ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

「十字架につけよ」

2019-03-28 19:47:46 | 説教
3月24日(日)の礼拝説教のプリントをいただきました。
テキストは「ルカによる福音書」 タイトルは「十字架につけよ」でした。







何事もなければ穏やかな日常を過ごし、隣人へのそこそこの愛情も持つ普通の人が臨界点を超えた時、
群衆、大衆としてブルドーザーのように周囲をなぎ倒し大きな力で一点に突き進む。恐ろしいことです。

私が十代、二十代の頃は世間にまだ戦後の名残があり、戦争責任や散華の思想を語ったりする熱気が
ありました。その頃の私は心の底から「戦中に大人でなくてよかった!」と思っていました。
食べ物が無いとか、空襲が恐ろしいということもありますが、何よりも自分が戦争という正気を
失わせるような異常事態にいなかったことが嬉しかった。もし、戦争という異常事態にあったら、
自分は敵である国を憎んだかも知れない、お国のためという名目に反する隣人を糾弾するかも知れない、
自分を見失い大きな力の中で拳を振り上げているかも知れない。
戦争でない状態の中で生きて行けること、加害者でなくいられる状態が本当に感謝でした。
説教をお聞きしてそんなことを思い出しました。
私はいつでも加害者になり得る・・・・
今も誰かの、何かの犠牲の上に生きている・・・・・
色々考えると人間でいるのは結構たいへん (;_;)

イエス様が十字架にかかられ、黄泉に下り、死に打ち勝って復活なさったのは神様のみ心でした。
信仰を与えられ、救いに招かれていること、心から感謝です。

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<木瓜(ボケ)> 好きな花です。
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「イースター礼拝」 お知らせ

2019-03-25 17:37:28 | 美竹教会
今年のイースター礼拝は4月21日(日)です。
お知らせの素敵なチラシができました。
最近の美竹教会の礼拝には小さなお子たちが増えた気がしますが、
会堂の中に隠された卵を探す「エッグハント」 
サテ、どこに隠れているのでしょうね、お楽しみに!



幼稚園、保育園、小学校のお子様、大歓迎です。
ご家族でおでかけください。



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「主に祈られて」

2019-03-11 12:10:54 | 説教
昨日の礼拝説教、左近深美子牧師によって説き明かされました。
テキストは「ルカによる福音書」22章31節~34節 タイトルは「主に祈られて」でした。






わずか4節の聖書の言葉がこんなにも豊かに語りかけているのか!と心打たれました。
主が既に私のために祈っていてくださることを丁寧に説き明かされ思わず涙ぐみました。
『へたり込み、自力では立ち上がれないところから、主の祈りによって立ち上がった者だからこそ、
他の人の力となれることを気づかせてくださいす。主がその努めを与えられておられるのに、
自分の自信のなさや自分の体験の価値を勝手に自分で評価して、その努めに背を向けることを
主は望まれないでしょう。』 
自信の持てない私、教会でなんの働きもしていない私には厳しいお言葉でした。(;_;)

そういえば「マタイ伝」でさ迷っていた私の友人から「ルカ伝に入った!」とメールが
来ていました。 ルカ伝の今日の説教、彼女に聴いてほしかったなぁ・・・・・

私が子供の頃、家で「CS土曜学校」を開いていた長姉は最近、月に一度位の割合で
青梅から渋谷まで来て、美竹教会で礼拝に出席しています。
左近深美子牧師、左近豊牧師、浅原一泰牧師、三人の説教を伺うことが出来る
美竹教会の礼拝は「贅沢ね~」と言っていました。 (^^)


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そろそろ咲き始めました。「姫踊子草」です。
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讃美歌 第二編 157番

2019-03-08 11:48:02 | 讃美歌
讃美歌 第二編 157番 「この世の波風さわぎ」

1)この世の波風さわぎ 誘いしげき時も
  悲しみ嘆きの嵐 胸にすさぶ時にも
  御前に集い祈れば 悩み去り憂きは消ゆ
  いざ共に讃え歌わん 恵み深き主のみ名

2)一つの望みに生くる はらから共に集い
  互いに仕えむつめば 世になき安き満ちて
  あめなる喜びあふる 麗し神の民よ
  いざ共に讃え歌わん 恵み深き主のみ名

美竹教会の礼拝で「賛美歌第二編」はあまり歌いませんが、2月24日の北川牧師による礼拝で
この歌を歌いました。 よく知っているダニーボーイ(Londonderry Air)の旋律に思わずにっこり。

