こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

後期高齢者医療・・・「保険証取り上げ」許さない力

2012-09-28 23:09:56 | 後期高齢者医療
大阪府後期高齢者医療広域連合議会の定数20の議会で、今年度は私を含め、5人が日本共産党の議員です。各市町村議会の議員の代表を、政令市、町村、衛生都市をブロックごとに分けたなかから一定数を選んで、当初に決めたルールに基づいて選出した結果です。

制度発足の2008年4月、72万人余でスタート。4年たって、今年の4月ですでに86万人余。4年間で2割近い増加。
きょうは、広域連合事務局に出かけ、他市から選出された日本共産党の議員3人といっしょに(ひとりは都合が悪く欠席)制度の執行状況などについて詳しい説明を受けました。

実は、事前にお願いしておくはずだったことが手違いで伝わっていなく、突然の訪問になってしまいましたが、午前中の2時間、21日に開催された大阪府高齢者医療懇談会の資料等に基づいて説明をいただきました。

86万人の命を守る医療保険制度に関わる議会が、わずか20人。
「これは少なすぎる」という問題提起をすでに投げかけています。

今のところは、「20人の中のひとり」ですから、責任重大です。

この制度発足のとき、それまで老人保健制度のもとではなかった「高齢者からの保険証取り上げ」に事実上なる資格証明書の発行が、この制度のもとではおこることが大問題となっていました。
「1年以上の滞納者には、資格証発行」ということが法律で決められたこと、それが市町村の権限の及ばないところで起こりうることが、大変危惧される問題のひとつでした。
「うば捨て山」と言われた後期高齢者医療の、残酷無慈悲な本質をあらわすものとして批判の的になっていました。私も、議会の一般質問や、条例制定時の質疑で問題にしました。

4年たって、とにかく「一枚も資格証を発行させていない」ことは、世論と運動の成果といえるものと思います。

声をあげなければ、守れなかった命があったに違いない。

声を上げ続けなければ・・・と、思います。
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