すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

千載一遇のピンチ№3

2012年03月01日 | 市政・市制・市勢

 「子は親の背中を見て育つ」という言葉が議会中にふと思いついた。他に「背中を押す」「背中合せ」「背中が泣いている」も思いつくが、議会の配置図を示すので参考に見てください。↓

242_2

 市長や副市長は前面に座り、傍らや後ろに部長や課長の席が並ぶのに対し、議会は経験年数が多いほど後ろに座るのです。市長は職員に背中を見せるのに対し、議会は経験年数で若輩議員の背中を押す姿勢のように見て取れませんか。

 市長の目と鼻の先に、私たち若輩議員がいます。大御所と思われる先輩議員からは背中を押してくれると思いきや、冷たい視線と文句が出る背中合せでした。

242_4

 私と大友健議員の2人だけが市税条例の一部改正について反対しました。会派内では議会で説明を聞いてから決めようとしていた。反対した理由は次の通りです。

 「増税ですよね。増税するとすれば、国が消費税を上げるのに対して支出を抑えるとか増税するために減らすことを議論するべきで、議論することが無いままに増税することはおかしい。仙台市みたいに大震災のため借金するから、市職員の給与を下げるとかするからこそ市民の理解を得られるのではないか、といって岩沼市職員の給与を削減することではありません。そのような議論が無いまま増税することを決めるべきではない。決して震災復興の財源として反対するものではありません。議論が足りないので反対します」

 この増税は平成26年度から実施するもので、今決めななくとも良いのです。しかし、議決後の昼休み休憩に、井口市長と沼田議員が詰め寄り、「あなたは他の議案にも反対したのだ」と先輩風を吹かして叫ぶ。

 「たばこ税の増税にも災害関連の支出にも反対したことは被災者助けないのか」今日は「けしからん」とは言わず、「反対せずに修正議案を出すべき」と言うのです。背中合せから言われたくないと思いつつ、そこが周回遅れの良いところなのだ。

 増税を安易に決める市議会の、背中は泣いている。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする