すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

中心市街地の無策ぶり

2010年09月14日 | 市政・市制・市勢

 今日の一般質問者は飯塚悦男、渡辺邦信、髙橋孝内、加藤政勝議員です。自分の思いを議会で講演していらっしゃる方もいれば、良いこと言っているのにゆっくり・はっきり言えば伝わるのに惜しいな!中にはわかりやすい質問もありました。

 加藤議員の「中心市街地活性化基本計画見直しについて」はすばらしかった。質問している時間は答弁を含め39分と短く、骨身にぐさっ、と来るものがあった。

 岩沼市は「歩いて暮らせるまちづくり」を提唱し、「中心市街地活性化事業」で商店街の活性化を目指している。しかし、中心市街地に活性化の兆しはありません。

 市政報告で示された見直し要因について説明を求め、どんなことをしていくのか聞きました。答弁は「中心市街地活性化協議会」を立ち上げ、これからどのようにするかを考えていくことにしています。 つまり、現段階では何も考えていないのです。

 加藤:活性化のために行政は動いていかねばならない。これでは後退のための見直しではないか。

 市長:見直しは後退ではない。

 加藤:商売は400m圏内に一店あれば中心市街地は要らない。大手のスーパーに対し、小さな商店では立ちゆかない。特売は仕入れ価格より安い価格で売り出されている。八百屋を経営している経験から市場で160円程度している時期に、スーパーの店頭では80円くらいで売られている。地元の青果市場でも対応できない状況にある。

 (これは愚痴でも何でもありません、現実を切々と訴えています。議会一同が感心する中、さらに)

 加藤:八百屋も魚屋も町内へ行商に来ているし、店を構えていることが現実に成り立たない。中心市街地活性化と、行政が描くものにはギャップがある。現実には出来ないと思うから、「この事業を辞めたら」どうか。

 市長:商業をなくしてはならない。地域の皆さんが最低限の買い物をすることができるように、、、(ここから訳のわからない、長~い答弁です。)、、、なんとしても中心市街地を活性化していかねばならない。

 立派に締めくくりましたが、今まで何もしていない状況です。それでもこれからもっとやりますと言っているのです。加藤議員の「辞めたら」は失望の中に商店街が置かれている。と理解できました。そして次の質問に移ります。

 加藤:タイムスケジュールについて「基本計画改訂委員会」の設置はいつまで検討するのか。

 市執行部:一年くらいかかります。

 加藤:一年かかってまた世の中変ったと言われたら困る。

 世の中変ったら困るは、市長に対する皮肉です。冒頭の質問で、計画見直し答弁に市長は、「リーマンショックが活性化を妨げた」みたいな答弁をしました。この答弁を聞いて、まさに他人転嫁、やる気どころか出来なかったのは私の所為(セイ)じゃない。そう聞こえてくる。発言でした。

 市長が無策だから、中心市街地は衰退の一途なのだ


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする