私の日帰り散策

写真でつづる山歩き、ドライブなどの日誌です。
最近は ギャラリー巡りをしています。

埋蔵文化財センターで TSUBOHORI 発掘調査 2024 と 関ノ口遺跡

2024-11-06 14:50:33 | 歴史探索

  11月 6日(水)   天気:晴れのち曇り・にわか雨    室温:23.5℃

 きょうは、姫路市四郷町の姫路市埋蔵文化財センターへ ”TSUBOHORI 発掘調査展 2024” を見に行きまし

た。 展示を 見るというより、10月に 行われる予定だった 関ノ口遺跡の発掘現地説明会が 中止なったので、

説明会用の資料をもらうために行きました。 資料は なかったようで、コピーして頂きました。

 きょうは、おかしな天気で、朝は晴れていたのに、埋蔵センターに着くころに 急に雨が降ってきました。

     

◆関ノ口遺跡 第18次 発掘調査 現地説明会 資料  2024年8月31日

 ・前回、関ノ口遺跡 第17次 発掘調査 現地説明会の様子は、2024.1.13 です。

 ・今回の18次 発掘調査の様子は、網干駅西・茶ノ木踏切 陸橋工事 2024.8.1 の一番下にあります。

 はじめに

 関ノ口遺跡は、姫路平野西側に位置する集落遺跡です。 JR網干駅前 土地区画整理事業に伴って 平成28年度

から 発掘調査を実施しています。 第1次調査では 弥生時代から 古墳時代の多くの竪穴建物のほか 埋没古墳、

堀立柱建物などが見つかり、大規模な集落遺跡ということがわかりました。 これまでの調査では、谷地形に

堆積した土から 約4000年前の縄文時代後期の土器も 見つかりました。 また 昨年度行われた調査では、弥生

時代から 古墳時代の竪穴建物跡や 柵、柱穴、溝などを検出しました。 さらに 関ノ口遺跡では、古代や 中世の

遺構も多数検出されており、網干地域ひいては姫路の歴史を語る上で 非常に重要な遺跡であることが 明らかです。

・今回の調査成果で 特にお伝えしたいこと

 ①竪穴建物跡が12棟みつかりました!

 ②桁行3間×梁行2間の堀立はしら建物跡と およそ直角に折れ曲がって延びる溝が見つかりました!

 ③2区では 地形の落ち込み(遺跡の南端)が見つかりました!

    

 ・主な遺構の解説(説明文は省略)

    

 まとめ

 今回の調査成果と これまでに実施した周辺の調査成果を合成すると、図3(省略)のようになります。今回の調査

では、平面形や規模が異なる弥生時代中期~古墳時代の竪穴建物跡を 12棟発見しました。 その半数以上は、重な

合っていたことから、その時代に生きた人々が 同じ場所で 自らの住まいを建て替えながら 生活していた様子が 

かがえます。 このことは、関ノ口遺跡における これまでの調査成果とも合致します。 また、倉庫などの可能性が

ある堀立柱建物跡や、それと平行するコの字状の溝も確認しました。 さらに 2区では、谷地形の落ち込みを 確認し

ました。  特に、柵の内側と想定される場所に 竪穴建物跡が集中すると共に、倉庫などの可能性がある建物跡が 見

つかったことは 注目されます。 また、2区で検出した谷地形の落ち込みは、これまでの調査でも確認しており、集落

が 地形的に高い場所に形成されていたことが 明らかになりました。

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たつの市のギャラリー いろりで 李 銀京 時の一画 展

2024-11-04 15:30:17 | 歴史探索

  11月 4日(月)振替休日   天気:晴れ   室温:26.5℃

 きょうは、たつの市揖西町新宮のギャラリー いろりへ 李銀京さんの ”時の一画 展” を見に行きました。

     昨日みたい 今日はない・・・    今日みたい 明日はない・・・

 ギャラリーは、県道5号線(姫路上郡線)の中垣内の信号から 約600m西の角にあります。 古民家で、

カフェもありますが、洋服・着物などの古着が 沢山展示販売されています。 銀京さんが こられ お話しする

ことができました。 近くに住んでおられる おばさんの紹介で 展示・販売することになったそうです。

  

