この6年間、大阪府の「統一保険料」に向かう流れの中で、保険料が引き上げられてきた。
「試算」として示されている来年度の保険料率は、さらに引き上げとなるようだ。(今日の森下議員の質問に対する答弁)
どんな保険料を大阪府が示そうと、黙って「それに従う」という国保条例が、今日の本会議で多数で可決成立した。
途中まではパソコンで、最後はスマホで視聴しながら移動した。
質問をし、反対意見を述べたのは、日本共産党の森下議員だけ。
起立による採決で、「反対」の意思表示は、日本共産党の2名だけだったようだ。(スマホの画面では、ぐるっと議場をカメラを回してくれてもはっきり確認できない。)
一言も発言せずに、黙って賛成の起立をした議員さんの、そのひとりひとりに問いたい。
高い国民健康保険料で、どうにもならずに悲鳴を上げている。そんな市民の方からのご相談は一度もなかったのですか?
減免基準も大阪府の統一なので、それに該当せず今の市の独自減免で救われている人の保険料は、激増します。
その声が、あなたに届いたときに「大阪府が決めたのだから仕方ない」と答えますか?
法の下で「保険料の賦課・徴収は市町村の役割」なのに、その役割を投げ捨てる条例にあなたが賛成したことの責任は忘れないでください。
「大阪の保険料はなぜこんなに高いのか?」市民の質問にあなたは答えられますか?
全国の保険料を高い方から並べて、軒並み大阪の市町村が並ぶのがなぜなのか?
あなたは真剣に考えたことがありますか?
国保料はあがって、国保会計は黒字。森下議員への答弁によれば、基金は3億円近くという。
こんな会計の形は歪んでいるとは思いませんか?
その基金を使って、保険料を引き下げることが本当は市の責務であるはずです。
その責任と権限を投げ出す条例に、賛成したのはなぜですか?
せめてどなたか一人でも、賛成する理由と根拠を議場で発言していただきたかったと思います。