岩沼市が運行している市民バスに、乗って見て色んなことがわかりました。ところで皆さんはバスに乗ったことがありますか?私は議員になってから5回目です。少ないですね、1便あたりの平均乗車数は6.4人だそうです。
市民バスは最近行き先表示が変りました。これまで○○線となっていたものを、○○行き○○経由○○線になりました。「わかりづらいから変えて下さい」とお願いし、やっと変ったのですが、それでも難解!
運行経路について市長は、「100人の内わからないとすれば1人か2人だ」と議会で答弁しています。本当にそうでしょうか、どこを走るかわかる市民は何人いると思います?本日、乗ったバスは
市役所前から駅西口です。徒歩で帰れば20分程度でしたが、雨模様で重い荷物もあり、バスで帰宅することにしました。表示には南長谷線とも書いてありましたが、確実に駅西口に行けると思い乗り込んだのです。
バスの乗客は私1人、運転手さんに行き先の確認をして、、、経験のため最後まで乗ることにしました。このバスは市民会館→駅東口→岩沼中学校→南小学校→南長谷でUターン→根方→北長谷→松が丘→たけくま→駅西口(最終) 途中の駅東口で降りても、最後まで乗っても200円だからです。
延べ時間39分バスの旅でした。帰宅後調べたら南長谷線の駅西口着は、一日7便運行し内3便がグリーンピアを経由しません。グリーンピアを経由していれば、もっと時間は掛かるでしょうね。
同じ行き先なのにグリーンピアを経由するものと、経由しないバスがあります。例えば大師線・納屋線は発着場所は同じですが、走る経路にグリーピアが入っていたり、いなかったりです。そして、南北線は南北に走るどころかグリーピアまで行きます。これって東西? ぐちゃぐちゃですよね!
ぐちゃぐちゃな運行経路を市長に、わかりやすい経路に直してはと6月議会で質問した際も「ぐちゃぐちゃと決めつけている」と答弁し、3年に一度の見直しで検討すると留めたのです。見直しは21年度にされたばかり、次回は24年度です。
審査中の21年度決算審査では、将来バス運行経路の見直しを考慮し、検討中の駅前整備についてバスの待機所が作られるよう庁内で検討しては!と質疑しました。
しかし、良い返事は貰えません。出された返事はバスは元来スクールバスですから、運行経路に利便性は無理だ?みたいな曖昧な返事。スクールバスを市民バスに活用しているのは私だって理解しています。
市民バス運行業務委託料は年間5700万円も掛かっています。当然この価格には人件費及び燃料代も含まれています。運転手さんは利用者から「お昼の時間帯に多くバスが走ってくれれば良い」と要望があったそうです。その会話を後から乗車したご老人が聞いて、
「駄目だ、この役所は」 この言葉どう思います?