2011年10月26日、ABCテレビの夕方のワイドショー「キャスト」において、橋下徹氏の友人で民間人校長として去年から府立和泉高校校長をつとめている中原徹氏が出演していた。教育基本条例について、陰山英男氏と議論をたたかわせた。もちろん中原氏は推進で、橋下氏と瓜二つの意見だった。
そこで看過できないことをいった。教員をSABCDに相対評価して、Dは5%で2年続けば免職の対象にされるということだが、中原氏は、「和泉高校は60人いるから、5%だと3人、Dは3人いますよ」と断言した。条例は案であって、決まっていない。にもかかわらす、平然と「和泉高校にはDが3人いる」と関西全域にむけて公言したのだ。この条例が実施されれば、有無をいわさず5%がDにされるが、いまの人事評価は絶対評価だ。現時点でDが3人いると断言したことは放置できない。
さらに暴言をはいた。中原氏は、「すべての学校にかならず5%はDがいる」といった。彼は1年余りしか校長をしていない。しかも1校だけ。なぜ、どんな根拠で、「すべての学校でかならず」Dが5%いると断言できるのか。全府立高校に対する、全教職員に対する名誉毀損だ。人格を疑う。まったくの政治的狙いにもとづいた発言だ。
そもそも、中原氏は弁護士だが、民間人校長に応募するときに、兼職をしていいのかと橋下知事の特別秘書をつうじて府教委に問い合わせをした。わたしはそんなことも知らずによく応募したな、と当時思った。もし、教員採用試験をうける人がそんなことも知らなかったら、そのひとは100%落ちるだろう。教育法規も試験科目にあるからだ。ところがびっくり、こんどの教育基本条例案では、兼職を認めているのだ。弁護士事務所を経営しながら、会社を経営しながら学校の校長をする、これが教育基本条例の姿だ。中原氏の思いがかなうのだ。でも別の仕事をしながら片手間で校長をする人を学校は信用しない。
中原氏については、もうひとつ忘れられないことがある。それは去年の夏休みに入るときに大阪の全高校生に配られた「高校生活」という新聞のことだ。高校生活指導研究会がが編集し、配っている。その1面全面をつかって中原氏の発言と写真がのった。わたしは、写真をみて腰を抜かしそうになった。中原校長の写真と、学生時代の中原氏の写真が別人かとおもうほどに違うのだ。年の違いではない。学生時代の眉毛はすごく太いのに、校長の写真は見事に眉を剃って細くしているのだ。なんとチャラチャラした人物かと驚いた。眉を細く剃った校長がはたして生徒指導ができるのか疑問だ。いや、和泉高校は泉州の方では1,2を争う進学校だから生徒指導で校長が苦労するなんてことはないだろう。もしこれが困難校だったら、見抜かれて指導は成り立たないだろう。だが民間人校長はみんな生徒指導という点では楽な学校ばかりに配置されている。
今日、テレビで中原氏が大写しになったとき、わたしはテレビに近寄って確認した。デジタル放送ということもあり、中原氏の眉毛は目尻に向けて見事に細くなっているのが確認できた。眉を細くしている校長は初めてだ。
わたしは、朝日放送に電話をした。なぜ校長の意見を聴くのに、橋下氏の友人の中原氏を招くのか、人選がおかしいと意見をいった。160人以上いる校長のなかでなぜ中原氏なのかと。校長の全体の意向とかけはなれた意見をまちがって校長たちの意見と受け取られる可能性がある。おそらく条例案にはっきり賛成推進するのは中原氏ひとりだろう。知事にもっとも近かった教育委員諸氏も白紙撤回以外にないと表明しているのだから、現場の人そのものである校長は教育委員以上に怒っている。朝日放送も、もうそろそろ橋下氏を毎日持ち上げるのをやめてもらいたい。
そこで看過できないことをいった。教員をSABCDに相対評価して、Dは5%で2年続けば免職の対象にされるということだが、中原氏は、「和泉高校は60人いるから、5%だと3人、Dは3人いますよ」と断言した。条例は案であって、決まっていない。にもかかわらす、平然と「和泉高校にはDが3人いる」と関西全域にむけて公言したのだ。この条例が実施されれば、有無をいわさず5%がDにされるが、いまの人事評価は絶対評価だ。現時点でDが3人いると断言したことは放置できない。
さらに暴言をはいた。中原氏は、「すべての学校にかならず5%はDがいる」といった。彼は1年余りしか校長をしていない。しかも1校だけ。なぜ、どんな根拠で、「すべての学校でかならず」Dが5%いると断言できるのか。全府立高校に対する、全教職員に対する名誉毀損だ。人格を疑う。まったくの政治的狙いにもとづいた発言だ。
そもそも、中原氏は弁護士だが、民間人校長に応募するときに、兼職をしていいのかと橋下知事の特別秘書をつうじて府教委に問い合わせをした。わたしはそんなことも知らずによく応募したな、と当時思った。もし、教員採用試験をうける人がそんなことも知らなかったら、そのひとは100%落ちるだろう。教育法規も試験科目にあるからだ。ところがびっくり、こんどの教育基本条例案では、兼職を認めているのだ。弁護士事務所を経営しながら、会社を経営しながら学校の校長をする、これが教育基本条例の姿だ。中原氏の思いがかなうのだ。でも別の仕事をしながら片手間で校長をする人を学校は信用しない。
中原氏については、もうひとつ忘れられないことがある。それは去年の夏休みに入るときに大阪の全高校生に配られた「高校生活」という新聞のことだ。高校生活指導研究会がが編集し、配っている。その1面全面をつかって中原氏の発言と写真がのった。わたしは、写真をみて腰を抜かしそうになった。中原校長の写真と、学生時代の中原氏の写真が別人かとおもうほどに違うのだ。年の違いではない。学生時代の眉毛はすごく太いのに、校長の写真は見事に眉を剃って細くしているのだ。なんとチャラチャラした人物かと驚いた。眉を細く剃った校長がはたして生徒指導ができるのか疑問だ。いや、和泉高校は泉州の方では1,2を争う進学校だから生徒指導で校長が苦労するなんてことはないだろう。もしこれが困難校だったら、見抜かれて指導は成り立たないだろう。だが民間人校長はみんな生徒指導という点では楽な学校ばかりに配置されている。
今日、テレビで中原氏が大写しになったとき、わたしはテレビに近寄って確認した。デジタル放送ということもあり、中原氏の眉毛は目尻に向けて見事に細くなっているのが確認できた。眉を細くしている校長は初めてだ。
わたしは、朝日放送に電話をした。なぜ校長の意見を聴くのに、橋下氏の友人の中原氏を招くのか、人選がおかしいと意見をいった。160人以上いる校長のなかでなぜ中原氏なのかと。校長の全体の意向とかけはなれた意見をまちがって校長たちの意見と受け取られる可能性がある。おそらく条例案にはっきり賛成推進するのは中原氏ひとりだろう。知事にもっとも近かった教育委員諸氏も白紙撤回以外にないと表明しているのだから、現場の人そのものである校長は教育委員以上に怒っている。朝日放送も、もうそろそろ橋下氏を毎日持ち上げるのをやめてもらいたい。
逆に、眉を整えていたら仕事ができないと判断する、信用ができないと判断することこそが危険だと感じます。
このことを橋下が擁護していただけではなく、ネトウヨの連中が大挙して『国歌を斉唱しない教員は辞めろ』などとネット上でわめいていました。 このままいけば日本人は戦前のメンタリティに戻るのも時間の問題ではと心配しております。