デジスコ撮影実習日誌

デジスコとデジカメで野鳥や草花を撮影するのが楽しくて実習に励んでいます。 最近では電子工作にはまっています。

ツキノワテリムクドリ再訪問

2007年04月16日 11時27分22秒 | Weblog
2007/04/09(月曜日) 晴れ

あのピカピカと金属のように青く光るツキノワテリムクドリ。
新聞にも載るほど珍しくて、一時は大変なさわぎになったようであるが
今は一時の大騒ぎも収まってポイントも静かなものである。
カメラマンもほとんどこないようだ。
色もきれいで、人を恐れずすぐ近くまで寄ってくるので撮影しやすい。
私の友人にもこの野鳥を撮らせてあげたいと思った。
それに最近は写真を撮ったり見物に来る人も少なくなって、エサをもらう
機会も少なくなったようで、ツキノワ君も大分痩せてしまったようである。
(この辺りを散歩する近所の方のお話です。)
前回、私はエサも持たずにやってきて、ツキノワ君をただ撮りしてしまって
ちょっと申し訳ない気がしていた。
今度はエサ(ミルワーム)を持ってお礼をしようと思っていたので友人を誘って
再訪問した。

現地に着いてツキノワ君のいそうな場所を覗いてみたが、見つからない。
ひょっとするともういなくなってしまったのか? わざわざ遠くから友人を引っ張り
出してきたのにもし会えなかったら困ったなぁ・・・なんて思ってしまった。
近くを通りかかった人に様子を聞いてみると、「あの鳥は毎朝見られますよ」という
返事だった。 よかったよ! 双眼鏡を覗いて必死で探していた。
でも、なかなか見つからない。 どこにいるんだろう!

しばらくして車内で待機していた友人が車を降りてきて、「後ろ! 後ろにいるよ!」と
教えてくれた。 なぁーんだ、道路を挟んだ反対側にいたよ。 よかったぁ!
  
畑の周りには「畑には入ってはいけない」「エサをあげてはいけない」の看板が立てて
あった。 あれ、エサをあげてもいけないのか!?  ツキノワ君にあげたエサを目当
てに他の野鳥が集まり、畑にまいた種をほじくって食べてしまったり何かと悪さを
するので農家の人は困っているらしい。

近所の人だと思うが鳥好きなのだろう、パンくずのエサを持ってきてツキノワ君にあげて
いた。 「ねぇ、いいじゃないの。 エサぐらいあげたって」といいながら・・・・
私もミルワームをあげようと思っているくらいだから「ねぇー、エサぐらいあげてやらな
くっちゃーいけないよぉー」なんて相づちを打ってしまった。

↓ すぐ目の前の街路樹に止まってポーズを取ってくれた。


↓あれっ、道路標識に止まってるよ! 


ツキノワ君は道路を挟んだ反対側でエサをついばんでいる。 私は持ってきたミルワームを
投げてあげた。 ツキノワ君はすぐ見つけて飛んでくる。 折角持ってきたエサだから
皆あげてしまおうと一生懸命投げてあげていた。 これがいけなかった。 農家の人に
見つかってしまったのだ。 何だか大きな声で怒ってるらしい。 しかし私には聞えなかった
のでエサをあげ続けていた。 気がついた友人が「おじさんが怒ってるよ!」と注意して
くれた。 おおぉ、これはまずい! 「ごめんなさい、ごめんなさい」と友人と二人で
ぺこぺこ頭を下げた。 おじさんは引き下がって行った。

↓ 畑からちょっと離れた雑草が茂ったところにエサをまいてあげた。



ここならエサをまいても大丈夫だろう、と持って行ったミルワームを全部まいてあげた。
これで少しでもツキノワ君の栄養になってくれればいいのだが・・・・

時刻はそろそろ昼近くなっていた。 私達もお腹が減ってしまった。
近くのコンビニで弁当を買って食べた。 そしてここを引き上げて次のフィールドに
行くことにした。
ツキノワテリムクドリ君、モデルになってくれてありがとう。 元気でね。
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