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「ふるさと故事巡礼」 ー第13回ー 広畑中学校区

2024-10-29 19:06:54 | 歴史探索

  10月29日(火)    天気:曇り    室温:22.4℃

 この前入手した FMゲンキのフリーマガジン ”秋号” の ”気まぐれ途中下車 地域再発見 「ふるさと故事巡礼」

ー第13回ー 広畑中学校区" を 簡単に紹介します。 今回は、姫路市広畑区の室津道(室街道)と浜街道周辺です。

以前 浜街道を歩いたのは、2020.1.4 と 2019.12.27  です。

   室街道を歩いたのは、2018.9.19 と 2015.1.12  です。

      

1.室津道(室街道):広畑区の西土井から東では 「室津道」と呼ばれ、天満から西では 「室街道」と呼ばれるとか。

2.御用米蔵跡:幕府直轄領 および 一橋家の御用米蔵で、明治初年まで 飾西郡内の天領や一橋領の年貢米を収納し、

3.菅原神社:小坂天満宮または荒木天神とも。 九州へ左遷される道真が 播磨灘で 暴風雨に遭い、海を鎮めるため

4.郡境石:2枚の長方形の石の先端に V字状に切り込みがあり、飾磨郡と 揖保郡の郡境を見通せるようになっている。

5. 浜街道:明石市西新町の大観橋西詰で 西国街道と分岐し、阿閇~別府~尾上曽根~大塩~飾磨~網干を結んだ

6.八町道:広畑村は 夢前川西岸の沖積平野にあり、一帯に広々とした畑が 広がっていたことから 名付けられたと

7.広畑天満神社:江戸時代の広畑村は、当時の大庄屋泥土の元では 英賀組に属しており、英賀神社の氏子でもあり

8.広辻:天満社の境内にある広辻神社は 霊亀年間(715~)の創祀と伝えられ、神社があったとされる清水町の辺り

9.蛸田地蔵尊:江戸時代、広畑村の沖合で 網を曳いていた漁師が 引き揚げた石の地蔵を 当時の庄屋が 蛸田という

10.本町の道標:東面「左 網干港室津 右 あぼし驛、北面「左 飾磨港」、南面には 「明治十七年五月」 施主 瀬尾

11.渡し:明治17年の絵図「廣畑村ト英賀村ト境界争論現今景況略図」には、夢前川の渡河地点に 「此所廣畑村渡松

12.新田開発:遥か昔は 室津道のラインが 海岸線だったとも言われるこの辺り、中世は 山陽電車のラインが 海岸線

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※3ページ目には 新日本製鉄広畑製鉄所(新日本製鉄㈱広畑製鉄所 「広畑製鐵所30年史」、兵庫県「広区画整理誌」

 より)として、長文が書かれています。

 安政4年(1,857)、水戸藩により 釜石に 日本初の高炉が建設され、日本の近代製鉄の歴史が幕を開けます。 外圧

 による開国から不平等外交、さらに 日清・日露戦争を経て 国家的信念となった 「鉄は国家なり」の掛け声の下、・・

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歴史教室10月 日本100名城の事例に学ぶ 城鑑賞の基礎知識

2024-10-15 13:37:27 | 歴史探索

  10月15日(火)十三夜    天気:晴れ・薄雲    室温:29.8℃

 きょうは、公民館の歴史教室に出席しました。 今月は、元城郭研究室長の中川秀昭氏の 「日本100名城の

事例に学ぶ 城鑑賞の基礎知識」 です。 今回は、前回9月の残りの説明があり、これに 約30分かかり、今回

も 資料の半分近くが残り、来月、残りの説明が行われます。

 。。。。 日本100名城の事例に学ぶ 城鑑賞の基礎知識 。。。。

 ◆築城の4要素:選地(せんち)、縄張(なわばり)、普請(ふしん)、作事(さくじ)

Ⅰ 選地:城をどこに築くか

 1. 選地の移り変わり

  ・中世(鎌倉・室町時代)           ・近世(安土桃山・江戸時代)

    中小の領主(国人・土豪層が大半)  ⇒  大名(大兵力(平農分離))

    防御主体(主に山城)             領国経営主体(平城・平山城)

    中世城館(居館+山城)            近世城郭(天守+御殿+城下町)

 2.選地の事例

  ・山城:小谷城、七尾城、春日山城、千早城、高根城、要害山城など・・・中世山城

      備中松山城、高取城、岩村城、竹田城、津和野城、岡城など・・・近世城郭

  ・平山城:姫路城、伊予松山城、津山城、熊本城、高知城、丸亀城、彦根城、金沢城、江戸城、大坂城など

  ・平城:松本城、広島城、二条城、名古屋城、駿府城、備中高松城など

  ※海城(水城):高松城、今治城、宇和島城、萩城、赤穂城、膳所城など

Ⅱ 縄張:築城の総合的な計画・設計(曲輪や建物の配置、城下町の地割など)

