ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

エステル記

2014-02-12 20:58:02 | 聖書
エステル記はペルシア帝国で起こった迫害からのユダヤ人解放を祝う「プリム祭」の起源説話で、
女主人公エステルの名をその書名にしている。
エステル記は歴史的枠組みをもって記され、当時の宮廷の様子や駅伝制度など歴史的に確認されている事柄もあるが、
述べられている出来事がそのまま史実とは言い難い。
しかし、このような文学が書かれる背景には、離散のユダヤ人が直面した迫害などの困難な状況と、
そこからの奇跡的な脱出経験が核としてあることは否定できない。

本書は「神」という語は一度も用いられておらず、契約や律法や祈りへの言及も無い。
女主人公エステルは、異邦人の王と結婚し、当のプリム祭もバビロニア・ペルシアで始まった異教的起源をもつ祭りで、
モーセ五書にも何の規定も無い。
また私怨ではないとはいえ、復讐が肯定され、民族主義的傾向も強い。
にも関わらず本書が正典に入った理由は、プリム祭の圧倒的人気と、どのような危機的状況にあっても、
「ユダヤ人の解放と救済」は神の意志であることを言外に訴え続けていることによる。

物語は・・・・・・
王が開いた酒宴への召しだしを拒んで退位させられた王妃ワシュティに代って王妃の座に就いたエステルを描く。
エステルは捕囚民の子孫モルデカイの養子であった。
王に重用されていた宰相ハマンは自分に敬意を払わないモルデカイに憤り、ユダヤ人絶滅を図る。
このハマンの謀略にエステルは命がけで立ち向かう。
エステルはハマンの策略を自らが主宰する酒宴で王の前に暴露して、ハマンを失脚させ、モルデカイとハマンの運命を逆転させる。
ユダヤ人迫害は取り消され、さらに王の命令で、ユダヤ人には仇敵を征伐する許可がおりる。

ユダヤ人の復讐と勝利、プリム祭制定の次第が記され、クセルクセス王の繁栄に並んでモルデカイの栄誉の記述を持って終わっている。

以上、「聖書事典」からの抜き書きです。
いつも、事典からの抜き書きが多くて恐縮ですが、私自身の勉強のためなのです。 m(_ _)m



公園にはまだ雪が残っていました。
<カシラダカ>が四羽、地面の餌を啄んでいました。


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先週は大雪のため礼拝に行けませんでした。
上田先生から説教のファイルがメールで送られてきました。本当にうれしく感謝なことです。
週報のファイルも欲しい・・・・・と言ったら、叱られますね。 (^^;)
今週末も東京は雪になるかも知れません。 今週は絶対に礼拝に出られますように!!
コメント
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