四面の神殿造りの本堂と 小庵を建立、
自ら 「観音院」と名付け、格式高い 祈願所としたのが始まりで、今では 霊験あらたかな観音様として 親
しまれ、善男善女のお参りが絶えません。 (御開帳は 三十三年毎)
※史跡・岩尾城は、宿場町和田から見られる蛇山(360m)の頂上にあり、東西37m、南北35mにの
ぼる石垣が 残り、天守台や 付け櫓の跡も 残っています。 戦国時代の山城の姿をそのまま残し、その
石垣は 丹波史にも 名高い黒井城(国史跡)をしのぐものです。
屋根付きの橋を渡り 本堂へお参りして、鋪装道路を進むと 草ぼうぼうの林道になり、ここが登山口。
10:05 スタート。 道が カーブする所を真っ直ぐ進むと 直ぐに はっきりとした広い道になり、
暗い 杉林の道をなだらかに 歩くと 分岐に出ます。 広い道を 真っ直ぐ進むと、分岐に プレートが落ち ていて、「←石金山」 とあるので、ここから 左の細い道を登ります。
この道は 石の転がるガレた歩きにくい道。 道が 急に右に曲がり 西向きになり 山頂は 西にある
ので 安心。 しばらく 杉林の中をジグザグに登り、尾根が近づくと 道は 急な登りになり 真っ
直ぐ登る。 杉林から 雑木林になり 急登を登ると、道標のある尾根の分岐に 出ます。 左 至山・右
石金山。 右へ曲がり、頂上を目指します。 尾根は 最初はなだらかで ずっと 尾根を歩くのかと
思えば 尾根の左、右の斜面の細い道を歩ことになったり・・。
目の前のピークが 頂上かと思ったら まだ先があり・・。 ほとんどが 雑木林で見晴らしはありま
せん。 道に岩が 露出し 急な登りになります。
ロープの張ってある辺りから 北の見晴らしがよくなり、直ぐ先が頂上でした。 分岐から 20分ほど。
頂上は一面のススキヤブで 足の踏み場もありません。 西寄りに 頂上の白い標柱があり その下に草に
埋もれて 三等三角点があります。 山頂からは 360度の展望ですが、きょうは 生憎の天気で 北か
ら風が吹いてきて、雨が降ってきました。 雨に濡れたススキのヤブは 始末が悪い。 雨は 本降りには
ならないと思いますがたが、ずぶぬれも困るので、四方の写真を撮り、急いで 下山しました。
モヤが濃く 周りの山は はっきりしませんが、北の蛇山 南東の妙見山が 何とか見えた? 展望の山
で 山座同定ができないのは 残念です。
降りるとき ロープのある岩場から下を見ると、北は 絶壁でした。 ロープは 落下防止のようです。
尾根の分岐に降りた。 雨は 止んだようなので 私も東の尾根を歩いてみよう。 ゆるらかな雑木林
の道を登り 小ピークに登り 少し進み 下りにかかるところが 鎖のある ”天狗岩危険” でした。
10mほど降りてみましたが 急な下りで 危険なのでやめました。 この天狗岩の上から東が見晴らせ
尾根の先端のピークが イタリ山のようで 鉄塔が見えます。 尾根の分岐に降りて 登ってきた道を
降ります。 林道に降りて 12:21 車に着きました。 帰路につき、金倉橋を渡ると 石金山が
すっきり見えます。 縦走路の山並は まるで 鋸山のようにでこぼこです。
今回は 夏の暑いときだったので 縦走しませんでしたが いつか イタリ山から縦走してみたい。
山頂、岩場から見える山も 再確認したいものです。 石金山から 左に下った鞍部が 尾根の分岐です。
次の山歩きは、2005.10.2に登った 東尾根の山・至(イタリ)山274mを アップしたい。
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