その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(上手出し投げ)

2009-11-20 12:09:08 | 四十八手

夢屋四十八手、本日の決まり手は『上手出し投げ』であります。
分かりづらい画像解説ですが、上手を取っていることと、相手の差し手(下手)が極められていることがポイントのようです。出し投げを打って、相手の体勢を崩し、一気に寄り切る。一連の流れで技が決まりますと、美しい連続技となります。
さて、カミさんが仕事で不在となれば、晩飯は、私のやりたい放題、し放題。身も心も凍み入りそうな寒い晩の簡単レシピは、湯豆腐から…
           
「お酒は、温めの燗がいい…♪」と鼻歌交じりに「寒さ堪えて」準備したものは冷たいビール。「肴は、あぶった烏賊♪」ならぬ、お寿司屋さんに頂いた烏賊の塩辛。身体さえ温まれば、東北もパラダイス。
           
仕上げは、鍋焼きうどんに移行して、予は満足じゃ…。お題とオチを考えながら横になると、力尽きて、「コタツ」でうたた寝をしておりました。
そう「鍋焼きうどん」と言えば、子どもの頃、日本で初めて札幌医科大学で行われた心臓移植手術…ドナーの名前もレシピエントの名前も今やプライバシーの保護という側面と遠い記憶の中で薄れつつありますが、執刀医の和田教授の名前だけは鮮明に憶えております。術後の容態が回復し、病院屋上でレシピエントのインタビューが試みられたとき、その青年が「熱い鍋焼きうどんが食べたい。」と応えていた状況がまだ記憶に残っております。いやはや、日本初の快挙と医学の独走が取り立たされて、評価が分れるところではありますが「鍋焼きうどん」が、その記憶をつなぎ止めているという事実は、我ながら情けない。
しかし、
今夜のオチが…。
はいはい、『上手』な『出汁(出し)』が出ておりましたということで、ご容赦を…とほほ。
           

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夢屋四十八手(呼び戻し)

2009-11-19 19:29:27 | 四十八手

本日の夢屋四十八手、決まり手は『呼び戻し』であります。
『呼び戻し』は、別名『仏壇返し』とも言われ、土俵の鬼と称された初代「若乃花」が得意とした技であります。豪快過ぎて、大相撲でもそうそうお目にかかれる技ではなく、剛腕と強靭な足腰があって為し得る技と言われております。記録によれば、初代若乃花の甥である横綱「貴乃花」が12年程前に記録したのが最後と言われていることからも頷けます。
           
この『呼び戻し』という技、一度紹介しました「弥次郎兵衛」の原理と同じで、相手を呼び込む(自分側の引き込んだ)その反動を利用して、反対側に捻り倒してしまう技…ただし、私のように地方出身者が都会生活をしていて「呼び戻し」という言葉を聞きますと、華やかな生活から退屈な田舎暮らしに「呼び戻される」という連想をしてしまいます。
年齢的にも都会生活に魅力を感じるようなことは無くなってしまいましたが、寒さが身にしみるこの季節、ち~とばかり、暖かい地方に憧れともいえる感情はフツフツと湧き上がってきます。
           
私のブログ記事で、何故か人気の『雪中野菜』(2009.01.08up)でありますが、雪の下に残した茎から側芽が出て、放りっぱなしにして置きましたところ、7月末に結球キャベツを収穫できまして、さらに、出てきた側芽を整理しながら放って置きますと、遂に「三代目のキャベツ」が見事結球しました。ほーほっほ!昨年秋まきして収穫したキャベツの孫キャベツであります。早速、いただくことにしますが、小振りではではありますが、夫婦二人の食卓には十分な大きさです。さて、四代目に挑戦するか…残念ながら、これからの季節では側芽が成長することはありませんので、ひと冬、根が生き続けることができたならということになります。ん~。四代目…嫌な予感が…夢屋第四代当主の私、ここいらが観念のしどころでしょうか。
憎まれっ子世に憚るなどと申しますので、夢屋第4代当主も雪の下で頑張ろうと思いますが…夢々、夢屋5代目の「ポン太郎」を田舎に『呼び戻す』ことのないように健康には気をつけたいと思います。
           

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夢屋四十八手(小手投げ)

2009-11-18 12:42:03 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『小手投げ』であります。
腕(かいな)が一般的に二の腕を指すのに対し、小手は肘から手首までを指します。『小手先が利く(器用である)』『小手返し(麻雀用語)』など、手先の技に使われることも多い「小手」でありますが、大相撲九州場所も始まり、3日目に期待通り大関「魁皇」関が、通算800勝を豪快にこの技を決めてくれました。昨日の『極め出し』と同様、肘が極まると痛めてしまうことがあります。かつて、横綱「貴乃花」も魁皇関の小手投げで肘が極まり、大関昇進に足踏みしてしまうという一番もありました。
           
