ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

讃美歌204番「救いの君なる」

2017-01-27 21:39:11 | 讃美歌
先週の礼拝で説教「最後の晩餐」をお聴きした後に歌いました。 聖餐式の歌です。

讃美歌204番 「すくいのきみなる」
    "Lauda Sion Salvatorem" by Tomas Aquinas C. 1260
    「LAUDA SION」 by Gerard Francis Cobb, 1938-1904

 1)救いの君なる 主イエスの功(いさお)を 
   み民よ、うたえ 心の限りに、力の極(きわ)みに 喜び歌え
 2)我らが驚き あがむる御業は 世におおけれど
   神の子みずから 生命(いのち)をたまいし あいにしかめや 
 3)貴き主イエスは うたげを開きて 我らをむかえ
   生命(いのち)のもとなる まことの御糧を わかたせたもう 
 4)ここには小暗(おぐら)き 律法(おきて)の影すら 
   またく消えはて めぐみとまことはま昼のごとくに照りかがやけり

中世最大の神学者トマス・アクイナス(1227-74)が、1260年頃、聖体祭のミサのため
時の法王ウルバヌス4世の委嘱を受けて作ったものといわれる。
ローマ教会のミサの教義を詩化したものであるが、その中に閃いている礼典に対する
畏敬の念は、すべてのキリスト者の模範とすべきもので、ゆえに、プロテスタントの
讃美歌にも収録されている。
作曲は、英国人ジェラード・コブ(19世紀後半)の作である。
讃美歌の歌詞、曲両方の表題としての「Lauda Sion Salvatorem」は
「シオンよ、救い主をたたえよ」という意味である。 (解説はネットより拝借)

日本語のサイトを「讃美歌204番」探しても「救いの君なる」で探しても
メロディにたどり着けず、それではと"Lauda Sion Salvatorem" から探しても
讃美歌204番のメロディにはたどり着けませんでした。
そこで、作曲者 Gerard Francis Cobb と Lauda Sion で検索したところ
“Come, Pure Hearts in the weetest Measure” という曲にたどり着きました。
そしてそのメロディが、なんと讃美歌204番のものでした。
お聴きください、これが讃美歌204番「救いの君なる」のメロディです。

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<ルリビタキ>雌か? 雌タイプの雄の若か? 
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「最後の晩餐」

2017-01-22 19:19:06 | 説教
今日1月22日の礼拝説教
テキストは「ルカによる福音書」22章14節~23節 タイトルは「最後の晩餐」でした。





  ブログの更新がなかなかできずに“礼拝説教の原稿”続きですみません。
  私事ですが、独り暮らす寂寥感や虚無感から中々抜け出せず、湿った心と
  魂が元にもどりません。 月日が経てば解決ということも無いようです。
  神様から命与えられ生かされている幸いを感謝しているはずなのに・・・・
  茨木のり子という詩人の「歳月」という本の中に喪った伴侶を偲ぶ「誤算」という
  詩があります。 さすが詩人ですね~ 胸を衝かれます。
  礼拝には毎週集わせていただいています。聖書も毎日読んでいます。 
  今、新約は「テトスへの手紙」旧約は「ホセア書」を読んでいます。 

  この「私」を食卓に招いてくださっているキリストがいてくださる、
  ライブでお聴きする左近牧師のお説教は力強く素晴らしいものでした。
  でも、お説教原稿ばかりでなく、これからは少しは頑張って他の
  カテゴリもアップしたいと思います。

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  今年、公園には冬鳥の「アトリ」が群れで来ています。
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「幸いなるかな」

2017-01-13 17:20:55 | 説教
1月8日(日)主日礼拝の説教
テキストは「マタイによる福音書」5章1節~12節
タイトルは「幸いなるかな」でした。





