晴天。朝から気分よく配達へ。
こんな日の夜は月見で一杯といきたいですねぇ… とは言っても明日が新月ですから雲が無くてもお月さまは見えませんし、ちょっと寒いので月見は想像の中だけですけども。
秋になって頃合いに熟して より味わい深くなった状態やそのお酒のことを「秋上がり」と呼びます。ですからどのお酒にも「秋上がり」の可能性はあるのです。そう呼べる品質かどうかは造り手の腕次第ですな、こんな風に言うと何を偉そうにと叱られそうですが。 こちとら伊達や酔狂で毎日日本酒の味を見ているわけではありませんからね（酔狂ではあるかな？）。自分が扱っているお酒はそれぞれ定期的に確認しているのです。だから取り扱い銘柄が増やせないということもあるんですけども。
おっ この酒は・・・ と感じるものが多いですよ、この季節は本当に。
中でも これぞまさしく「秋上がり」の見本のようなお酒、「鶴の友・上白」。かなりよく上がってます。
そして「金鶴・上弦の月」。こちらは季節商品ですので出来てからの変化の軌跡は想像するよりほかにないのですが、この風味の調和は紛れもなく熟成による恩恵。とてもよく上がってます。
日本酒らしさ、日本酒ならではの趣、そういったものを大切にしている酒蔵さんを愛飲家の皆さんは応援してくださっています。その気持ちが、本来の意味での品質の良い酒を目指し続けようと努力している酒蔵さんの励みになるんですよね。
いささかおしゃべりが過ぎました。それでは本日も日本酒で乾杯！
