ゆうゆうの教会便り

私の教会のこと、教会生活をボチボチと・・・・

ダビデ王の物語 6

2012-10-18 15:10:10 | ダビデ王の物語
間が空いてしまいましたが「ダビデ王の物語」 今日が最後です。

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謀反を企てた息子のアブサロムが殺されてダビデ王は無事ヨルダン川を渡ってエルサレムに戻りました。

その後もシェバと言う名前のならず者の反逆にあったり、飢饉が襲ったり、ペリシテ人と闘ったりが続きます。
ペリシテ人との戦いに出陣し闘ったダビデですが、王が疲れているのを見た家来たちは「以後、私達と戦いに
出ないように、イスラエルの火を消さぬように心がけてください」とダビデに誓わせました。 良い家来たち!

ここで「ダビデの感謝の歌」 「ダビデの最後の言葉」が挿入されます。
ダビデは竪琴の名手でしたが、歌にも優れていて「詩篇」にはダビデの作った詩がたくさん載っています。

その後、ダビデは人口調査をしますが、これに関するエピソードは私には少々理解できません。
そもそも、主が「イスラエルとユダの人口を数えよ」とダビデ王を誘ったのです。
ダビデ王からの命令を受けた直属の軍の司令官ヨアブは「王はなぜこのようなことを望まれるのか」と反対しますが、
王の命令が厳しかったのでしぶしぶ従いました。 このヨアブも魅力ある人物、良い家来ですね~!

(何故か)人口調査を悔いたダビデは主に謝りますが、主はイスラエルに疫病をもたらして懲らしめます。
7万人の民が死んだ後、さらに御使いは災いをエルサレムまで延ばそうとしましたが、主はそれを止めました。
御使いが民を打つのを見てダビデは嘆き「罪を犯したのはわたしです。この羊の群れが何をしたのでしょう。
どうか罪は私と私の父の家に下りますように」と祈ります、偉い! ダビデ!

それにしても、24章1節には“主がダビデをそのように誘われた”とハッキリ書いてあるのに、何で罰せられて
災いを受けなくてはならないのでしょう??? 
理解できませ~ん。(笑)

民から疫病を除くために、ダビデは命じられた場所に祭壇を築き、焼き尽くす献げ物と和解の献げ物をささげ、
主はその祈りにこたえてイスラエルに下った疫病はやみました。

これで私の読んだ「ダビデ王の物語」は終わりです。 ダビデ王、魅力的な王様、魅力的な人間です!



今日の野鳥は<ノビタキ>です。
    夏鳥として日本の山で繁殖し、今の時期越冬のために南の島に渡ります。
    渡りの途中、東京の公園などにも立ち寄って餌を食べて体力をつけます。
    秋の風情が似合いすぎの可愛い野鳥です。
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ダビデ王の物語 5

2012-09-29 23:32:15 | ダビデ王の物語
<ダビデ王の子、アブサロムの反逆> サムエル記(下)15章~

事の始まりは、ダビデ王の息子アブサロムの妹タマルが、やはりダビデ王の息子のアムノンに犯されたことでした。
主人公の三人が皆ダビデ王の子で兄妹と言うのは現代では想像するのが難しいですが(多分異母兄妹だったのでしょう)
旧約聖書時代、近親相姦というのはごく当たり前だったのでしょうか。
(父の妻を子が犯してはいけない云々・・・などの記述も読んだ記憶があり、サテ、どの辺までが許される行為だったのか?)

アブサロムは後にアムノンを殺し、妹タマルの復讐を果たしますが、このアブサロムが父のダビデ王に反逆したのです。

聖書には「彼に近づいて礼をするものがあれば手を差し伸べて抱き、口づけをし、王に裁定を求めてやってくるイスラエル人
すべてにこのように振る舞いイスラエル人の心を盗み取った」と書いてあります。
また、アブサロムはイスラエルの全部族に密使を送り「アブサロムがヘブロンで王となった」と言うように命じました。

イスラエルの人心がアブサロムに移っていると聞いたダビデは、ここでなんと! 10人の側女を残してエルサレムから逃げ出します。

いよいよダビデ王との決戦!という時に、アブサロムは神託を告げるアヒトフェルの提案を退けて、表面はダビデを離れたかのように装う
ダビデの友人フシャイの提案を採用てしまいます。
これはアブサロムに災いがくだることを主が定められたからで、フシャイは事の次第をダビデ王に報告していました。

主の御心で、誤った作戦を採ってしまったアブサロムは不利な戦いを強いられ、最終的にはダビデ軍の総司令官ヨアブに打たれて死にます。

ところが、アブサロムが死んだと聞いたダビデは「わたしの息子よ、お前に代わって死ねばよかった」と言って号泣します。

ダビデ軍の総司令官ヨアブはこれを知って大いに怒ります。
「あなたを憎むものを愛し、あなたを愛する者を憎まれるのですか。わたしは今日、将軍も兵士もあなたにとっては無に等しいと知らされました。
この日、アブサロムが生きていて、我々全員が死んでいたら、あなたの目に正しいと映ったのでしょう・・・・プンプン!カンカン!」と
ダビデ王を非難します。

う~ん、なんと人間が生き生きと描かれていてドラマチックなのでしょう!



