湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

ダブルヘッダー まずはMTB

2012年10月20日 | MTB
 今日は何年ぶりかというくらいに学生時代の先輩2人とサイクリング。えっとロード練ではなく、サイクリングの予定。だいたい僕は当時旅行部門だったのだから、ロード練なんてしたことなかったのだし。

 というわけで、せっかく少し遠出するわけだし、ロードのほうはサイクリングなわけだから少しMTBで遊んでおいても問題ないだろうとLeMondとMTBの2台の自転車を軽自動車に積み込んで、2時半頃に家を出たのだった。ちょうど近くに行ってみたいと思っていたコースもあったので。

 走りはじめたのは4時50分頃。当然まだ真っ暗。山のなかに入るとさらに闇の度合いが増した気がした。でも不思議と怖さのようなものはほとんどない。待ち合わせの8時にちゃんと戻って来れるかが少し心配だけれども、まぁなんとかなるだろう。

 舗装路、ダート道、登山道と標高をあげていく。登山道の木々のあいだから朝日。そしてピークに着いたのが6時20分頃。途中チェーンがホイール側に外れて戻すのに少し時間がかかったけれども、それ以外は順調に淡々とピークまでやってくることができた。

 ピークからは期待以上の展望。都心の高層ビル、周りの山々をしばし眺めた。

 下りは思ったよりも難しく、道がわかりにくかった。途中2箇所分岐で迷った。そして上部のほうでは無理せず結構自転車から降りた。これでホントに初級者向き?無理すれば乗れたところもあったのかもしれないけれども、はじめての山だし無理するつもりはあまりなかった。でも初級者向きって感じはしなかったぞ。小さく自信をなくす自分に気づいたりしたのだった。

 途中からはぎこちなくはあったけれどもほとんど乗れた。でもまだまだだよなぁ。体の硬さがかなり気になった。

 駐車場に戻ってきたのは7時半頃。パンを食べつつ、簡単に汚れを落としからMTBをばらして、今度はロードを組み立てる。そうこうしているあいだに先輩2人が到着。まさか先にMTBで走っているなんて思いもしなかったようで少し驚いていた。

 さて次はロードでサイクリングである。




















ダブルヘッダー お次はロード

2012年10月20日 | LeMond
 一緒に走るのはTJ氏とTS氏。TJ氏は2学年上で当時競技部門のエースだった人。そしてTS氏は1学年上で、自転車でも山でももっとも一緒にいろいろ出かけた人で、同性の他人でおそらくもっとも同じ屋根の下(テントを含む)で眠ったことのある人。TJ氏と走るのは学生のとき以来、TS氏とももう7~8年振りになるだろうか?久々だしのんびりと話でもしながら楽しみましょう。



 最初先頭をひいてくれたのはTS氏。旅行部門で僕と同じように景色を楽しみながら走る人だったにもかかわらず、最初からペースが速い。でも走りはじめということもあって、序盤はぽつぽつとおしゃべりをしながら。それなりのペースにもかかわらずまったく息が乱れない2人に、平静を装いつつも内心不安を感じていた。そして景色が良い場所もあるのにすべて素通りしてしまうTS氏。訊いてみるととりあえずノンストップで標高1000mくらいの場所まで行くらしい。えっ!?と思いつつ、まだこの頃はこちらも余裕があったので、そのつもりで頑張ることにした。

 途中3人が団子でおしゃべりをしたあと、今度はTJ氏が前へ。決してそんなにペースをあげているわけではないのだけれども、僕もTS氏もだんだんきつくなる。でもTJ氏は余裕で、そして一応われわれを気づかいながら走ってくれているのが後ろから見ていて良くわかる。

 僕に関していえば、心拍数はそんなでもないのに足が全然足りない。心拍数155くらいでここ最近感じたことのないような足の重さ。そして呼吸だってそんな心拍数とは思えないくらいにつらい。TJ氏に心拍数を訊ねると135とのこと。ほとんどLSDくらいの強度で上っているってことか・・・

 標高1000mの休憩場所に着いたときはぼろ雑巾状態。こんなにも休憩を待ち望んだのは本当に久し振りのことだったような気がする。いつもひとりで走ってばかりも良くないんだろうな。きついを越えたあの絶望的な気持ちを久々に味わった。

 TJ氏にとってはLSDくらいの強度にもかかわらず僕とTS氏はぐったりなこともあってか、体が冷えすぎるくらい休憩が長くなった。さすがに寒くなってきた頃にようやく重い腰をあげた。また上りはじめてから体があたたまるまでに少し時間かかった。

 峠が近づくにつれTJ氏のペースは上がり、ついていけなくなった。ずっとここまで抑えてくれてたんだなぁとその背中を見ながら思った。TS氏と一緒のときは序盤からすごいペースで見えなくなってしまうことも多いらしいから。

 峠からは激坂の下り。途中の展望、そして山村の雰囲気が素晴らしい。ただ勾配がゆるくなってからはまたしても過酷な時間が待っていた。



 向かい風がきつくて下りとはいえあまり進まない。にもかかわらず?だから?TJ氏下ハンを持ってがんがん踏む。後ろについているのに着いていくのがきつくてたまらない。下りで足がまわせる分だけ、上り以上に心拍数があがっている時間もあった。練習方法というか、練習への取り組み方とか集中の仕方とかそういうのをちょっと考えさせられた。このTJ氏、こういう走りを全然無感情に機械のようにするからたまらない。下りもいつもこんな感じなんですか?って訊くと「あ?あぁ」とのこと。TS氏によると、ひとりのときは信号以外では足つきなしで帰宅することも多いらしい。ホント機械みたいだ。



 僕の体力と同様にガーミンも終盤バッテリー切れ。いやぁ、良い練習になった。なり過ぎた。もっとゆるい走りを想像していたのだけれども、でもこれはこれで楽しかったし、良い刺激になった。解散場所で「じゃ、また20年後に」と涼しい顔で去っていったTJ氏。あの、、、そんなあいだあけずにまた走りましょうよ。。。

 自転車を車に積んで僕とTS氏は、TS氏の自宅まで。車の中で久し振りにあれこれ話をする。本や音楽など、以前とはまったく趣向がかわっていてかなり驚いた。自転車の話になれば、結構ひとりで泊りがけのツーリングに出かけていたり、ショップの走行会に出たりと精力的に楽しんでいるようでこれもちょっぴり驚き。いろいろ刺激を頂きました。

 TS氏の自宅では、後輩でもある奥様とこれまた久々の再会。そして小さな可愛い赤ちゃんと初対面の挨拶。本場の腕を生かして焼いてくれたおいしいたこ焼きをつまみながら楽しい時間を過ごさせてもらいました。ありがとう!そして帰る際にはお土産に古いTOYOのクロモリMTBのフレームを頂く。えっとなかなか取りに来なくてすみませんでした。この受け渡しもあって、今回の久々の合同ラン?が実現したのでした。

 2人とも12月には神奈川にやってきてターンパイクを走るとのこと。この雪辱を・・・とちらっと思ったりもしたのだけれども、すぐに思い直した。時期的に僕には厳しい。でもまたの機会にぜひレースでも一緒に走ってみたい。そのときはまたよろしくです。あ、あと今度はホントにもっとゆるいツーリングなんかも、20年後と言わずにまた!