農村集落が多い当地では春祭りのシーズンです。こういうときは好天が何よりですね。
お祭りといえば御神酒がつきもの。この界隈ではその通り熨斗紙に「御神酒」と書いた清酒をお供えするのが一般的ですが、地域によっては違う書き方をするのだそうで。どうであれ、神さまは御心が広いのですから文字よりもお供えする人の気持ちを汲んでくださっていると思います。
そう言えば、ずいぶん前(25~30年くらい前だったような?)に子どもと一緒にテレビでたまたま見た「ゲゲゲの鬼太郎」の内容が妙に現実的過ぎて見入ってしまったことがありましたわ。そのときの回のあらすじがこちら↓
【灼熱の妖怪! ひでり神】
梅雨だというのに日照りが続き、酒造りが盛んな村が苦しんでいた。旅に出ていた子泣き爺がその村を訪れるが、空腹のあまり倒れてしまい、酒蔵の家に助けられる。日照りの原因が妖怪だと聞いた子泣き爺は、退治して恩返ししようと鬼太郎を呼び寄せる。その時、ネズミ男が奇妙な雲の家に乗って現れ、“本物の酒”を山の祠に供えるよう告げる。異常気象の原因は、酒造が近代化されたせいで酒の味が変わったことに怒った、ひでり神のせいだったのだ。
ネット検索で探し出しました。便利な世の中ですね。
子供向けのテレビアニメですが、地酒ブームだった当時の酒造業界に対して製作スタッフが警鐘を鳴らしてくださったのかも知れません。
丁寧に造っても酒の味は年中一定にはなりませんが、それを一定にしようと努力してくれている酒蔵さんに私は魅力を感じますわ。それと、変わったとしてもいっそう美味しくなったのなら嬉しいことですよね。
お酒の基本は「旨いこと」。今日 買っていってくださったお客さんにあの酒は喜んでもらえてるかな・・・? と考えながら晩酌するのが毎日の日課になっている酒屋オヤジなのでした。なんともまとまりのない文章になりましたがご容赦くださいませ。
それでは本日も日本酒で乾杯!