私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

京都小旅行

2008-12-22 11:08:32 | 旅行
 12月20・21日 天気:晴れ・晴れ後曇り 小雨ぱらつくも暖かい

 今回は 山登りではありません。 姉の希望もあり 豊臣秀吉夫人の北政所(ねね)ゆかりの高台寺をめぐる
小旅行をしてきました。

 きょうの天気は まずまずですが 明日は 午後から 降水確率が高くなります。 どうなることやら・・・。 今回は
時間記録は ありませんが 8:20 出発。 近くの網干駅まで 歩き 少し早く着いたので ホームで待っていると
智頭急行の青い電車 ”スーパーはくと” が通り過ぎました。 孫のために撮りたかったのですが・・。
 姫路駅にも 1時間前に着きました。 きょう 播但線の高架切替工事が 行われるようですが・・。
新幹線ホームに上がり 孫のために写真を撮ろうと思ったのですが N700系の新しい車両は 停まりません。
時速300kmで  一陣の風とともに去りぬ だったのが N700系だった? 9:54 やっと 私の乗る ひかりレール
スターが来ました。 姉妹と合流し 新大阪で 乗り替え 京都駅に10:54着。

 今日は 自由行動なので 時間は早いが ランチにすることに。 駅ビルの15Fに上がり グランビアへ行きました
が ランチは 11:30 から。 しばらく待ち ランチを済ませ 嵐山へ向かいます。 JR山陰本線で 嵯峨・嵐山へ
約20分。 とりあえず 宿泊予定のホテルの方へ歩くと 天龍寺があり まず 天龍寺を 訪れることにしました。
門を潜り 境内へ入り 参道を進みます。

 広い境内なので 何所から何所までが 天龍寺なのか? ふと 右を見ると 仏像が・・。 これは 航空安全・飛雲
観音でした。 後背は 雲を表し 空を飛ぶ イメージなのでしょうか?  航空安全とは・・・。
 天龍寺は 臨済宗天龍寺派大本山で 後醍醐天皇の菩提を弔うために 足利 尊氏が 夢窓国師を開山として
創建した。 京都五山第一位の寺格を誇ったが 八回も 大火に見舞われ 堂宇の多くが 失われ 明治期に再建
された・・・。
 まず 法堂へ。 法堂は 七堂伽藍のひとつで 住職が 仏法を説く空間です。 こんなことは どうでもいい・・・。
平成12年に 描かれた加山又造画伯の 「雲龍図」 を見なくては。 法堂の天井に 描かれた龍は 八方睨みの
龍で 堂内どこから見ても 龍に睨まれます。 龍は爪が 五本ある方が 高級らしい。 この「雲龍図」は いつ
でも見ることが 出来るのかどうか? 残念ながら 写真撮影は禁止。 私は 特別に 許可を貰って撮影しましたが・・。    



 大方丈の建物の中にも 龍の絵はありましたが 無視。 縁側から夢窓国師による庭園が見られます。
庭園・曹源池は 国の史跡・特別名勝第一号に指定され 世界文化遺産にも登録。 紅葉の時期は 終わっていま
すが 素晴らしい紅葉を見ることが出来ました。 後方の借景の山は 嵐山です。 お金を出せば 庭園を参拝する
ことも出来ます。 曹源池の立派な錦鯉が 悠々と 泳いでいるのを見ながら 書院の前から 桜の咲いていない
多宝殿まで行って 引き返しました。 大方丈への入口になる庫裏の二階建ての屋根は カマドの煙を 逃がすた
めのもので 今は 使われていないとか。 



 天龍寺を後にして 次の天龍寺塔頭・宝厳院へ向かいます。 道に不慣れ
な我々は 門を出て まっすぐ 渡月橋まで 行ってしまい ついでにと 渡月橋を
渡ってみましたが 何もありませんでした。 奥には 鈴虫寺や苔寺があるよ
うですが。 渡月橋を流れる川は 桂川かと思いましたが この辺りでは 大
堰い川というようですし 上流では 保津川?



渡月橋から川沿いに 西へ進み 北へ戻ると 宝厳院(ほうごんいん)。
宝厳院は 天龍寺の塔頭寺院で 室町時代に 創建された。 その後 変遷を経
て 現在地に移転再興された。 本堂には 本尊 聖観世音菩薩 脇仏に 三十
三体の観世音菩薩 足利尊氏が 信仰した地蔵菩薩像が 祀られており 西国
三十三ヵ所巡りに等しいと伝えられているそうです。 
 中へ入ると 獅子吼の庭で 寺院の雰囲気ではない。 この庭園は 室町時
代に 中国に渡った禅僧策彦周良師によって作庭された名園中の名園で 京
都随一の紅葉の名所らしい。 獅子岩、碧岩、響岩などの巨岩が 巧みに配置
されている。 狭い庭園で 紅葉の終わったこの時期 5分もあれば 一周でき
ます。 本堂も 普通の民家のような感じです。 私は 特別に紅葉を見てきまし
た。 庭園では 学生のボランティアグループが 庭園ガイドの訓練をしていた。 



