昨日は亘理名取共立衛生処理組合(亘名)の管理者会が、7月9日(金)に会議を実施した会議録を読んで、眠ってしまいました。首長が4人も集まった会議録ですよ、理解に苦しむ、内容が濃かった。
ブログに書くことを躊躇しましたが、あえて書きます。この問題は岩沼市議会の議員も関心が高く、昨日(9/16)の全員協議会(市議会議員が全員で協議する会議)でも岩沼選出の亘名議員が説明会を実施しました。
焼却施設予定地にボーリング調査結果、産業廃棄物(コンクリート片やセメント混合土・発泡スチロールなど)が埋められていました。調査結果からは鉛の水と、ヒ素が検出されました。
宮城県に相談した結果、再度ボーリングをしヒ素の水質調査を命じられました。この調査費だけで3000万円かかります。この土地に関しては測量などの調査費が既に6700万円程掛かっています。
ヒ素の再調査の結果、ヒ素が自然由来であれば問題は少ないのです。しかし、この場所を巡って管理者会が紛糾し結論を出していない。新たな場所に変更すれば良いという問題ではない。
平成3年に約7万立方メートルの土地を掘り起こしていました。7万立方メートルと言えば、大型ダンプで何十台の規模ではありません。何百台分です。しかも1年ぐらいで埋め立てしたと言うことは、近隣の方は知っていたのだと思うのです。
岩沼市がこの場所を選定した時点で、ここに産業廃棄物が埋設されていることを把握していなかったのか。山の中ではありませんよ、田んぼのど真ん中、不思議とは思いませんか。しかも19年前のことなのです。
疑惑付の土地を購入し、公共施設を建設することは市町民から信任されるかというと困難でしょう。しかし、時間がありません。2市2町の首長は真剣に議論しておりました。
問題の対処法が見つからない。会議録の末尾は、また先送りです。7/9に管理者会を実施して以来、会議が招集されていません。理由は何なのでしょう。管理者が忙しいとか時間が無いとか、言ってる場合じゃない。
時間が無いと言ったのは、今年機種を決定しても発注までに1年掛かります。そして業者選定・契約にまた1年掛かったら、交付税の期間内に間に合いません。まして我ら議会が十分な審議する時間も無いのです。
また、名取市が担当する最終処分場も何ら進展が無い。これも重大問題です。あと数年で2市2町にはごみがあふれる状態です。そうなればもっと費用が掛かります。仙台市みたいに「ごみ有料化」等にならないことを祈るばかりです。
問題点とは以前(8/17~19)ブログで紹介しました。参考に覗いてみて下さい。
100億円の大型プロジェクト、寝てる場合じゃない!