こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

生活保護・・・無差別平等の原則

2012-09-26 21:37:32 | 社会保障
きょうは「毎週水曜日午前10時~」と定例にしている相談会。

事務所をあけてお客さんをお待ちします。

3組4人の相談。そして電話が1件。予約制ではありませんが、うまく時間をずらして来ていただけました。

すべて「生活保護」に関する相談でした。

「治らない」と宣告された病気と道連れで「残された日々を安らかに過ごしたい」と願う方。
働いて働いて・・・ある日、倒れて半身麻痺の体になった方。ご本人は入院中で、相談に見えたのは妹さん。

このお二人は、ともに50代男性。

そして、少ない年金で何とかやりくりしてきたものの、医療費がかさんで・・・とおっしゃる方。

当然、生活保護で守られなければならない方々です。

年金暮らしの女性は、なんと「孫が公務員」であることを気にして、申請をためらっておられました。

こうして、縁あって訪ねてくださった方には、「生活保護とは何なのか」をお伝えさせていただくことができます。憲法と生活保護法を手元において、私なりに話をさせていただくことができます。

けれど、今でもひとりで悩んでおられる方がたくさんあるに違いないのです。

先日の市民アンケートに匿名で「困っていること、不安に思うこと」に次のように答えた方々。
「持病があり、働けないこと。将来もらえる年金が少ないこと。子どももなく、身よりもないので将来一人になった時の生活が心配」

「年金が少ないので、高齢になっても働かないとやっていけないが仕事をずっと続けていけるか心配です。」

生活の困窮と将来への不安を訴える声は、まだまだあります。

誰もが命尽きる瞬間まで、それぞれの人生を誇り高く安らかに生きることができるように。
そのためにどうか、法に基づく権利を行使すること、必要な方が生活保護を申請することをためらわないでください。


生活保護法 第二条  すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる。
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