 庭園の中にも数体あったが 門前には 「嵐山羅漢」 が祀られており 「羅漢」
とは 釈尊の弟子で 「悟りを得た人」を 意味する?  加西の五百羅漢に 比
べ ここの羅漢は 笑ったり 怒ったり 非常に表情が豊かで 穏やかな表
情のものは 少ない。



 ここまで来ると ホテルは直ぐ近く。 今日の宿 嵐山温泉「嵐亭」へ行き とり
あえず 荷物を預け 渡月橋周辺を散策した。 この辺りは お土産屋さんがある
だけ。 ホテルに戻り 6時から夕食。 コース料理で 食べるのに時間がかかっ
た。 ここの爪楊枝は 多分 クロモジ製です。 7時過ぎてから 嵐山花灯路を
見に行くことに。 行く前 WEBで 「但馬の里から」の画像掲示板を見ていて き
れいなライトアップの写真があったので・・。 しかし 何所にあるのだろうか?
 ホテルで貰ったパンフレットの地図を頼りに 常寂光寺へ行くことに。 渡月橋
から真直ぐ北へ 踏切を越え 左へ曲がり ホテルから約2km歩いて やっと
常寂光寺まで辿り着くと もう 8時。 閉門の時間です。 お寺のカラーのライトア
ップを見ることは 出来ませんでした。

 小倉山の麓に広がる この辺り 嵐山・嵯峨野地域は「小倉百人一首」撰集の
舞台で 山紫水明の地です。 昼間 明るいときなら 長神の杜、紫式部・歌碑
など見所は多いのでしょう。  南の小倉池辺りまで行き 引き返しました。
あーァ 花灯路には騙された。 足元を照らす小さい露地行灯が並んでいるだ
けでした。 渡月橋は橋桁から下を照らしているだけだし。 でも歩いた道に 人
通りが多かったのは・・・。 渡月橋を渡って 近くの法輪寺へ行った方がよかっ
たか? ライトアップもライブもあった?  ホテルに戻り 温泉に入り 1日目は
終了。  ベットが固く 安眠できず・・・。 むにゃむにゃ・・・。



 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 二日目は 7時起床。 7時半朝食。 8時半出発。 嵯峨嵐山駅まで歩きます。
午前中は いい天気でした。 途中 天龍寺にちょっと寄り道して 駅まで約
20分。 8:55 の電車に乗り 京都駅に9時過ぎに到着。 9:30 予約して
いた観光バスに乗り込みます。



 きょうは 全国高校駅伝の日なので 走るコースと関係のない洛東コースを
観光します。 バスガイドの松尾まちさん 宜しく。 最初は南禅寺。 駅からど
の道を走ったのか 分かりませんが 平安神宮の前を通ったことは確かです。
 南禅寺は禅宗の臨済宗南禅寺派の大本山である。 詳しくはパンフレット
を見てください。 ガイドさんに付いて 玄関から本坊に入り 方丈庭園へ。



 書院から広廊下を進むと 方丈(清涼殿)広縁に出る。 そこに禅院式枯山水の
庭園があり 優雅 枯淡で品格のある小堀遠州作の借景式庭園で 樹木と石組
みを一ヵ所にまとめた名園。 配置する岩の数は奇数? 凡人には理解できず。
 清涼殿に接続された後方の建物 小方丈には 狩野探幽の傑作といわれる
「水呑の虎」の襖絵があるが 暗くて見えなかった。  如心庭、六道庭、中庭を
巡り 建物の外へ出て 赤レンガのローマ風水路を潜って 石段を上がり 南禅
院へ。 水路を流れる疎水を見て 降りる。



 法堂の横から三門へ。 三門は一般に山門と書かれるが 正しくは三門。
三門は空門、無相門、無願門の意味で 仏教修行の三解脱を表す? 知り
ませんでした。 南禅寺の三門は 天下竜門と号し 日本三大門の一つで
焼失後 1628年に再建された入母屋造りで 高さ22m。 バスの時間が
あったので上に上がったが 市内の展望は いまいちでした。
 バスに戻り 次の高台寺へ。 東山霊山の山麓 八坂法観寺の東北にある
鷲峰山・高台寺は 豊臣秀吉没後 その菩提を弔うために秀吉夫人の北政
所(ねね)が 慶長11年(1606)開創したお寺です。 



 勅使門から入り 方丈の内部に展示してあるゆかりの品(秀吉の着物や杖
など)を見て 鶴亀の庭へ降りて 臥龍池を見ながら霊屋(おたまや)へ上が
ります。 庭園は小堀遠州の作で 国の史跡・名勝に指定されており その石
組みの見事さは 桃山時代を代表する庭園として知られている。 霊屋は秀吉
と北政所を お祀りしている所で 今の時期 内部が 公開されていて 厨子内
左に北政所 右に秀吉の木像が安置してありました。 北政所は白い頭巾を
被り 当時の女性の正式な座り方 右ひざを立てた姿です。
臥龍廊へ出て 傘亭、時雨亭を廻り 駐車場に戻り 西へ降りて ねねの道
を歩きました。 高台寺「掌美術館」に寄り 北政所が残したゆかりの調度品
を見学します。 掌とは手のひら 小さいという意味です。 高台寺は 「蒔絵の
寺」としても有名で 桃山時代の美術の粋と言われるそうです。 
 


