すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

尖閣諸島漁船接触事故

2010年09月12日 | 国際・政治

 明日から一般質問が始まります。10時から始まる議会は1番くじを引いた森繁男氏に次いで私の番です。これまでの順番からすると限りなく1番に近づきましたが、実感が湧きません。「慣れ」ではないのですが、今回は緊張感が少ないのです。

 9月7日に中国漁船が尖閣諸島の領海内で、海上保安庁のパトロール船に接触し漁船の船長を逮捕したとの記事(9/8付)が出た。内容はよく理解していないが記事によると中国の底引き網漁船が巡視船に向かい、体当たりしてきたとのことだ。

 逮捕容疑は公務執行妨害でした。記事の見出しに「日中に再び火種」とあり、日中政府がお互いに応酬を繰り広げたとある。大きな問題にならなければよいと思っていました。

 9月9日付の記事には、漁船が接触してきた事件に収拾を図る動きで記事になっている。けが人もないことから日中関係への配慮があり略式起訴にするような記事になっていた。

 しかし、中国では北京の日本大使館前で「釈放しろ!」と抗議デモがあったみたいです。中国の抗議デモは尖閣諸島関連で8月に抗議行動を計画した際は、認めなかったが、今回は許可したそうです。

 翌10日付の記事には中国政府が、漁業監視船を尖閣諸島沖に派遣したことを明らかにした上で、「無条件の乗組員釈放と漁船返還を要求」してきた。そしてさらに「対応が不適切であれば日中関係の大局に深刻な打撃を与えることを日本側は認識すべきだ」と警告してきた。

 中国は国内世論に配慮した形だろうが、一方的に警告してきたような記事に腹が立つ。尖閣諸島におけるお互いの領有権主張は未確定だが、このような発言は民主主義とは言えない。

 今日の記事はさらに過激になっていた。「ガス田交渉延期」の文字が躍る、とぼけたものでガス田主張は中国側の不利を間接的に伝えているようなもの。漁船接触を理由にして、東シナ海のガス田開発交渉を一方的に延期にする対抗措置は報復ではなく逃げ腰ではないか。

 日本政府の外務省は、事件に関し特定の配慮があるのだろうか。メディアも事件を大げさにしていないのは、何か事情があるのだろうか。もしかして報道統制あるのかな! いや、国民の関心が薄いだけかもしれない。

 中国のネット世論は政府に「弱腰批判」を繰り広げている。中国は国益であればデモもするし、世論を背景に強硬姿勢に走る。 こんな一党独裁はいつまで続くのか?そう思えてくるのです。

 民主党は能天気にも選挙を繰り広げている。(ここもいつまで続くのか) それより岩沼は明日から議会です。一党独裁ならぬ、いつもの多数派工作メンバーが繰り広げる議会の始まりです。

 市民の皆さんが傍聴することによって、緊張感のある議会になります。

 傍聴しましょう。そして私に緊張感を下さい!!


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