マイタのブログ

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鶴の友・上々の諸白、入荷しました。

2022年06月08日 | 鶴の友

 入荷のお知らせです。



鶴の友 上々の諸白(じょうじょうのもろはく)

720ml  3,410円・税込


(写真はダミー瓶なので日付が入っていません)



このお酒は製造量が多くはないので店頭から姿を消すことがたびたびあります。予めご了承ください。




「諸白(もろはく)」とは、酒造りに使う米(麹米と掛米)のすべてに白米を使用して造った日本酒のことで、平安時代中期ころに始まったとされています。麹米と掛米の両方(諸)を白く擦って使ったから「諸白」。それ以前は麹米に使う米は玄米や 良くても粗く精米されたものを使っていたと言われておりますのでかなり雑味が多かったことでしょう。そこに洗練された味わいの「諸白」造りのお酒が登場したわけですからさぞや話題になったはず。しかしその時代の酒造り用の設備を考えると精米することだけでもかなりの労力だったのは容易に想像できますので、頭では分かっていても「諸白」造りは簡単ではなかったと思いますわ。その後、江戸時代になって兵庫・灘の酒造家の人たちが地の利を活かして水車を使った精米法を発展させ、大量に良質の白米を入手できるようになるまでは。

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江戸時代、上方から樽廻船で運ばれてくるお酒は大消費地・江戸の人々に「下り酒」(上方から来るから)と呼ばれて大変人気がありました。仕込みの一部に玄米または粗白米を...

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今では精米機の性能次第でとことん小さくなるまで簡単に米を削ることが出来ます。平安時代の人たちが見たらうらやましいと思うでしょうか? いえ、もしかしたら「なんてもったいないことをしてるんだ。」と思うかもしれません。良い酒を造るには ただ米を小さく削ればいいってものではありませんからね。

 

技術の行方。 - マイタのブログ

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精米歩合につきまして、過去に取り上げたことがありました。お酒に興味のない方にはどうでもいい話題であり、かつ理屈っぽくて嫌がられるのではなかろうかという気がしなが...

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理想とする酒質と環境保護の精神、自然への敬意と感謝などを自分の中で融合させ、「無駄なまでに削らなくても良い酒を造ってみせる」という酒蔵の理念と気概と技術で造られたお酒が私は好きです。

 

清酒 鶴の友


おすすめのお酒です。



それでは本日も日本酒で乾杯!


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