 美術館を出て ねねの道を歩いていると 舞妓さんが歩いてきました。
写真を撮らせてくださいと言うと 恥ずかしそうに はにかんで 撮らせてく
れましたが どうやら本物ではなかったようです。 でも 京都の雰囲気は
あります。 去り行く姿も1枚。 顔にモザイクしなくて大丈夫かな?
 階段を上がり 駐車場に戻ると 近くに五重塔が・・。 鐘楼の所から撮り
ました。 ガイドさんに聞くと 八坂の塔と言われる法観寺の五重塔でした。 
そう言えば バスで八坂神社の朱色の門の前を走った筈だが・・。
 この頃には もう すっかり曇り空になっています。 駐車場北にある霊山
(りょうぜん)観音は 中には入らず 入口の所から撮らせてもらいました。
高さは27mあり 女性だそうです。
 バスが五条大橋を渡るとき ガイドさんが 牛若丸と弁慶の話を しました
が 弁慶が書写山円教寺を焼き払った件では 私が補足説明をしたかっ
た・・・。 この前 円教寺に行ったとき 鏡池の傍にあった謂れを・・・。

 12時を大分過ぎ 京都駅西にあるリーガロイヤルホテルに着き しばら
く待たされ やっと昼食です。 昼食はレストランで バイキング。 バイキン
グはありがたい。 好きなものが食べられる。 まず パン・コーヒーで洋食。
 次は ご飯に京漬物の和食。 握り寿司もあり。 デザートはケーキとフル
ーツとソフトクリーム・・・。 時間も十分あるし それぞれ別腹で食べました。   



 午後は 2時半過ぎから洛東の醍醐寺に向かいます。 国道1号線で東へ。
醍醐寺は 真言宗の宗祖・弘法大師の孫弟子にあたる理源大師が・・・(中
略)・・・これが醍醐寺の始まりである。 天暦5年(951)には五重塔が完
成。 山上山下にまたがる大伽藍が整った。 国宝や重要文化財に指定さ
れたものも多く 平成6年に世界遺産に登録された。 きょうは三宝院だけ見
学します。 醍醐寺は 西国三十三カ所霊場の第十一番札所です。

 三宝院は 醍醐寺の本坊的な存在であり 歴代座主が居住する坊である。
建物の大半が重文に指定されているためか 内部は庭園も撮影禁止。
 何のために来たのか分かりません。 庭園全体を見わたせる表書院は 寝
殿造りで 国宝。 国の特別史跡・特別名勝の二重指定となっている三宝院
庭園は 慶長3年 豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して 自ら基本設計をした
庭で 桃山時代の華やかな雰囲気を伝えている? 秀吉は花見の後 直ぐ
に亡くなったらしい。 今は 庭の水が抜かれ まるで工事中のようです。
 庭には 亀島、鶴島、賀茂の三石、藤戸岩、枕流亭(茶室)などがあるが 
写真がないので 侘しい・・・。 下の唐門は 外から見た三宝院です。 



 こんなことなら 仁王門から入り 国宝の金堂や五重塔を見る方が良かっ
たァ。 早々に引き上げ バスで最後の訪問地 青蓮院門跡(しょうれんいん
もんぜき)へ向かいます。 バスの中でガイドさんが 説明するには 国の
特別史跡、特別名勝の二重指定を受けた庭園が 全国で5ヵ所あるとのこ
とでしたが 帰ってからインターネットで調べると 9ヵ所とあります。
 すぐ 京都定期観光バスへ電話しました。 折り返し電話があり 文化庁の
資料で調べると 八ヵ所でしたとのこと。 ガイドの松尾まいさんには教育的
指導を 宜しく お願いしますとは 言えなかった・・。
 八ヵ所は 小石川後楽園、旧浜離宮庭園、毛越寺・浄土庭園(東北)、金
閣寺、銀閣寺、三法院庭園、厳島(宮島)と 平城京二坊宮跡庭園です。
 ネットにあった高松の栗林公園は 二重指定ではないようです。
 


 最後の観光地は 青蓮院門跡。 また 高台寺の近くまで戻ります。 青蓮
院(しょうれんいん)は 天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡の一つとして
三千院、妙法院と ともに 知られ 京都にある天台宗の五つの門跡(もんぜき)
の一つで 皇室とかかわり深く 格式の高い門跡寺院である。 門跡とは宝統
を伝えている寺院? 青蓮とは 青く澄み切った如来の眼に 由来する?

