湘南発、六畳一間の自転車生活

自転車とともにある小さな日常

ほっ

2011年04月03日 | 日常生活
 レンタルしていたDVD2枚をフリースのポケットに突っ込んで家を出た。

 いつも家から一番近くのポストに入れるつもりなのにすぐにそのことを忘れ、だいたいもっと遠くのどこかのポストに投函することになってしまう。昨日も例外ではなかったのだけれども、いつもと違ったのはいざ投函しようと思ったらフリースのポケットにDVDが入っていなかったこと。家に置き忘れたかと思ったが、そんなはずはない。しっかりポケットに入れたのは間違いない。もしかしたら、どこかに落としてしまったのだろうか。ありえないことではない。ペダリングしながら、だんだんポケットからはみ出でてしまったことは充分考えられる。困った。自分の不注意さに気持ちが暗くなった。

 それでも家に置き忘れた可能性がまったくないわけではない。もしかしたら家のなかですでにポケットからこぼれ落ちてしまったという可能性がある。あるいは、もし外で落としたにせよ、拾った人がポストに投函してくれた可能性もある。そんなふうに前向きに考えたのだけれども、帰宅して家の中をさがしてみてもDVDは見つからなかった。やっぱりどこかで落としたのだ。仕方ない。いざとなったら弁償しようと気持ちを切り換えた。ずっと暗い気持ちでいるのもなんだし。

 そんなことがあったのだけれども、加入している宅配レンタル会社から今日メールが届いた。返却確認のメールだった。弁償する覚悟はできていたけれども、やはりほっとした。どこかで拾った人がポストに投函してくれたのだろうか。もしそうだとしたら本当にありがたいことだ。でもじっくり考えると、しっかり自分でどこかのポストに投函したにもかかわらず、そのことをすっかり忘れてしまった可能性が高い気がしてきた。どちらなのだろう?

 正解はわからないのだけれども、やはり投函したことをすっかり忘れてしまったんだろうなぁと今は思っている。最近、日常の細部に関する記憶がひじょうにあいまいになっていることが多い気がするのだのだ。そう考えると、ほっとしていいんだか悪いんだかだけれども、DVDは無事返却されていた。自分の記憶、脳にたいする不安は残るが、とりあえず無駄な出費は免れた。今日はひとまずほっとしておくとしよう。

 ちなみに、宅配レンタルDVDですが、これかなり便利ですね。新作旧作問わず月に4枚レンタルできて980円。観たいものがすぐに借りられるわけではないのですが、それさえ気にならなければ普通のお店にはなかなか置いていないようなのも借りて観ることができます。自転車関係のDVDも『クランカーズ MTBの誕生』とか『ロード・トゥ・ルーベ』とか『ツアーオペレーター』とかいくつか借りました。月8枚のプランだと見切れないと思いますが、4枚であればまぁなんとかなります。でもせっかく便利でも、紛失して弁償とかすれば高くつくので、そのあたりはしっかり気をつけねばなりませんが・・・。ま、これは宅配レンタルに限らないか。

 そうそうレンタルといえば、延長料金数百円をケチろうとして僕はMTBのフレームをお釈迦にしたことがあります。閉店間際のレンタルビデオ屋さんに急いでいたら、逆走してきた無灯火のママチャリに気づかずそのまま正面衝突。後輪が浮き上がるような結構な衝撃でしたが、お互いケガはないようだったので、とくにケンカしたり文句を言い合ったりすることなくそのまま別れ(平和な時代だったのかもしれない)、無事その日のうちにDVDを返却しました。でもフレームは全然無事ではなく、トップチューブとダウンチューブにしっかり亀裂が入ってしまっていたことに後日気づいた。それで僕はVOGUEのフレームをオーダーすることになったのでした。あれはもったいなかったよなぁ。でもあれがなかったらVOGUEでフレーム頼まなかっただろうから、そう考えるとあの一件に関してはついていたのかもしれないなぁと今は思ったりしています。かなり軽量なクロモリのフレームだったんですけど、強度的にはやはり問題あったと思うので。