  人間として生きている私たちは老病死の重荷に加えて自然災害、人災、戦争、事故等々、
  容易でないことがたくさんあります。人はそれを不条理といい、「神も仏も無いものか」
  「捨てる神あれば拾う神あり」など色々神様について言及します。
  私たちはどうしても神様は良いことを与えてくださるという印象を持ちがちです。
  聖書には「良い時も悪い時も」「時を得ても得なくても」「健やかな時も病める時も」という
  言葉が出ています。
  どんな状況になってもいつも神様に感謝しているような宗派もあるようです。
  私の浅はかな考えですが、神に百年足らずの命を与えられて生かされている私たち人間には、
  幸も不幸もいつでもなんでも起こり得てしまうのではないでしょうか。
  不幸に見舞われたら嘆き悲しみ神に祈る、喜びを恵まれたら感謝し神に祈る、ということは
  できますが、私たちが神のご計画を知ることはできません。
  全知全能、宇宙のすべてを統べたもう神様が何をお考えになっておられるか、私たちには
  わかりません。そしてそうであっても、神様を信仰する人々は平安を与えられている・・・・
  “「天の国」の中を、今、歩みゆくものとされていることを知り、「幸せ」を感じる”のでしょう。
  うろ覚えなのですが、東北大震災に遭われた教会の牧師さんが「私たちは神様を許します」と
  仰ったというのをネットで聞きかじりました。 このような大きな災害で近しい人、日常の生活を
  喪われた方々の  喪失感、絶望感は私の想像レベルを超えていると思います。
  神様を信じ、信仰の轍を踏み外したくない私、お正月で少々(大分?)ボーっとした頭で考えました
  がまとまりません。読み流してくださりませ。

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  ジョウビタキ(♂) 今シーズン初見でした。
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「ナザレのイエスは神の子か?」

2017-01-10 22:17:40 | その他
暮れからお正月にかけて表題の本を読みました。

ナザレのイエスは神の子か? ―「キリスト」を調べたジャーナリストの記録―
Lee Strobel(リー・ストロベル)著 峯岸麻子訳

シカゴ・トリビューン紙の記者として活躍していたストロベルさんは、ガチガチの無神論でしたが、
クリスチャンになった奥様レスリーさんの、クリスチャンになった後の人間性の変化、自信に満ちあふれた
高潔な女性へと変わっていく様子のすばらしさに感動を覚えました。
そして彼女の中で起きている静かな重要な変化の原因を知りたいと思うようになり、キリスト教に関する
あらゆる事実関係を徹底的に調査することにしました。
膨大な本を読み、専門家にインタビューし、歴史を振り返り、考古学を参照し、古代文学を学びました。
生まれて初めて聖書を手にし、その一節一節を読み始めたそうです。
その調査の過程で歴史、科学、哲学、心理学が指し示した証拠は彼をして熱心なクリスチャンに変え、
彼はその後、ウィロークリーク・コミュニティ・チャーチの教育担当牧師も務めたそうです。

ストロベルさんが読んだ(私から見ると)膨大な本の一冊も読む能力の無い私には、彼の専門家への質問内容が
果たして的を射たものかどうかの判断はできません。 
また、彼と歴史、考古学、聖書の神学、哲学、心理学の専門家(学者や研究者の)との話合いやインタビューの
90%(以上?)は残念ながら、難しくて私の理解の範囲を超えています。

・福音書は記録として信じるに足るものか
・真実を記録しているか、
・福音書は有力な証言記録か
・イエスは詐欺師ではなかったか
・イエスは集団催眠をかけたのではないか  等々。

しかし、彼の疑問とそれに誠実に答える研究者たちの記録を読んでいるうちに、今から二千年の昔、ナザレという
小さな村で生まれたイエスという名の赤ん坊が青年となり成人となって神の子としての自覚を持ち、神と等しい者
という自覚を持っていった(神からの油注がれた者となった)その様子が活き活きと眼前に見えるような近しさ、
親しみ、嬉しさが込み上げて来ました。
イエス様は私たち罪深い人間を贖うため神の御心に従って十字架に付けられ苦しみ、死にて葬られ
その後復活され、私たちにも復活の希望を与えてくださったという福音が胸に広がって来たのです。

クリスチャンとなったストロベルさんは人生の優先順位、価値観、性格が変わりはじめ、いつの日かキリストの
助けを借りて自分がイエスに倣う者となりたいと感じるようになりました。
この変化を見て5歳になる彼のお嬢さんが「ママ、神様がパパにしたことをアリソンにもしてほしいよ!」と
彼の奥様レスリーさんに言ったそうです、素晴らしい!

479頁という厚さにもかかわらず楽しくスラスラ読めました。

余談ですが、日本語訳のこの本の定価は2000円です。
この本を私に勧めてくれた知人は古本屋に900円で引き取ってもらったそうです、かなり高値です。
そして私はこの本を amazon から中古本として3809円で購入しました。
古本業界では結構レアな本なのかもしれません。

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お正月の公園で撮った<エナガ> ちょっとピン甘です。
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