平成21年元旦の新聞に 京都御所に関する記事が載っていて その中に
右近の橘、左近の桜も登場しますが 青連院・四脚門の関し 年に一度 神
輿が 通るときだけ使われる扉で 樹齢800年と言われる両脇のクスノキが
門の荘厳さを引き立てるとある。 神が乗った神輿が薬師如来のある皇室ゆ
かりの青連院に入る様は 仏教伝来から 日本に根づいていた神仏融合の象
徴だそうです。 神輿が 門前の急な階段を 勢いよく上がっていく光景は 圧巻
らしいが 四脚門外の石段を撮れなかったのは 残念です。

 夕方4時近くになると 雲が厚く薄暗くなり 雨が降りそう。 えっ 雨が降っ
てきた? 気にするほどではありません。
 青蓮院に 多くある国宝・重要文化財中 国宝青不動明王画像は日本三不
動の一つとして有名で 五色の不動明王の中では 最上位らしいが 一番奥
の本堂にあり 暗くて はっきり見えなかった・・。 行かなかったのかも? 豊
臣秀吉の寄進 と言われる一文字手水鉢も・・。 なにせ 入口で 貰ったパンフ
レットは 文字の羅列で 図がないので見学しているときは 分かり難い。
 


薬医門から入り 宸殿、小御所を廻り庭へ降りて 相阿弥の庭へ。 龍心
池を見ながら 好文亭の前から小堀遠州作といわれる霧島ツツジの霧島の
庭へ。 すこし小高い所から庭越しに小御所などの建物を見ながら 庭の外
側を廻り 本堂(熾盛光堂)脇へ降りて 宸殿の南にある右近の橘と左近の
桜を見ながら 大クスの木の下を歩き 四脚門、長屋門の脇を通り 出口へ。
時計は4時半を廻り 暗くなってきた。



これで きょうのコースは全て終り 京都駅へ帰るだけ。 駅に着く頃には す
っかり 夜の帳が降りて まだ5時なのに真っ暗です。 一番昼が短い時期な
ので・・。 新幹線の時間に少し余裕があったので 地下へ降りてお土産を買
い 丁度いい時間になり 駅の電飾ツリーを見ながらホームへ。 17:49の
ひかりに乗り 新大阪で乗替え。 ホームで待っていると やっと隣のホーム
にN700系の最新型・新幹線がホームに入ってきて 撮ることが出来ました。
 新幹線の窓は雨で濡れていましたが 幸い 我々は雨にも遭わず 暖かく
いい旅行が出来ました。
 天龍寺の龍の天井絵を見ることが出来たし 高台寺では ねねの像も見る
ことができたし 舞妓さんも撮ったし。 二重指定庭園も いい勉強になりま
した。 今度は 予習をして 少し予備知識を持って行かないと・・・。 



 6月に始めた私の拙いブログをご愛読いただき ありがとうございました。
 来年も どうぞ よろしくお願いいたします。
 
・・・・・・・・・ おわり ・・・・・・・・・・・・
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銅山(うちおく) どうやま 953.7m

2008-12-13 22:44:17 | 山歩き
 12月13日(土)  天気:晴れ 後 曇り  地図:大屋市場(南西部)

 きょうは 宍粟50山の28番 銅山へ行きました。 50山の正式ルートは 南から廻るルートだと
思いますが 私は 前から やまあそルートで 北の和田から 林道へ入り 小倉家屋敷跡から 反時計
回りに 山頂から 大路越に降りて 北の大路谷を降りようと思っていました。 「かみかわ登山日和」
の山ちゃんたちも 歩いているので、私も同じルートを トライしようと・・・。
 結果オーライでしたが 登った尾根は 東の尾根だったようで 降りた谷は 非常に難しい谷で 滝
は 二本見ましたが 無事生還できたのが 不思議なくらいです。

 7:43 出発。銅山は遠いので 早く出ようと 目覚ましをかけたのですが 結構 遅くなってしま
った。 予報では 午後から雲が出るらしいが きょうも いい天気?
 7:30 新宮から山崎町に入り 国道29号線に乗り 8:49 安積橋手前で 国道を離れ 県
道6号線に乗り 三方町を過ぎ 9:06 国道から左の県道6号線に。 しばらくは 走りやすい道で
すが 登りになると カーブが多くなり 見通しも悪く 走り難くなります。 カーラジオのFM放送は
入らなくなるし・・。
 幸い 対向車は ほとんどありません。 富土野トンネルを抜けると 急な下りになり ヘアピンカー
ブもあり 厄介です。 集落に入ると 道幅も狭く あまり走りたくない道です。 明延トンネルを抜け 約
3km、和田のバス停で 左折して 集落を通り 舗装された細い林道を 約2.3km、舗装がなくなった
沢沿いのカーブのスペースに 車を停めました。 南谷簡易水道・古屋浄水場から 約300mの沢の傍
です。 9:43 駐車。 家から 73.1km、丁度 2時間かかりました。
 9:46 スタート。 そのまま 林道を進みます。 すぐ右上が 小倉屋敷跡です。

 今 じっくりと 地図を見ると 駐車した場所は 二本線の幅員5.5m以下の林道終点の手前から 北西に
延びる実線の道が 右に曲がる辺りと 思います。 歩いたのは 実線の道だろうと・・。 10分ほどで 林道
分岐に出て ここにも 小倉屋敷跡の標識が あります。 この分岐は 左に進みました。 右に行くべきだ
ったか? この辺りは 石垣が たくさんあり 当時 小倉邸は 凄い豪邸(紡績工場?)だったようです。
 数えなかったが 石垣は 全部で 10ヵ所くらいあったか? 鎖の車止めを越え 荒れた林道を進むと
車が1台置いてありました。 破線の道の 分岐には気付かず 南西の破線道を鉱山跡の方へ進んだの
かと思うが・・。 廃車が置いてある先で 道は途絶え・・。 仕方なく 左の急斜面をよじ登ること・・。
 下から見ると20m位の登りに見えたが 登れど登れど 尾根に出ない。 立ち止まると足元がずる
ずる滑るし・・・。 掴めるものは ワラでも掴み よじ登りました。   

