山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

自爆営業、被災者を解雇するソニー

2011年06月18日 10時55分12秒 | Weblog
 今日(2011・6・18)の『しんぶん赤旗』に共産党の山下芳生(よしき)議員が参院総務委員会でおこなった質問の記事があった。郵政職場でのパワハラと年賀はがきのノルマ営業についての質問だった。
 リーダーが、「バカヤロー、死んでしまえ」とか「なんでこんなことができないのか、時給をいくらはらっているのか」などと罵声の嵐のようだ。 
 わたしはこの2年、ノルマ営業に協力して年賀はがきを買っている。べつにどこで買おうと出す枚数はおなじなのだが。パワハラとセットで年賀はがきの営業ノルマが押し付けられているという。そこで怒鳴られた挙句、自爆営業に走るらしい。自爆といっても爆弾は持たない。自腹で年賀ハガキを大量に購入して、それを金券ショップに持ち込むのだ。これが大々的に広がるとぎりぎりに出す人たちは、金券ショップで安いハガキを買うようになるだろう。
 山下議員は、ノルマ営業、自爆営業をやめさせるべきだと追及した。片山総務大臣は「自爆営業はあってはならない、根絶させるために強く要請したい」と答えた。

 同じく『赤旗』16日付が、政府の復興構想会議に財界を代表して委員を送っているソニーが、仙台で、期間社員を大量に解雇していることを告発している。期間社員も自宅は被災したのに、長時間かけて出勤し、泥のかき出しなど復旧作業に精をだしてきたのに150人の全員を解雇した。期間社員といっても5年以上働いている。
 ソニーの2010年の内部留保は3兆4088億円、会長の役員報酬は8億2550万円だという。内部留保を被災労働者のためにはきだしてもバチはあたらんだろう。首をきられた労働者は、ソニー労働組合仙台支部に加入して闘いに立ち上がっている。がんばれ!強欲な資本家に負けるな!
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