さて、来年度予算の無駄を洗い出す行政刷新会議の事業仕分けは、連日マスコミに取り上げられ、遂に基金の国庫返納額を含め1兆円を超す成果?を上げております。効率性や有効性、採算性といった視点で事業を見直せば、官僚たちでは後戻りさせることの出来ない事業に、歯止めや再考を促すという意味で実に斬新であり、一般大衆受けする行為であります。ましてや、某国会議員は、物知り顔の説明者に矢継ぎ早に質問を浴びせかけ、反論の余地を与えないのですから、これは将に、痛快時代劇『水戸黄門』を実写版で拝見しているようなものですから、庶民にしてみれば楽しくてしょうがない。
しかし、本当にこれでいいのだろうか?「GXロケット開発廃止」…え"~。宇宙開発という『夢』まで削っちゃうの~!!!議論の詳細まで知りませんので、何が問題なのか良くわかりません。恐らく「液化天然ガスエンジン」の膨大な開発費用が無駄と査定されたのでしょうが…。
           
コタツに入って、みかんを食べることが唯一の楽しみの私、夢屋にとって、億単位のエンジン開発費用など、思いも及ばない世界の話ではありますが、資源の無い日本が、今後すがるべき科学技術。東大阪市の中小企業のオヤジさんたちが燃えた『まいど1号』のように、オヤジたちにもこだわりや夢がある。経済が疲弊し、お金の無い時だからこそ『夢』だけは持ち続けたいし、子どもたちにも与えたい。『夢』には、コスト論だけでは論じ切れない庶民の期待や活力も内在しているのです。ここいらで、私、夢屋…ポンと58億円出してあげますか…いやいや、これは『小手先』の解決策であるばかりでなく、『口先』だけの話でありました…とほほ。
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夢屋四十八手(極め出し)

2009-11-17 21:58:07 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『極め出し(きめだし)』であります。
画像解説では、関節を極めて動きを封じ、そのまま土俵外に出すこととありますが、土俵上では、脇の甘い力士が両差しを許し、苦し紛れに外側から「閂(かんぬき)」を掛ける。両差し有利なはずですが、両肘が内側に押される(極められる)ことで身動きが取れず土俵の外へ…と言うことが多いようです。「高見山」関や「貴ノ浪」関といった大型力士にこの技が多かったような気がしますが、脇の甘さは褒められたものではありません。
さて、話の展開は「脇の甘さ」に転じまして、俗世では異性に対する脇の甘さやお金に対する脇の甘さなど、程度の差こそあれ「甘さ」に関する話題は尽きません。俗塵に塗れ放題の私、夢屋も艶麗な婦女子に言い寄られれば『色即是空』などと叫びましても、鼻の下を伸ばすことは間違いありません。ただし、この場合、お金との交換により提供される色香でありますので、お金さえなければ色香に惑わされることも無いはずなのですが…。
           
「色は匂えど、散りぬるを…」とは、世の移ろいと無常を指すものではありますが、生き物の営みは、初冬を迎え衰えて行き…いえいえ、次の年に向かって着実に準備を進めております。人は、己のみの生について、執着し衰えを悲観してしまいますが、こうして新たな命に引き継がれる光景は、毎年繰り返される訳で有り、衰えと見るか円熟と見るかで、気持は大きく変わっていきます。『空即是色』…私も、もう一度ひと花咲かせましょうか…などという勘違いもまた困りものではあります。
               
田圃のわら屑の中に両腕を広げた「脇アマガエル」なる新種のカエルを発見しましたが、「政治資金を記帳し忘れた」であるとか「事務所費や秘書給与を肩代わりしてもらった」とか、政治とお金にまつわる話題は枚挙に暇がありません。一方行政は、予算消化のために「預け」や「天下り」など、この国の制度疲労は相当に進んでいるようです。所詮、人のお金ですから…。こういった輩は、「脇アマガエル」に関節を極めでいただいて、身動きできない状態にしないと…しかし、このカエルも相当脇甘そうですが…^^;
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夢屋四十八手(内無双)

2009-11-16 20:29:35 | 四十八手
夢屋四十八手、本日の決まり手は『内無双』であります。
無双とは「天下無双」などと言うように、ふたつと無いこと。「内無双」は相手の内ももを手で払いながら、体を捻りながら相手を倒す技。決まると結構、格好の良い技です。技の百貨店、舞の海関が得意とした技でもあります。
さて、今日は朝から小雨交じりの天候で、冬を迎える準備をする身には、ちと辛い陽気です…とほほ。
元来『かなしがり屋(方言)』の私ですが、第四代夢屋当主となった今、『かなしい(辛くて、やりたくない)』などとも言っていられません。積み残しの「雪囲い」作業をしなければなりません。(キッパリ)
           