 20分くらいの格闘で やっと尾根に上がりました。  傾斜の一番きつい所を登ったのだ ろうか?
この尾根は 山頂辺りから北東に延びる尾根だと思うが 素晴らしい落葉のサイクリングロードだった。
  右に見える尾根が やまあそルートの尾根でしょう。 一段低い所が 佐治見越の峠か? この尾根も
雑木尾根で 葉を落としていますが 見晴らしは良くなく 枝越しに北、東の山並みが 透けて見える。
 北の山は分かりませんが 東は 須留ヶ峰~スリガ峯でしょうか。  少し登り 高度が上がると 手
前の古屋の三角点尾根も見えてくる。 やまあそレポを確認すると 大杉山と思っ山が須留ヶ峰で そ
の右は 1020m+峰のよう です。 やや登りの傾斜が きついのが難点だが いい尾根道です。

 1ヵ所だけ アセビのような緑の葉を茂らせた低木帯があった以外は 広い遊歩道のような尾根道を
歩いた。 2ヵ所急な登りがあり 手を突いて 松葉を踏みしめ登ると 標高800m辺りで 尾根が合流し
て 広いなだらかな尾根になった。
 右へ寄ってみたが 見晴らしはない。 右の植林側の苔のような緑の植物を踏んで登った曲がり角に
古屋山登頂記念の木杭があったが 古屋山は 大路山の北尾根の674m峰ではないの?  それとも
尾根の南の759.9mの富土野山を言うのだろか?  横の石柱は よく見なかったが これに銅山の
表示(山字銅山)があったのでしょうか?
 ここから真直ぐ南へ登り 11:49 銅山に登頂。 スタートから2時間。 山頂には50山の標柱と
三等三角点:筏があるだけで 見晴らしは 全然ありません。 山頂は 東西に細長い尾根で 西には
しみけんさん達が 藤無山側から登ってきた道が確認できる。 これが 正規のルート? 何も無いので
写真だけ撮って 直ぐ降ります。 登ってきた北東尾根を引き返し やや分かり難いカーブを 右に 曲
がり 南東尾根に乗った。

 尾根に乗ると なだらかな遊歩道のような道で どんどん歩ける。 雑木は 全て葉を落としているの
で 枝越しに南も北も 山並みは透けて見えるが 南も北も特徴のある山がないので 同定が出来ない。
 南西方向の最奥に高い山が見えたが・・・。  紅葉の尾根を歩くのもいいが 落葉の上を歩くのも
気持が良い。 ほぼ 下り基調なので 楽に歩けます。

 857m標高点ピークが近くなり 北に見えた雄大な山は但馬妙見山か?  雑木が切れて南の展望
がある所で 丁度 太陽が雲に隠れ 逆光の南の山が すっきり見え 直ぐ手前に尖った山が見えたが
693m峰?  前方に 857mの双耳峰が見えるが これもすっきりしない。 右にカーブしながら
緩やかな登りにかかると 前方に 須留ヶ峰が 後方に 銅山山頂から降りてきた極楽尾根の稜線が見え
るが 枝が邪魔で これも すっきりしない。

 857m峰手前で 木の間から西に藤無山が見えた。 藤無山は地図を見なくても直ぐ分かった。 この
方向から見ると 形が良く 行ったことはないが  地獄の鎌尾根から見る明神山のように 稜線が 南に
向かって流れるように なだらかな尾を引いている。 手前の銅山も 稜線が南に流れている。

 12:15 857m峰に登った。 このピークは なだらかな尾根の途中。 南尾根には 急だが
はっきりとした道があるように見えた。 これを降りると 倉床川源流へ降りられるのだろうか?
 ここから 方向を変えて東へ降りる。 少し降りると 北に木の切れ間があり 北東方向に見えた
山は 御祓山? 島のように浮かんだ感じだったが・・・。 少し下からは 須留ヶ峰~スリガ峯の稜線
が見渡せた。 やまあそレポを確認すると 同じ景色の写真が 山名入りで 載っていました。 ここ
から 大杉山は ほとんど見えないのか・・・。
 正面に 大路山を見ながら 広い急な尾根を下った。 テープをちゃんと付けてくれないと 広い尾根を
右に寄ったり 左に寄ったり よろめいてしまう。 きょうの天気予報は 珍しく当たり お昼頃から
雲が出てきて 鞍部へ降りていると 一面空を覆ってきて 薄暗く やや寒くなってきました。
 12:53 鞍部の大路越に降りました。 正面は 疎らな雑木斜面、右には ピンクのテープが揺れ
て 50山のルートを示している。 北の谷方向は何もない。 もう1時なので 倒木に腰を下ろし 昼
食にしました。