 1.曲輪(くるわ):城郭を構成する区画のこと     

  ・中世の城郭:山の尾根伝いに 曲輪を造成。 曲輪の数は多い

  ・近世の城郭:人工的な形状。 曲輪の数は少ない(本丸、二の丸、三の丸 その他)

 2.縄張の基本型

  ・輪郭式(山形城、駿府城)、 梯郭式(岡山城、萩城)、 連郭式(水戸城、彦根城)

    

 3.縄張の工夫(防御の工夫)

  (1)虎口の防御(※虎口は 曲輪の出入り口)

   ・喰違虎口、一文字虎口(芎(かざし)・城外、蔀(しとみ)‣城内)

   ・枡形虎口:城門枡形(内枡形虎口、外枡形虎口、枡形門)、横矢枡形

   ・馬出虎口:角馬出、丸馬出     枡形虎口+馬出小口(事例:名古屋城、篠山城)

     

  (2)横矢(横矢掛け):二方向以上から攻撃すること

  

Ⅲ 普請:土木工事または土木工事を伴う建築工事

 1.堀

 (1)堀の形状

    

 (2)中世・近世の堀の特徴

  ・中世の城郭:堀切、竪堀・畝状竪堀、横堀(空堀(薬研堀))

  ・近世城郭:空堀、水堀(箱堀が中心・堀幅が広い) ※火縄銃の有効射程、30間(約60m)  

 2.土塁

  ・中世城館:山城・土塁、切岸(きりぎし) ※切岸:山城などで自然の斜面を削って造った人口の絶壁)

  ・近世城郭:平地に堀をうがち、その土砂をかさあげて 土塁を盛る

 3.石垣

  (1)石垣の構造:根石、積石(築石)、間詰石(間石)、角石、門脇石、裏込石(栗石)、飼石

  (2)石積の種類

    ・野面積み(のづらづみ):自然石(割石)を ほとんど加工しないで 積んでいくもの

    ・打込接み(うちこみはぎ):積石の接合部を 加工して、積み石同士の隙間を減らしたもの

    ・切込接ぎ(きりこみはぎ):積み石を 大きく加工して、隙間をなくしたもの

    ※「亀甲積み」:六角形に加工した石を隙間なく積む、「谷積み」:石の対角線を縦に向けて 斜めに積む

  (3)積み方による分類:布積み、乱積み、布積み崩し、谷積み

  (4)算木積み(さんぎづみ)と 反り(そり)

    ・算木積み:隅部の石垣に、直方体の石の長辺と短辺を 交互に積む

    ・反り:石垣の下部は 湯結勾配だが、上部にいくにつれ 急勾配、最後は 垂直

        

    ◆雁木(がんぎ)・合坂(あいさか)

    ◆西洋式刎出(はねだし)石垣

    ◆鏡石

      

Ⅳ 作事:天守や櫓、門、御殿などの建築工事、あるいは、その工事に付帯的な作業

     ・天守:「櫓」に 「望楼」を乗せた形式から発達、城主の権威の象徴、軍事要塞

         外観は 優美・華麗・豪華、内部は 武骨・頑丈、籠城・防戦の装置

  (1)天守の構成

    ・独立式:丸岡城、宇和島城  ・複合式:犬山城、彦根城、松江城

    ・連結式:松本城(一部)(正式には 連結複合式)  ・連立式:姫路城、伊予松山城

   

  (2)天守の構造(望楼型 ⇒ 後期望楼型 ⇒ 層塔型)

    ・初期望楼型:入母屋造(基部)+望楼・・安土城、豊臣大坂城、岡山城

    ・後期望楼型:基部・望楼部の形を統一・・熊本城、姫路城、彦根城

    ・ 層塔型:四方へ葺きおろす屋根を積み重ね 五重塔のよう・・福山城、島原城、寛永度江戸城

 安土城復元想定図      岡山城          熊本城       彦根城        福山城

  (3)天守の意匠

    ①破風(はふ)・懸魚(げぎょ)・蟇股(かえるまた)

     ・破風:天守の飾り・・・入母屋破風、千鳥破風、切妻破風、唐破風(軒・向)

     ・懸魚:破風の飾り・・・三花蕪懸魚、蕪懸魚、梅鉢懸魚、兎毛通

     ・蟇股:唐破風の飾り・・本蟇股、板蟇股

    ②下見板張(したみいたばり)と 塗籠(ぬりごめ)