しかし、正直者には天も味方をして下さる。作業を始めると、少しだけ晴れ間が見えてきました。例年、雪囲いの中に入れて見頃を失してしまう「ななかまど」も美しく紅葉しております。(古老は「ななかまど」と言っておりましたが「ななかまど」ではないと思っております。残念ながら、名前が分かりません。)
松の緑と紅葉とを楽しみながら、コンロでお湯を沸かしコーヒーを一杯。
「ん~。マキシム…」気分は、カーク・ダグラスです。(やはり話題が古い)
           
夢屋、商標登録No.001「山形青菜漬け」またの名を「夢じぃ漬け」も下漬けが終わり、特製の旨みタレで漬け込みます。ふふふ…これと新米「夢屋舞」があれば、『天下無双』他におかずは要らんダニ!!!
「米を食うと頭が悪くなる」とか「健康のために塩分は控えましょう」などとお世話を焼いてくださる方がおりますが、季節の物を土地のやり方で食べる。これでも、あたしゃ、まだ高血圧症じゃないですから…^^;


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夢屋四十八手(居反り)

2009-11-15 21:22:39 | 四十八手

本日の夢屋四十八手、決まり手は『居反り(いぞり)』であります。
腰を低く落とし、相手がのしかかってきたとき後ろに反って倒す。あちゃ~こんな技、アリでしょうか?あったんだなぁ…。「先生」の愛称と多彩な技で人気のあった「智の花」が決めた一番、記憶にはありますが、決められた相手が誰だったのかは、もう定かではありません。
さて、こうした突飛な技とは裏腹に、日常の我が家では、古老の四十九日の法要を営みました。時の経つのは早いもの、植木の手入れや茶の間の補修、遺産相続の手続きなど、現世では息子「夢屋」があくせくと暮らし、あの世では、古老の来世が決定されるという審判の日。人が考え出した事とは言え、あの世も結構忙しいようです^^;
           
お布施の効果か、古老の生前の功徳のお陰か「般若心経」に始まり、とても有り難いと思われるお経を上げていただきました。お坊さんが「ありがたいお経です」と保証するのですから、きっと有り難いに違いない。お経とはそんなものです。「お経と挨拶は、長い方が有り難い」と勘違いしている方が大勢おりまして、祝辞やら挨拶やら堂々巡りの聞かされる方は堪ったものではない。お陰さまで足の手術を理由に「曹洞宗」ですから、安座で失礼させていただきました…ほっ。
              
本日の決まり手は『居反り』でした。コンクリートの塀に「キアゲハ」の蛹がひとつ。見事な「居反り」の姿勢でありますが、お尻の地模様でキアゲハと判ってしまいます。こういう蛹を見つけると、つい細い棒の先っちょで「ツンツン」と突いてやりたくなるのが、夢屋の習性でございますので、思わず「つんつん」…お尻を「フリフリ」、「つんつん」…「フリフリ」…Oh!いけない!このコンクリートの塊は、地震の震度計でありました。山形県で震度0の地震が発生したかも…。なわけないか^^;

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夢屋四十八手(送り吊り出し)

2009-11-14 07:35:20 | 四十八手
夢屋四十八手、本日の決まり手は『送り吊り出し』であります。
以前ご紹介した『送り出し』や『吊り出し』の合わせ技でありますが、投げ技の空振りや突き手を手繰られて、哀れ後ろ向きの状態でありますが、それでも抵抗する相手の回しをつかんで吊り出す技。この手は使いたくないのだけれど…
都会の居住区で発生する近隣トラブル。騒音、ごみ、悪臭と様々ではありますが、田舎でも、いや田舎だからこそ発生する近隣トラブルもあります。法に抵触しない限り「お互いに理解と協力して、解決していきましょう…。」などと、行政は逃げ腰になりますし、傷害事件まで発展しないと、民事不介入の原則から警察も取り締まれません。音や臭いに関しては数値化することが可能ですが、受忍すべき範囲を法で定めると航空機の騒音や工場の発する臭気など、また違った方面で困る方々が発生するのかもしれません。
           