きのうの晩 地図を見ながら考えたのですが やまあそさんは ここへ3度も 来たようですが 私は
ここへ何度も来ることは 出来なので 出来れば ここから 東の大路山に登り 822mの三角点を踏
みたい。 更に 北の尾根を歩き、674m古屋の三角点も踏みたいなと・・・。 でも 下山はどうする・・。
 どんなヤブでも 西へ降りれば 林道に降りられるが・・・。 コンビニ弁当を食べながら 思案
しましたが ここから 北の大路谷への下りは 山ちゃんたちも 苦労したようで 陽が陰ると 薄暗くなる
し ここから見上げる大路山への登りも しんどそうなので 大路山は 諦めて 降りることにしましました。
  結果論として 谷への下りは 超大変だったので 東尾根を北へ降りた方が良かったのかも・・・。

 13:13 腰を上げ 北へ降ります。 この谷には 道がない。 勿論テープもない。 いきなり道
のない倒木の急斜面で 小枝も散乱しています。 土とともに ズルズル滑り 水のない沢に降りた。 左
の尾根に上がる方が良いようだが 簡単には上がれない。 沢を 右に左に渡り歩いた。 徐々に沢に水
が流れ始め 湿ってきます。  掴めるものを掴んで 足の踏み場を探しながら 一歩一歩慎重に降りた。
 つもりだが・・。 木を掴んで 1mほどの段差を降りようとしたとき 落葉に埋もれた湿った岩で足
が滑り、滑り落ちた。 落ちる瞬間の気持は なんとも表現できない。 幸い 下に平坦な所があり ちょ
っとした滑り台程度で済み どこも怪我しなかったが 立ち上がろうとして 下を見てぞっとした。
 ここは 岩の上で 左に細い滝が落ち 下は 5mほどの岩の絶壁だ。 ここで 止まらなかったら・・。
慎重に 右に迂回して 滝の下へ降りました。 滝は 糸のように岩を伝って ちょろちょろ水が落ちる程度
で 落差は 10mほどあったでしょうか?   やまあそさん これが 赤滝ですか?

 滝の下の土砂崩れのような斜面を降りようとして 倒木に手をついて跨いだ瞬間 倒木が突然、ずるず
るっと 斜面を滑り始めた。 これも 運良く 倒木が 岩か 何かに当たって 1、2mほどで 止まってくれ
ました。  このまま滑ってしまうと・・。

 急斜面を降りていると 水音がして また滝があります。 この滝は 少し水量があり 落差は5、6mほ
どだろうか? やまあそさん これが落差10mの御滝ですか?
 この滝のから 少し歩きやすくなった。 沢沿いのガレた岩の上を沢を 右に左に渡りながら 歩けそう
な所を降りました。 沢を渡るとき 超慎重に渡ったつもりなのに 岩で 左足がつるっと滑り 顔面から
沢に突っ込んだ。 が すんでの所で ストックを突いて 御池に嵌るのはまぬかれた。 左足は 水に嵌り
靴の中に水が入ってきた。 まあ これ位は 我慢しましょう。
 もし沢に嵌っていても とうこさんや やまあそさんのように公表は しな いし・・。 なだらかで
歩きやすくなったとはいえ 道らしいものはありません。
 14:17 やっと林道終点に出ました。 ここまで 林道が来ているのに 何故道がないのか・・。
昔は 炭焼き場があったらしいが・・。この林道は 草も生えず 路面も平らで 緩やかな下りで 歩きや
すい。 何所へ出るのか分かりませんが・・。
 10分ほど歩くと 左上に道が見えたので 斜面を上がり 14:28 舗装路に上がりました。 こ
こは 水道施設の下でした。 舗装路も 緩い登りで しんどくなくてよかった。 6分で車に着いた。 

 14:34 車に無事戻れました。 シートに座り 大きく深呼吸をして 呼吸を整え  14:37
車を出しました。 やはり 精神的に疲れていたのか ほっとしたのか 家で 写真を見ると林道など
の写真がない・・。 
14:43 県道6号線に出て 右折し 15:19 国道429号線に合流し 15:38 安積橋で国道
29号線に合流し 16:28 家に 戻ってきました。
 本日の走行距離は  往路73.1km 復路73kmで 計146.1kmでした。 今日も いい
山歩きが出来た と日記には書いてと・・。 50山も 残るは 赤谷山と波佐利山の2座ですが 来年
の春にならないと 登れ ないかな・・。
 。。。。。 。。 。。。。 。。 。。。。 。。 。。。。 。。 。。。。 。。 。。。、、、。
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水上山 みずかみやま 862.4m

2008-12-07 19:00:35 | 山歩き
 12月 7日  天気:快晴 暖かい  地図:神子畑(北西部)

