2011/10/3 (月曜日) 晴れ
作り直したピストンは機密性がよくて単独の圧力チェックでは
シリコンチューブが吹っ飛ぶくらい圧力があがるのに、車台に
取り付けて実際に動かしてみると何だか動きがイマイチで
力が出てないように感じられる。
やっぱりどこかで蒸気が漏れているんだろう。
そうなるとすべり弁にも問題があるのかも知れない。
そこでついにすべり弁に手をつけてしまった・・・・
実はこの(実習生式)すべり弁はとても調整しにくくて、ここまで
動くようにするには相当根気よく調整を繰り返してきた。
また手を付けると、元のように戻せるか自信がない。
でも、気になることはやってみないと気が済まない実習生はついに
禁断のすべり弁に手を出してしまった。
↓ (実習生式)すべり弁装置。 この中ですべり弁がタイミングに従って動いてシリンダーに
送り込む蒸気を制御する重要な装置だ。

↓ 内部はこんな構造になっている。


シリンダーに蒸気を送る穴が開いたベース(底板)の上をすべり弁が行ったり来たりして
蒸気をタイミングよく送り込むのだが、すべり弁とベースは常に密着して蒸気が漏れない
ようにしなくてはならない。
ところがこの実習生式では工作精度が低いのですべり弁の位置によって密着性が悪くなり
蒸気が漏れてしまう。
そこを何とか調整して全体が満足できる程度の密着性で我慢していると言うわけである。
今回、思わず手を出してしまった禁断のすべり弁はやっぱり元のようには戻せなかった。
何度調整しても蒸気漏れが大きくてダメだった。
何度目かの組立てのとき偶然に、すべり弁の(駆動棒)取り付けを緩々(ゆるゆる)にして
組み立ててしまった。
ところがこれが結構蒸気漏れが少なくなっていたのだ。
そうかぁ・・・ すべり弁はゆるゆるに取り付ければ内部の蒸気圧に押さえつけられて
ベース(底板)に密着するんだ・・・・
↓ 早速、二枚ナットでわずかに隙間を持たせてすべり弁を取り付けた。
これですべり弁は左右に移動してもどの位置ででも底板に密着するようになった。

↓ 今までは駆動棒にすべり弁をナットで挟んでガッチリと固定していた。
駆動棒が平行に取り付けられていないので前後に移動すると隙間が出来てしまうのだ。

すべり弁の(駆動棒への)取り付け方を改良したときの様子です。
steam loco 111003 すべり弁改良
車台にすべり弁装置を取り付けて走行テストをしてみた。
もうそろそろ夕方だ。 時間がないので裸のままでのテストだ。
steam loco 111003 ZB-1テスト走行
今回のすべり弁調整で(実習生式)すべり弁装置の欠点を克服できた。
これからも作り続ける(つもりですが)スチームエンジンへの応用が楽しみだ。
作り直したピストンは機密性がよくて単独の圧力チェックでは
シリコンチューブが吹っ飛ぶくらい圧力があがるのに、車台に
取り付けて実際に動かしてみると何だか動きがイマイチで
力が出てないように感じられる。
やっぱりどこかで蒸気が漏れているんだろう。
そうなるとすべり弁にも問題があるのかも知れない。
そこでついにすべり弁に手をつけてしまった・・・・
実はこの(実習生式)すべり弁はとても調整しにくくて、ここまで
動くようにするには相当根気よく調整を繰り返してきた。
また手を付けると、元のように戻せるか自信がない。
でも、気になることはやってみないと気が済まない実習生はついに
禁断のすべり弁に手を出してしまった。
↓ (実習生式)すべり弁装置。 この中ですべり弁がタイミングに従って動いてシリンダーに
送り込む蒸気を制御する重要な装置だ。

↓ 内部はこんな構造になっている。


シリンダーに蒸気を送る穴が開いたベース(底板)の上をすべり弁が行ったり来たりして
蒸気をタイミングよく送り込むのだが、すべり弁とベースは常に密着して蒸気が漏れない
ようにしなくてはならない。
ところがこの実習生式では工作精度が低いのですべり弁の位置によって密着性が悪くなり
蒸気が漏れてしまう。
そこを何とか調整して全体が満足できる程度の密着性で我慢していると言うわけである。
今回、思わず手を出してしまった禁断のすべり弁はやっぱり元のようには戻せなかった。
何度調整しても蒸気漏れが大きくてダメだった。
何度目かの組立てのとき偶然に、すべり弁の(駆動棒)取り付けを緩々(ゆるゆる)にして
組み立ててしまった。
ところがこれが結構蒸気漏れが少なくなっていたのだ。
そうかぁ・・・ すべり弁はゆるゆるに取り付ければ内部の蒸気圧に押さえつけられて
ベース(底板)に密着するんだ・・・・
↓ 早速、二枚ナットでわずかに隙間を持たせてすべり弁を取り付けた。
これですべり弁は左右に移動してもどの位置ででも底板に密着するようになった。

↓ 今までは駆動棒にすべり弁をナットで挟んでガッチリと固定していた。
駆動棒が平行に取り付けられていないので前後に移動すると隙間が出来てしまうのだ。

すべり弁の(駆動棒への)取り付け方を改良したときの様子です。
steam loco 111003 すべり弁改良
車台にすべり弁装置を取り付けて走行テストをしてみた。
もうそろそろ夕方だ。 時間がないので裸のままでのテストだ。
steam loco 111003 ZB-1テスト走行
今回のすべり弁調整で(実習生式)すべり弁装置の欠点を克服できた。
これからも作り続ける(つもりですが)スチームエンジンへの応用が楽しみだ。
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