     ・下見板張:土壁に板を張り防腐剤(墨(煤+柿渋)or 黒漆)を塗ったもの

     ・塗籠:土壁に漆喰を上塗りしたもの(総塗籠:建物全体を塗籠めること)

    ③廻縁と高欄:天守最上階の外側に縁側を巡らせ高欄(欄干)を付けたもの

    

    ④窓:格子窓(突上戸・土戸)、出窓(出格子窓)、鉄格子窓、華頭窓、与力窓

 2.櫓

  ・語源:矢倉(蔵) or 矢坐と書いた。 矢を収めた倉庫 or 矢を射る座が語源

  ・種類 ・三重櫓(最高格式、天守に代用した場合も)、二重櫓、平櫓

     

  ・多門櫓(多聞櫓)、渡櫓、付櫓(続櫓)

  

  ・名称:貯蔵する物品名から(鉄砲櫓、弓櫓、塩櫓)、特殊用途(太鼓櫓、潮見櫓)、風流を楽しむ

      (月見櫓、富士見櫓)、設置場所(巽櫓、艮櫓、乾櫓など)

   

 3.門:虎口を守る防御の要(防御と装飾)

 

 4.土塀・狭間・石落し

  ①塀:土塀、築地塀、練塀

   

  ②狭間:矢狭間(長方形)、鉄砲狭間(方形、円形、三角形) ※石狭間(大坂城)、隠狭間(彦根城)

  ③石落し:袴腰型、戸袋型、出窓型、他に櫓門直下か

  

 5.御殿:城主の居住の場、家臣との対面儀式の場、藩政のための庁舎

   ・御殿の構成:表(表向き)・・・表御殿(玄関・大広間・書院)、台所

          奥(奥向き)・・・億御殿(居間・寝間)、長局

   ・御殿の建方:書院造、本瓦葺(柿葺、檜皮葺)、雁行形

 6.屋根瓦と鯱

  ・屋根瓦:本瓦葺き(土製素焼瓦)、銅瓦(弘前城)、鉛瓦(金沢城)、石瓦(丸岡城)、金箔瓦(安土城、

  ・鯱:頭部は虎、体部は魚、火除けの霊験、通例は 「阿吽の一対」(天守大棟等設置)

 7.番所・蔵・土蔵  

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歴史教室9月 「日本100名城めぐり」から たどる城郭の歴史

2024-09-17 14:05:49 | 歴史探索

  9月16日(火)    天気:晴れ    室温:33.1℃

 きょうは、公民館の歴史教室に 出席しました。 7、8月は 休講でした。 今月は、元城郭研究室長の中川秀昭氏

の  ”「日本100名城めぐり」から たどる城郭の歴史” です。 来月も つづく予定です。

    。。。。。。「日本100名城めぐり」からたどる城郭の歴史 。。。。。。。

1.城とは

 ・「城」 とは、「土」+「成」⇒「成」は 「盛」に通じる ⇒ 土を盛ったのものが 城 (小和田哲男氏)

 ・古代に 「城」・「柵」(き)の語

   「稲城(いなぎ)」:『古事記』(和銅5年(712))、「城(き)」:『日本書紀』(養老4年(729))

2.城郭の歴史

 ・環濠集落:城郭のルーツ(弥生時代 中期~後期(BC100 ~AC200))、例)吉野ケ里遺跡(佐賀県)

     ・竪穴住居群、高床式倉庫群、物見櫓、これらを囲む 空堀(V字)、土塁・木柵

 ・古代山城:(飛鳥時代・7世紀後半)約30ヶ所(確認済23ヶ所)

       朝鮮式山城:大野城、基肄(きい)城、矢嶋城、高安城、金田城、鞠智城 『日本書紀』等記載

       神籠石(こうごいし)系山城:鬼ノ城、城山(きのやま)城、高良山城、唐原城など

 ・中世城館:(鎌倉・南北朝・室町時代(戦国時代)・13世紀~16世紀、約40000~50000の城(主に山城)

    ・・・・ 中世城館郭の3要素:堀、土塁、曲輪 ・・・・

   ・地方武士の館:「方形居館」(堀・土塁に囲まれた方1丁の方形区画)(例)足利氏館(栃木県)