 きょうは 「宍粟50名山」の中で 私に残された 最後の秘境とも言える 33番 水上山に 登りました。
山行を きのうにしようか 今日にしようか 迷いましたが きょうにして 良かった。 きのうは 風も強く
寒かったようですが きょうは 快晴で 今年一番とも言える いい天気で 空気も澄んでいた。 が 水上山
は いまいち 展望の良くない山だったのが 残念です。
 水上山の正規のルートは 林道終点から かも知れませんが 私は 林道分岐 407m標高点に 車を置き、
たくさんが 降りられた南尾根から登り 東から 南の尾根を 時計回りに廻り 四等三角点:富山越から 降り
るという 冒険コースを歩きました。 天気に恵まれ いい山歩きをすることが 出来ました。
50山の残りは 3座となりましたが 今年中の踏破は 困難になってきた・・・。 50山完全登破第1号
が出たそうですが この人(加古川の人)については 色々と 意見があるようで・・。 第2号も 出た(明
石の人?)らしい・・。
 下の地図は ガイドブックのルートですが 私の歩いたルートではありません。
 
 朝 早く起きることが 出来なくなって 出発が だんだん遅くなり 7:53 出発。 きょうは 朝から
素晴らしい天気で 空気も澄んでいます。 太子、新宮から カーブを 曲がり 山崎町に入ると 正面に国見
山が見え、揖保川の上流に 宮山もくっきり見えます。 8:35山崎で 国道29号線に乗り 8:51
安積橋の手前から 県道6号線に入り 9:06 三方橋で 左折。 少し先の たかみ橋を渡り 直ぐ 左折し
て 村道? を 北上。
 9:20 ろくろしキャンプ場入口に来て 登山口の林道と勘違いして キャンプ場へ入ってしまった。
4kmと読んでいたが まだ たかみ橋から 3kmしか 走っていなし 富山越も まだだし・・。 更に北上。
 キャンプ場から 1.3km北へ行くと 富山越との分岐。 ここまでは 舗装路だったが ここから 30
0mは 暗い林の荒れた砂利道。 また タイヤが 泥んこになってしまった。
  
 9:35 林道脇のスペースに駐車。 三方橋から5.6km 家から57km。 ここは 地図の407m
標高点の林道分岐で 古い廃車が放置されている。  登山口は 林道を更に 700m進んだ辺りだと思うが
この先 林道は 路面が悪そうだし  私は 東尾根の富山越の三角点を踏みたいので 尾根を時計回りに 歩こうと
思う。  9:47 スタート。 左の林道を緩やかに登る。 この林道から 水上山の山頂が見えたのか?  林道
が 左にカーブした先から 右の沢に降りて 沢を渡り斜面に取り付いた。 道はないが 登るに問題はなく 尾根
に上がった。  尾根には 踏み跡が あるようなスペースがあり ヤブでもなく ゆっくり登っていきます。
 しばらく登ると 左下に 林道が見えます。

 背中に 強い陽射しを 浴びながら 戦いに向かう宮本武蔵の心境?で 登った。 きょうは 寒いと思って 厚
着をしてきたので 暑くなってきました。  10:31 650m等高線ピークに登った。 ここから 正面の
木の上に 僅かに 水上山の山頂が見えます。  ここを下り しばらく なだらかに歩き 700m等高線辺りで
左へ曲がります。 この辺りにも 雪が残っていますが 雰囲気は暖かい。 冬枯れの葉を落とした雑木林を 歩
くのも 気持が良い。 後方を振り返ると なだらかな山が 見えていたが なだらかな山は 段ヶ峰しか 知らない・・・・。
 前方には 山頂尾根も見えてきました。


 いつの間にか テープは見当たらなくなったが 登るときは高い方へ登ればいいので 道に迷うことはない。
気が付くと 松の落葉が見られ 太い松の木が何本もあった。 750m辺りから尾根を北へ向かい始めると 左
に西の山並みが見え始め 少し登り 後方の山並みを見ると 丸い山があり あれは 形からして 一山に違いない!
 とすると 西の山は 阿舎利山と三久 安山でしょう。 開けた所がないので すっきり見渡せる場所がないの
が 残念。  赤いプラ杭が見られたが 何の杭だろうか? 緑の葉の茂る低木を 掻き分け 西の山並みを見なが
ら 急登を ゆっくり 登り 11:28 登頂。

 狭い山頂で 西に倒木があり 50山の標柱と三等三角点:倉床がある。 北は植林だが 南は葉を落とした
雑木で 陽射しもあり 明るい。   三角点の点名を調べると 約1.2km南の815m峰が 水上で ここは
倉床。 なんかおかしい・・。 815m峰が水上山で ここは 倉床山では? ここの方が 高いので 水上山
にしたのかな・・・。  間違えたキャンプ場から 北西に伸びる林道で 815mの水上に登り 尾根を歩いて
この水上山に登ることは出来ないのかな。 大きなアップダウンは ないようだが・・・。 
 北の尾根には歩けるスペースがあり 倒木を跨いで2、30m進むと南に一山、阿舎利山、三久安山が枝越
しに見えるが 写真を撮るには 枝がうるさい。 北西方向の藤無山が見えなかったのが 残念だ。