ここをクリックするとリコーダーによる美しい旋律を聴くことができます。

↓ネットの解説、抜き書きです。 ********************
アイルランド民謡“Londonderry”の旋律に松平惟太郎氏の作詞を配した曲である。

旋律はLondonderry Air(ロンドンデリーの歌、或は調べ)と呼ばれ、19世紀半ばに、古くから伝わるアイルランド民謡の
一つとして歌集(the Ancient Music of Ireland, 1855)に発表されて、アイルランド、スコットランド地方に広まった。
この旋律のために100以上の歌詞が創作されたが、20世紀の初めに“ダニーボーイ Danny Boy”の歌詞が配されて以来
欧米を始め世界中に広まった。
この歌詞は出征するわが子を送る親の愛の歌といわれ、第一次世界大戦の前年で、世界中が戦争の予感におびえていた頃で
あったことも急速に普及した理由の一つといわれる。

Danny Boyの作詞者はFrederic Edward Weatherly(1848-1929)というイギリス人で、職業は弁護士であったが、作詞に熱心で
多くの作品を残している。Danny Boyは1910年の作品であるが、1912年にアメリカにいた義理の妹から“Londonderry Air”の
旋律が送られてきて、彼はDanny Boyに相応しい旋律であると考え多少歌詞を変更して1913年に発表した。
アメリカの義理の妹は、アイルランドからの移住者がよく口ずさんでいたこの旋律を書き記し兄に送ったものである。
19世紀中頃、アイルランドで起こった大飢饉の時に多くのアイルランド人がアメリカ大陸に移住してきたが、彼らと共に
この旋律もアメリカに渡ったものと思われる。

この民謡の発掘にまつわる物語;
(1)ロンドンデリーは、北アイルランド(英国)第二の都市であるが(州都はベルファスト市)、アイルランド固有の
伝統文化が強く残されている地域である。19世紀の半ば、この近くに住みアイルランドの古い民謡に関心を持っていた
Jane Ross(1810-1866)がある時、流しのフィドラー(盲目 Jimmy McCurry 1830-1879)のこの美しい調べに魅了され、
彼を家に呼びいれ、彼女が旋律を書き留めるまで幾度となく弾いてもらった。
彼女は、この旋律を音楽の収集家 George Petrie(1789-0866)に贈り Petrieはこれを1865年発行の“the Ancient Music
of the Ireland”で発表した。Miss Janeはこの旋律の曲名を知らず、Petrieには、ただ非常に古い民謡だと説明し、
Petrieが、地名にちなんで“Londonderry Air”と命名したと言う。
(2)その後の調査により、この旋律はこれ以前にEdward Bunting(-1843)が1796年に最初に発行した“The General
Collection of the Ancient Music of Ireland”に“Aislean an Oigfear(ゲール語 英語ではthe young man's dream)”
として既に収められていることが分かった。
Buntingはこの旋律を1792年、Belfast Harp Festivalにおいて、Harp奏者のDenis Hempson(1697-1807 3歳の時、天然痘に
かかり盲目となる)から聴き、コレクションに加えた。尚、Hempson は Jane Rossの近くに住んでいた。
当時のアイルランドやスコットランドでは、フィドルやハープ或はバグパイプなどを抱えて歌を奏でながら村から村へと
回り歩く流しの芸人が多かったようだ。
(3)“the young man's dream”は、又、“O'Cahan Lament オカハンの哀歌”として17世紀頃からアイルランドや
スコットランドで親しまれた旋律と言われる。
O'Cahanはロンドンデリーに土着の一族だったが、17世紀の初め、エリザベスⅠの後を継いだジェームスⅠがアイルランドを
実質支配するためにイングランドとスコットランドからの移住を奨励し、土着のアイルランド人の多くは土地を没収された。
O'Cahan一族も同様だったが、一族の長であったRory Dall O'Cahanという盲目でハープを得意とする人物が、ある晩、
酒に酔って家路に帰る途中よろめいて倒れ、気を失った。気を失っている時に妖精達がハープで奏でている大変魅力的な
メロデイ―を聴き、目覚めて家に帰りすぐさま、そのメロデイーを書き取ったと言うことだ。   **********************

私が通っている英国好きが集まっている楽しいクラスで今ちょうどアイルランドの伝説や歴史を勉強しています。
アイルランドの伝説の偉人ク・ホリンや1916年のイースター蜂起なども聴いたばかりです。
共にゲール由来の家名で孫や子孫を表すのですが、アイルランド人には O' がつくものが多く、スコットランド人には
Mc や Mac が多いそうです。「風と共に去りぬ」の主人公 O'Hara や「アラビアのロレンス」で印象的な演技をした
俳優 O'Tooleもアイルランド人です。

久しぶりの「賛美歌」カテゴリでした。





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