   ・山城が出現:天嶮の要害(自然地形活用、山岳密教系寺院 ⇒ 山城)、霊山城、上下赤坂城、千早城、

   ・室町殿(花の御所):室町幕府3代将軍 足利義満 築造ー守護(在京原則)。 周辺に大規模な武家邸宅

   ・守護館(守護所):方形居館(堀と土塁で囲む方1~2丁の方形区画 (例)周防守護 大内氏館

      在地領主(国人・土豪):「居館」(山麓) + 「詰の城」(山城) ※居館:館、屋形、土居

   ・戦国大名の出現:大規模な中世城郭 ← 戦乱の恒常化ー山城:多くの曲輪を造成、城主の居館山麓→山城

         (例)浅井氏:小谷城、六角氏:観音寺城、上杉氏:春日山城、毛利氏:吉田郡山城など  

   

 ・近世城郭(安土桃山・江戸時代・16世紀後期~19世紀) 約200~300の城(主に平城・平山城)

    。。。。。 近世城郭の3要素:天守、御殿、城下町 。。。。。

   ・織田信長:安土城築城(天正4年(1576))・・画期的な城

         織田信長配下の家臣の城:長浜城・姫路城(羽柴秀吉)、坂本城・丹波亀山城(明智光秀)

    ■豊臣秀吉:豊臣大坂城築城(天正11年(1583))(天下普請)

      豊臣秀吉配下の大名たちの城:大和郡山城(羽柴秀長)、高松城(生駒親正)、岡山城(宇喜多秀家)

   ・築城ラッシュー築城技術の飛躍的進歩・・石垣築造技術(算木積み・反り)、望楼型天守、層塔型天守の開発)

    ■外様大名たちの大城郭築造(主に中国・四国・九州):熊本城(加藤清正)、福岡城(黒田長政)、小倉城

      (細川忠興)、松山城(加藤嘉明)、高知城(山内一豊)、萩城(毛利輝元)、松江城(堀尾吉晴)、

    ■徳川家康による天下普請(豊臣包囲網、外様大名の財力消耗):伏見城再築、彦根城、篠山城、亀山城、江戸城、

   

 ・一国一条令(元和元年(1615)6月) 例外:伊予国(松山城、大洲城、宇和島城、今治城)

 ・武家諸法度(元和元年(1615)7月):諸国の居城、修復を為すと 雖も必ず言上すべし、況んや、新儀の構営、

  ■元和以降の築城ー幕府の政策上 必要な城は 築城を許可(40城以上)

   ・幕府の政略上(西国有力大名監視キリシタン対策など) ・明石城:小笠原忠真、福山城(水野勝成)、

   ・天下普請:徳川大坂城 元和6年(1620)、二条城拡張 寛永元年(1624)

   ・外様大名の転封 赤穂城(浅野長直・慶安元年(1648))、丸亀城再築(山崎家治・寛永19年(1642)

  ◆御三階櫓(天守代用) 水戸城、新発田城、弘前城、丸亀城など

  ◆天守台のみ築造(天守築造せず):明石城、赤穂城、篠山城

     

 ・寛永12年((1635)の武家諸法度 「普請(石垣、堀など)の修復は 届出・許可が必要に 改訂」

 ・寛永の「破城」(寛永15年(1638) 島原の乱の後):肥前名護屋城、島原城、岩国城

 ・海防強化(幕末の築城)(幕末の築城) 松前城(松前宗弘・嘉永2年(1849))、福江城(五島盛政・嘉永2年)

 ・洋式築城・砲台 稜堡式:五稜郭(函館奉行所・安政4年(1857)、四稜郭、龍岡城(長野県)

          砲台:品川台場(嘉永6年(1853)、和田岬砲台(文久3年(1863))など

 ・明治維新(19世紀~今日) 

  ・存城・廃城令 明治6年(1873)1月14日(太政官不達)存城:56城(名古屋城、姫路城)・・陸軍省管轄

                              廃城:190城(城、陣屋など)・・・大蔵省管轄

  ・米軍の空襲により焼失(昭和20年(1945)):名古屋城、和歌山城、大垣城、広島城、福山城の各天守)

  ・戦後の再興(主に昭和30年~昭和40年代)・外観復興(名古屋城など)・復興(大坂城など)・模擬復興(伊賀上野城)

  ・平成の復元(史実に基づいた再現) ・天守:掛川城、白石城など ・御殿:彦根城表御殿、佐賀城本丸御殿など

 □現存天守:12城(国宝・重要文化財)・・・ NHK 全国名城 現存12天守をめぐる旅

  ・国宝5城:松本上、犬山城、彦根城、姫路城、松江城

  ・重要文化財7城:弘前城、丸岡城、備中松山城、丸亀城、宇和島城、伊予松山城、高知城

       

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