 確認は出来なかったが 降りた東尾根から 笠杉山、段ヶ峰、千町ヶ峰、 更に 南の東山も見えたと思うので
黒尾山を除き 一宮町の1000m峰が ほとんど見える いい位置にある山なので 少し 邪魔な雑木を切って
頂けたら・・・・・。 山頂に10分ほど滞在し 11:38 下山。 東尾根へ の下山は急だったが 直ぐに
なだらかになり 歩きやすいいい尾根だった。 少し降りた所で 右に落葉の平原があり 南に歩いた尾根の先に
多分  東山と思える山が見えたが 枝がうるさく 写真写りは 良くなかった。
 何本か倒木を越えて 山頂から10分ほど降りると 左が開けた所があり 北東方向に尖った山が見えた。 家
で 5万分の一の大屋市場の地図を見ると 明延山と1022mのスリガ峯と須留ヶ峰がほぼ一直線に並ぶが 尖
った山がスリガ峯で その左奥の なだらかな山が 須留ヶ峰だろうか?  山の名前を 適当に点名で 書いていたら
やまあそさんに お説教されてしまった。 私の場合 山の名を調べるレベルには到達していないので ご勘弁を。

 写真の左下に道路が見えるが 県道6号線の富土野トンネルの手前辺りだろう。 更に10分ほど降りて林を抜
けた辺りは 広い尾根で 左が開け明るい なだらかな極楽尾根で いい雰囲気だった。 尾根の先端に見える形
のいい山は 東の855mの横山だろうか? のんびり歩いていると 南からサイレン が聞こえてきた。12時か・・・。
 750m等高線を越えた辺りで右にカーブして林に入る。テープがあり 迷うことはなかった。 林を抜けた
714m辺りで 尾根が二俣に分かれている所の南斜面にテレビアンテナが並んでいた。 アンテナ越しに南東
方向の山並みが望める。 確信はないが 右から千町ヶ峰、段ヶ峰、笠杉山ではないだろうか? OAPさん
山あそさん まだ 水上山に登って居られないのなら 登られたときに 是非 山座同定を お願いします・・・。
TAJIさんのページも見たが リストに山名はあったが 記録はなかった。
 ここから南東の尾根にいい道があり 南尾根はヤブっぽく テープも見当たらなかったので どっちへ降り
るべきか迷ったが 南へ降りた。 幸い きょうは 天気が良く 南から強い陽射しがあるので 方向感覚に 狂
いはない?

 ここから急な下りで テープもなく あまり踏まれていないやや荒れた道で 雑木を掴んで滑り降りたが テ
ープがないので 不安だった。 林道終点へ降りる右への分岐も分からず 引き返すべきか・・・。 赤い
プラ杭はあるが 何の杭なのかも分からず・・・。 この南尾根は正規のルートではないので テープがないのは
当然のことか? 右も左も深い谷で 尾根は ここしかなさそうで 最悪 右(西)の谷へ降りれば 林道に出るこ
とは 出来るだろうと 進んだ。 幸い ヤブはなく 尾根はなだらかになり 東の見晴らしもあり いい雰囲気の
尾根道になった。  
 尾根の先端のような所で 南東が開け 山並みが見渡せた。 少し降りた尾根からは東の横山が直ぐ近くにあ
る。 傾斜が緩むと どんどん歩ける。  地図にないアップダウンがあり 小ピークに上がると三角点を探した
が ニセピークだった。 一ヵ所 右が開けた所があり 西に歩いた尾根が見えた。  振り返ると 水上山山頂から
東へ降りる尾根の稜線が 見渡せる所もあった。  不安もあったが この南尾根も歩きやすい 展望もある いい
尾根でした。

 12:57 辿り着いた枯れシダの小ピークが 三角点:富山越のピークだった。 四等三角点は四つのコン
クリートブロックに守護され 左の斜面に落葉に埋まっていた。 雑木に囲まれ見晴らしは良くない。 少し
東に降りれば 見晴らしがあったかも・・。 振り返ると後方に歩いた南尾根の奥に 水上山~東尾根が見渡せる。

 写真を撮ったので さあ 降りよう。 下山方向に何の目印もなかったが 適当に落葉を掻き分け 急斜面を
右へ降りると 難なく雑木の南西尾根に乗ることが出来た。 誰も歩かないと思われるこの尾根にも 黄色い
テープが二ヵ所にあった。 暗い杉林まで降りると 下に車が見えてきて 13:13 どんぴしゃり 車に
降りた。 車に戻り コンビニ弁当を食べながら 考えたのですが 50山の正規のルートは歩いていない
ので 分からないが きょう 私が歩いたルートは いいルートだったので 少し整備して ハイカーが 迷
わないようさえすれば・・・・。

 地図を見ると 林道の延長線上に水上山があるようなので 車を降りて林道を30m進み 見えた稜線の小
ピークが水上山か。   13:41 帰路につく。  ここまで来たら文殊の水に寄らなくては・・。
 14:04 福知渓谷の文殊の水に着くと車が停まっていた。 文殊の水は何とか渇水状態を脱したのか
パイプは4本に増えていた。 が どのパイプも水の出が超悪い。 ポリに 20リットルだけ汲んだが ポ
リに溜まるのに 時間のかかること・・・。

14:25 安積橋に戻り 14:45 山崎町で国道を離れ 15:25 帰ってきた。  本日の走行距離は
往路57.8km、 復路 文殊の水を含め 64.4kmで 計122.2km。
きょうも 好奇心を働かせながら 冒険コースのいい山歩きができました。
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