以前も申しましたが、当店は茶色と緑色の一升瓶を積極的に回収しております。もちろん当店以外で購入されたり、贈答などでもらったものの空き瓶でも大丈夫ですよ。
明治時代に初めて一升サイズのガラス瓶が作られ、大正時代に現在の規格に合ったものが量産できるようになったのだとか・・・ 令和の時代に聞くと歴史を感じますねぇ。ちなみに一升は1.8リットル、ずいぶん半端だねぇ、どうして2リットルとか切りのいい数字にしなかったんだい?と思われるかもしれませんが、それも歴史です。昔の日本の尺貫法(長さや質量を表す単位)が元ですからね。それこそ昔の計量器だった「升(ます)」の字が使われていることからも合点がいきますよね?
地球環境に優しい日本の伝統酒類容器 一升びん
ちょっと話がずれますが「日本酒は栓を開けてから何日くらいで飲み切るのがいいですか?」と聞かれることがあります。厳密に何日以内というのはありませんが、一度栓を開けたものはキチンと密封しても風味の変化が早く進みますので なるべく早めに飲んでいただくのがよろしいかと存じます。かといって無理は禁物、美味しいと思える量で盃を伏せてくださいませ。お酒は皆さんの毎日を楽しくする要素の一つであり明日への活力源、健康を害す飲み方をしてしまっては本末転倒なのです。
また、「なるべく早めに」というのは抽象的で恐縮ですが、お酒の製法や造り手の技量・コンセプトによって変化の方向や速度が違いますので一概には言えないんですよね。その点に関しましては個別にご質問いただけましたら誠意をもってお答えいたします。いえ、お答えできるように努力します。
4月もあと一日となりました。
明日が充実した一日になることを願って本日も日本酒で乾杯です!
それでは皆さん、明日もよろしくお願いします。