山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下徹のずるさ、選挙前だと除名にするが(上西小百合)、それ以前なら国替えで大甘

2015年04月10日 21時07分40秒 | Weblog
 上西小百合衆院議員の話題は関西のすべての人の口にのぼったことだろう。議員としての資質、人格がなってないことが見え見えだ。これほどわかりやすい事例はない。橋下自身は被害者であるかのような立場で、にわかに上西氏を攻撃し、これを除名した。この顛末も、橋下維新という勢力の本質を天下に示した。本来なら、前回と、昨年の2回にわたって公認をした政治責任がまずあって、そこからテレビカメラの前に立つべきだ。なのに、その場を逆転のパフォーマンスの機会にしようという魂胆がありあり。
 維新の候補者は公募で、橋下氏の気に入った人物を並べた。公募区長、公募校長、民間人交通局長なども問題続発、辞職で腐臭がただよっている。維新には人間的、資質的に問題のある人物がむらがる。
 上西議員を除名にするなら、府会議員の(だった)奥野康俊氏をずっと前に除名にすべきだ。池田市選出の奥野氏は、市内の高校に出入りし、横柄な態度で校長にいろいろと圧力をかけてきた人物だ。奥野氏はツイッターで、「教師のあるべき姿になるまで教育委員会をぶっ壊します。いやいや追求(追及のまちがい)します」「校歌は歌うのに国歌は歌わない。日本で住む以上法律を条令を守れ」などとわめいていた。
 日本に住む以上法律を守れと教員を脅していた本人はどうか。2011年から3年間、閉鎖されているホームページの運営費用として親族の男に262万円を活動費から支払っていた。通常の相場月2万円をはるかに超える7万5千円も払っていた。西宮のあの県会議員と同じではないか。運営費といいながら、じつはそのホームページは閉鎖されていたのだから、実際はもっと悪質だ。除名し、辞職させるべきだ。
 ところがだ。発覚したのは去年の夏だから、橋下氏からはおとがめなし。上西氏はかわいそうに一斉地方選挙告示前、都構想=大阪市廃止構想の住民投票を控えていることから、大げさに見栄を切って除名処分だ。
 奥野氏は、池田市北豊島で町内会長をやっているのに、橋下氏の温情ある措置で、旭区から市会議員に立候補している。どういうことだ。ここに橋下維新というものの本質が出ている。
コメント (1)
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