すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

石巻工業の健闘を祈る

2012年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム

 寒い季節にもかかわらず、もうすぐお彼岸です。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、日中は暖かさを感じますが夜になるとまだまだ寒い季節です。そんな中、春の選抜甲子園が21日から始まる。

 地元石巻工業が21世紀枠で代表に選ばれました。大震災で甚大な被害があった石巻地区からの出場に甲子園では頑張ってほしいものです。一回戦の相手は九州大会で優勝した神村学園(鹿児島)

 21世紀枠の選考基準には様々な意見があり、選抜方法が曖昧だともいわれているが石巻工業は宮城県大会で準優勝した実績があります。

 強力打線といわれる神村学園は九州大会決勝で8-1と打ち勝つ、九州大会では5点以上とってきた高校です。また、2枚看板の投手力も強さの秘訣です。

 石巻工業の勝機は強豪相手にどこまで粘れるかだと思います。恵まれた練習環境ではなかったと報道もありましたが、野球競技は全員で相手に立ち向かっていく姿勢が無ければ勝てないものと考えています。

 水泳や陸上競技のような記録競技は、個人の能力差がはっきりしています。それでも100%勝ちきることは難しいと思っています。野球やサッカーのような団体競技は個人の能力に「チーム力」が加わります。

 抽選の結果、石巻工業の阿部主将は開会式の選手宣誓をすることになりました。宮城県の選手が甲子園で宣誓することは初めてではないでしょうか。石巻だけでなく被災地の皆さんへ元気を届けるように頑張ってほしいものです。

 チーム力で震災という苦しみを乗り越え、甲子園で勝ちきることを目指し練習してきたはずです。今までの成果を甲子園という大舞台で宮城県民に見せてほしいと共に健闘していただくことを祈っています。

 寒さを吹き飛ばす熱い戦いを、期待してやまない。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする