無題・休題-ハバネロ風味-

私の視線で捉えた世の中の出来事を、無駄口、辛口、様々な切り口から書いてみました。

国道

2012-03-19 22:39:15 | 建築・都市・港
朝の8時で酒田を出発する。



すでに松山を走っている時点で、吹雪になった。



望遠レンズでないので残念だが、最上川の中にポツンと人影が見えないだろうか。向こう岸の鉄塔の真下の点なのだが、サクラマス狙いの釣り人二人である。走っている内に随分と見かけた。寒いだろうな。(小さすぎて見えないかな。)



気温は-1℃。道路の脇を歩いているのは、JRの方で、線路の点検(雪崩)のようである。



電車とすれ違った。雪煙が豪快である。



新庄市に近づくにつれ、吹雪はますます酷くなった。明日がお彼岸だと言うのに、真冬のようである。



除雪作業が進んで道路全体が見えるようになったと思ったら、4車線の分離帯に設置したフェンスが、見るも無惨に崩れていた。
今年の積雪で、分離帯の雪は壁となり、対向車線の大型車も見えないほどに高くなった。気温が高くなると上部は雪庇となり、地面に着くほどのつららも垂れ下がった。フェンスはその重みに耐えられなかったと考える。



フェンスが破壊された箇所は、村山から尾花沢にかけて、延々と続いていた。



除雪費用も億を超すが、このフェンスの取り替えにも高額な費用が発生すると思う。
何年も山形に通っているが、このようになったフェンスは記憶にない。



ここは、国道13号線であり、県や市町村からの持ち出しはないと考えるが、フェンスそのものを廃止したらどうなのだろうか。必要はあるのだろうかと考える。雪の重みでひん曲がるフェンスなど、事故防止にもならないだろう。



新庄道路では、雪崩を阻止すべく人力作戦が行われていた。「お疲れ様です!!」



これは山形市のシンボルの文翔館(旧県庁)美しい建物である。このビューポイントが歩道ではなく車道のど真ん中なのが悲しいと、景観の委員会で話題になった。

そうそう、昨日18日夜の、BSで(どのチャンネルかは忘れたが)文翔館が出ていた。階段の映像を見ただけで、「文翔館だ。」と気がついた。天井の左官のしっくいの造形で確信を得た。時計台の時計を守っている親子2代の人の話もあった。銅町の鉄瓶も出ていた。こんな風に山形が伝えられるのは嬉しい。



帰りに天童市の菓子舗「一本杉」に寄って、揚げまんじゅうを買った。揚げまんじゅうは福島の二本松が有名なのだそうだが、この店の名が一本杉なのはわざとなのかは知らないが面白いと思う。



庄内平野へ戻り、白鳥の群れを見た。最上川での餌付けを止めて、白鳥の数は減っただろう。今年のような厳しい冬には、何とか餌付けを復活させて貰いたいものだと思う。ろくすっぽ餌も食べず、体力がないままに長い渡りは難しいだろう。やっとのことで雪が消えた田んぼでの、しばしの食事風景だ。



飛んでいく白鳥。追いかける私。白鳥の方が車の速度よりも速かった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする