1月4日。日が昇る前にいつもの短いコース。走りはじめた早々からメガネが曇り、見える景色は超シュール。薄暗闇のなかに、電灯などの光ばかりが強調されたSFのような世界が広がっていた。山道はすごく慎重に。木の根や、ちょっとした土の起伏につまづきそうになる。感染対策での必要性はランや自転車ではほとんど感じないけれど、花粉が怖いのでマスクをしないわけにはいかない。曇り止め、もっと研究が必要そうだ。
そろそろ日が昇りはじめた時間の富士山。きれいだけれども、曇ったメガネ越しだったんだよなぁ。
1月5日。久し振りにほぼダイレクトに登る道からいつものコース。水はけ悪いので、雨のあとしばらく避けていたら、存在自体をすっかり忘れていた。さすがに道は乾いていた。新鮮さもあり、気持ち良く周回。写真はまたしてもメモリ忘れでなし。
1月6日。昨日と同じコース。ちらちら雪が舞いはじめてからの走り出し。もっと厳しい冷え込みを覚悟していたからか、思っていたほどの寒さではなかった。
富士山はもちろん見えなかったけれど、これはこれで趣のある風景。
途中からメガネ外してしまったので、足元に不安はあったのだけれど、小さな雪が舞うのを楽しみながら走ることができた。
ここ5年ほど、面倒で憂鬱なことと向き合わざる得ない日々が続いていた。そのかわりに、周囲の人々への感謝の気持ちを強く感じ、また自分の態度や行動にも気をつけて過ごしていたような気がする。
まだあれこれありはするのだけれど、去年の11月にようやく目途がついた。しかしその日を待ちわびていたにもかかわらず、期待していた開放感はさほどなく、逆に小さく苛立つことが増えた。ありきたりだけれど、ぽっかりと空いた心の穴に戸惑いを覚えているのかもしれない。
そんなせいか、新しい年の目標のようなものがあまり思いつかない。残るあれこれも今月中には一応終えられそうだ。まずはそれをしっかりやろう。そして無理に心勇めることなく、小さな日常を大切にし、楽しみ、整えていこう。感謝の気持ちを忘れずに過ごそう。そんなことを小さく思っている。