山上俊夫・日本と世界あちこち

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橋下市長が総務大臣をだました!「毎日」が情報公開で暴く。「毎日」よくやった!

2014年10月31日 11時30分08秒 | Weblog
 『毎日新聞』(2014・10・30)の報道によれば、8月に橋下氏が新藤総務相と会談(非公開)した際に「9月議会で否決されれば、謙虚に受け止めるべきだ」と発言していたことが、毎日の総務省への情報公開請求で明らかになった。 
 ところが、29日、『毎日』が橋下氏に取材したところ、「言っていない。住民投票で否決されたら受け止めるという風に言った」と否定したのだ。橋下氏のその後(総務相の承認後)の発言は、議会を否定するような発言の連続だ。否決されてもどこ吹く風とばかりに、議会に住民の決定権を止める権利はないなどといい、「これからは政治のレベルにステージが上がる」と法を無視したごり押しを策している。
 だが、新藤総務相にうそをいってだましたのであれば、橋下市長は市長の座にとどまることはできない。新藤総務相は、「大都市地域特別区設置法」にのっとってすすめる、住民自治や議会制度が形骸化しないことをもとめながら、9月2日に協定書を了承した。
 まさか、議会で否決されても無視する、専決処分でつきすすむと総務相にいえば、了承は得られない。だから、その場では「否決されたら謙虚にうけとめる」といったのだ。これが総務相をだます言葉だとしたら、重大な政治スキャンダルだ。はっきりさせよう。

 情報公開の文章を記事からひろってみよう。
「9月議会で、今のメンバーで議論してダメであれば否決すればいい。9月議会で否決されれば、我々としては謙虚に受け止めるべきだと思っている」
 → たしかに言っている。橋下氏はこれが住民投票での否決発言だとどうしていえるのか。総務省がねつ造したとでもいうのか。
「プロセスが正常でないのは確か。それを埋めるためにタウンミーティング(街頭活動)をやり、有権者に説明したい」
 → 野党を排除して維新単独で協定書を決めたこと、臨時議会開会の要望を知事・市長が拒否したことなどを、プロセスが正常でないと認めている。ところがそれを「埋める」ために街頭活動をやると。どういうことだ。議会制度をないがしろにしたことを議会に謝罪し、正常化するのではなく、街頭で有権者に議会批判をすることで「埋める」?まったく筋が通らない。
「首長の権限を脱法・違法行為すれすれのことを繰り返しながら進めるのではなく、9月議会の本会議で正々堂々と議論したい。正常化に全力を尽くしていきたい」
 → 脱法・違法行為すれすれのことを繰り返してきた自覚があるのだ。脱法・違法行為はしないといったのに、いま新たな脱法・違法行為につきすすもうとしている。総務相を現にいま、だましている。
 
 とにかく総務相の了承を得るために、口からでまかせで総務相をだました(事実として)ことが明らかになった。会議は冒頭だけ公開で、あとは秘密会だったので、安心してだましたのか。
 これは放置できない重大問題だ。徹底追及しよう。
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1 コメント

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                          . (                  )
2014-10-31 22:12:27
なぜ解職請求運動が起こらないのかが不思議です。
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