 ↑ 今年は山に実がすくないのでしょうか都市公園に<ヤマガラ>がたくさん来ています。
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ダビデ王の物語 4

2012-09-22 13:55:27 | ダビデ王の物語
<ダビデ王の祈り> サムエル記(下)7章

ダビデ王は王宮に住むようになり、主は周囲の敵をすべて退けて彼に安らぎを与えられました。

自分が王宮に住むようになったダビデは主のためにも神殿を立てたいと思い、預言者ナタンに
話しますが、主はナタンを通して「私は常にダビデと共にいて、ダビデのために家を興す。 
そしてダビデの身から出る子孫に後を継がせ、この者が私のために家を建てる・・・」と告げられます。

その後、ダビデは主の御前で感謝の祈りを捧げます。

以前、列王記(上)の「ソロモン王の祈り」を読んで深くに感激しましたが、今回このダビデ王の祈りにも、
私は感銘を受けました。  賛美と感謝に満ち溢れています。
願いごとばかりが多くなってしまう私の祈りとは何という違いでしょう!

ダビデはその後ペリシテ人をはじめ、モアブ人、アラム人、アンモン人などと闘い常に戦果をあげます。



     ↑ 1円玉くらいの小さな小さな<ヤマトシジミ>でした。



<ヨナタンの子メフィボシェト> 9章

ダビデは「サウル家のものが生き残っているなら、ヨナタン(ダビデを自分のことのように愛し、ダビデに
永遠の愛を誓ったサウルの息子)のために、その者に忠実を尽くしたい」として、両足の萎えたヨナタンの息子
メフィボシェトを探し出しました。

メフォボシェトにサウル家の所有をすべて与え、かつてサウル家の召し仕えだったツィバに
メフィボシェトのために尽くすように命じます。

ツィバの一家、15人の息子と20人の召し仕いは皆、メフィボシェトに仕える者となりました。
メフィボシェトは両足が不自由なのでエルサレムに住み、ダビデ王の食卓に連なるのが常の事となりました。


<ウリヤの妻バト・シェバ> 11章~12章

ある日の夕暮れ、ダビデは水浴びをしている大層美しい女性を見初めました。
バト・シェバという名のヘト人ウリヤの妻でした。
ダビデはウリヤの妻を召し出し床をともにし、彼女はダビデの子を宿しました。

ダビデは戦いに出ている軍の総司令官ヨアブ宛に「ヘト人ウリヤを激しい戦いの最前線に出し、彼を残して退却し
戦死させよ」という内容の書状を出し、ウリヤは戦死してしまいます。(ダビデ王に殺されたわけですね)

バト・シェバは夫の死を嘆きますが、喪が明けるとダビデは彼女を王宮に引き取り、妻にしました。
彼女は男の子を産みましたが、ダビデ王のしたことは主の御心に適わないことでした。

預言者ナタンはこの話をある物語としてダビデに話しました。
ダビデは(能天気にも!)「そんな男は死罪にすべきだ」と言います。
ナタンは「この男はあなただ!」と叱責し、ダビデは「私は主に罪を犯した」と自らの罪を認めました。

ダビデは主の「死の罰」からは免れましたが、バト・シェバの産んだダビデの子は死んでしまいます。

その後、ダビデは妻バト・シェバを慰め彼女と床を共にし、バト・シェバは再び男の子を産み
ダビデはその子をソロモンと名付けました。

これがエルサレムの神殿を建て栄華を極めた有名なソロモン大王となります。
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ダビデ王の物語 3

2012-09-20 12:52:50 | ダビデ王の物語
<神の箱をエルサレムの運び上げる> サムエル記(下)6章

ダビデ王に関する記述はどれも人間味あふれるものだと思うのですが、
ここもダビデの人となりがよくわかる場面です。

ダビデは(主を恐れるあまり主の箱をガド人オべド・エドムという人の家に
三か月間預けるのですが)最終的にはエルサレムに迎えることにします。

主の箱をダビデの町に迎え入れる途中、喜ぶダビデは主の御前で力の限り踊りました。

サウルの娘ミカル(彼女はダビデの妻ですが)は主のみ前で跳ね踊るダビデ王を見て
心の内にさげすみ、そして言いました。
「今日のイスラエルの王はご立派でした。家臣、はしための前で裸になられたのですから・・・・」
多分これは皮肉だったのでしょう。

しかしダビデは「そうだ、主の民イスラエルの指導者として、誰でもなくこの私をえらんでくださった、
その主の御前で踊ったのだ。私はもっと卑しめられ自分の目にも低いものとなろう・・・・・・」と言います。

ミカルは「子を持つことなく死の日を迎えた」とありますから、これは神様の罰、ということでしょうか。



  ↑ <オオタカ>巣離れする前の幼鳥でまだ親鳥から餌をもらっています。
          公園では今年は二羽の雛が孵りました。




「神の箱」とは******************新共同訳「聖書事典」より

「契約の箱」「主の箱」「主の契約の箱」「掟の箱」とも呼ばれました。
十戒が書き記されている2枚の石の契約の板が収められていました。
「契約の箱」は民を導く神の臨在の象徴として用いられ、大移動したイスラエルの民の
移動聖所の役割を果たしました。
ダビデによりエルサレムに移され天幕の中に安置された「主の箱」は、のちにソロモン王が神殿を建築した時に
至聖所のケルビム(天使?)の翼の下に安置されました。
箱は前586年、バビロニア軍によってエルサレムが破壊されたときに失われたものと思われます。
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ダビデ王の物語 2

2012-09-19 14:08:10 | ダビデ王の物語
<ダビデ、イスラエルとユダの全土を統治する>

イスラエル(サウル王家)ではサウル王の子、イシュ・ボシェトが王になり、
彼を擁立したアブネルが実権を握るようになりました。

しかし、サウル王の側女との仲をイシュ・ボシェトに疑われたアブネルは怒って、
ダビデの味方となって「全イスラエルがダビデにつくように計らう」という契約を
ダビデとかわしました。

契約ののち、ダビデの元を平和のうちに去ったアブネルでしたが、弟アサエルをアブネルに
殺されたダビデの家臣のヨアブに殺されてしまいます。

ダビデ王はアブネルを悼む歌を詠み、アブネルの死はダビデの意図によるものでないことを表明します。

アブネルが殺されたことをきいたイシュ・ボシェトは力を落とし、全イスラエルも怯えました。
このイシュ・ボシェトは、昼寝をしているときレカブとバアナ兄弟によって殺されてしまいます。

兄弟はその首をダビデの所に持ってくるのですが、首を見せられたダビデは「正しい人を
神に逆らうものが殺した」として兄弟を殺しました。

この後、イスラエルの全部族はダビデのもとに来て契約を結び、長老たちはダビデに油を注いで
イスラエルの王としました。
ダビデは30歳で王となり7年6か月の間ヘブロンでユダを、その後33年間エルサレムで
イスラエルとユダの全土を統治しました。



   ↑ 公園の<カワセミ・翡翠>です。 


ダビデ王の物語はまだまだ続きます、ハァ~~   ゆっくりのんびり書き続けてゆきます。 m(_ _)m
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ダビデ王の物語 1

2012-09-13 23:17:16 | ダビデ王の物語
<サムエル記(上)の最終章>

ギルボア山上で殺されたサウルとヨナタンを含む三人の息子は遺体をベト・シャンの城壁にさらされました。
ギレアドのヤベシュの住民はその仕打ちを聞き、サウルとその息子たちの遺体をベト・シャンの城壁から降ろし
ヤベシュに持ち帰り火葬に付し、骨を葬り七日間断食しました。

<サムエル記(下)第1章>

サウルが死んだことを知らされたダビデは衣を引き裂き、サウルとヨナタン、イスラエルの家を悼んで
泣き、夕暮れまで断食をしました。 そしてサウルとヨナタンの死を悼んで歌を詠みます。

サウルにとどめを刺したアマレクの若者は「主が油を注がれた方を、恐れもせず手にかけ殺害するとは何事か」
ということで、ダビデの命令で従者に打ち殺されます。
 このあたりは少々理解しにくいのですが、ダビデにとっては主の御心、ご意思がすべてであり
最優先事項なのでしょう。


ギレアドのヤベシュの人々がサウルを葬ったことを知ったダビデは「あなた方が主に祝福されますように。
主があなたがたに慈しみと誠をつくしてくださいますように。 私もそうしたあなた方の働きに報いたい
と思います。 力を奮起し、勇敢なものとなってください。」とエールを送ります。
 こういう科白にはダビデの温かい人間性を感じます。

主の託宣によりヘブロンに上ったダビデはそこで油を注がれユダの王となりました。

ダビデはユダの王となり、片や、イスラエルではサウルの子、イシュ・ボシェトが王となりました。
イシュ・ボシェトを擁立したのはサウルの軍の司令官アブネルですが、彼はのちにダビデの側に付き、
ダビデがユダとイスラエル両国の王となる下地を作った人です。


       ↑ <ノウゼンカズラ>



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