「北海道日本ハムファイターズ」の名物応援となった『稲葉ジャンプ』でありますが、我が家の庭で再現すると冬眠前のアマガエルもびっくり!!!
画像は、ただの手ぶれではありますが、このように近隣トラブルの一端である原因者は、相手が迷惑していることに気付かないか、時としては、子どもの弾くピアノのように…微笑ましいものと思っている訳ですから手に負えない。ましてや受けて側が、やや過敏症な方ですと、一般的には受忍の範囲と思えても許せない行為と成ってしまうようです。昔は、火事と葬式を除く、村内の行事には参加させない「村八分」という悪慣行があったようですが、今や干渉を嫌う風潮がありますので、「村八分」おおいに結構ということになってしまいます。「独居老人」の孤独死や介護疲れから発生した傷害事件・尊属殺人など、事が起こってから地域コミュニティの崩壊を嘆くコメントを吐く解説者がおりますが、彼らは得てして、地域コミュニティなどという世間とは関係の無いところで暮らす方々が多い気がするのは、私だけでしょうか。
           
野に残る草花に、多少の蜜が残り、お日様がある程度の暖かさを提供してくれている内は『モンキチョウ』も細々とその命を長らえることができますが、冬はもう間近。近隣トラブルの発生者が、勢い余って後ろ向き…ジタバタしないでさぁどうぞ…てな感じで『送り吊り出し』できる制度でもあれば大変楽なことではありますが、送り出された土俵の外で、またトラブルを発生させるのであれば、問題を「送り出し」たに過ぎないのでねぇ…とほほ。
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夢屋四十八手(引き落とし)

2009-11-13 17:09:07 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『引き落とし』であります。
この技、相手の腕を引いたり、肩を手前に引いたりして相手を自分の手前に引き倒すことと解説されておりますが、基本は引くと言いながら押す。相手が押し返す力を利用して落とす。押さずに身体の変化(逃げ)で勝負を決めようとすると相手に見破られたときの負けっぷりは惨めであります。
さて、秋も深まり、晴れの日と雨の日が交互に訪れる日々が続き、暖かな日差しがとても愛おしい季節となりました。我が家の畑の作物を大方収穫してしまうと、訪れる昆虫の数もめっきり減ってきました。お昼の休憩時に、職場近くの空き地の陽だまりに足を延ばすと、どっこい生き物たちは活動を続けております。
           
無造作に植え付けられたミントの葉の上では、背中のポツポツ柄が特徴的な『ハッカハムシ』のご夫妻が交尾中。彼らのライフサイクルを十分理解しておりませんので、何ともコメントできないのですが、少なくとも卵で越冬する世代があるのかもしれない。成虫での越冬は無いだろうな…などと勝手な仮説を立てていきます。
           
冬を迎えるために無駄な葉を落とし、こじんまりとまとまった「スイバ」の葉の上にも、お日様は平等に日を落とし、最後の恵みを受け取るかのように蛾の幼虫が食事中です。何の幼虫だろうなどと疑問に思ってはいけません。探求心などという気持ちが芽生えると、家に持ち帰ることになり、結果は「オッカァ」に悲鳴を上げられることに成りますから…^^;
遊び心を膨らませるには、量販店の資材売り場を眺めて回るのが一番。2日前から自分のPCがダウンしてしまいました。冬のお小遣いを当て込んで、一気に新しいシステムを購入しようかなどと思い、オッカァへの言い訳という戦略を考えながら家電量販店を覗くと、お手頃値段のPCが…。残念なことに、カードも財布も忘れて来ております。性格的に買うと決めると前後を考えずに決定してしまうのですが、今夜は止む無く諦めて、DIYコーナーを覗きますと簡易な電機溶接機が9,800円。ん~。これも買いだな…しかし、財布が。
来年は、簡易なパイプハウスを建てて、秋口から晩秋にかけての「きゅうり」と「トマト」の収穫時期の延長に挑戦してみようなどと、思いは来年の畑作に向いておりますが、一本単価いくらの「きゅうり」になるのでしょう^^;ハハハ、遊びですよ遊び。と、一体全体、おいくらのお小遣いが必要なのでしょうか…無謀な預金の『引き落とし』は、自滅への第一歩となることでしょう。

追記)ダメ元で、自宅に帰りPCのスイッチを入れたら、クラッシュしたと思い込んでいたHDが、何故か復活。「オッカァ」への言い訳の理由がひとつ減ってしまいました。
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夢屋四十八手(掬い投げ)

2009-11-12 23:03:02 | 四十八手
夢屋四十八手、本日の決まり手は『掬い投げ(すくいなげ)』であります。
押し、寄りの得意な力士が出足鋭く一気の寄り、しかし腰高で強引な寄り身の場合、相手の勢いを利用しながら、受け手は身体を開き「すくい投げ」。これが見事に決まれば、形勢逆転の技となる訳ですが…。
さて、国では「行政刷新会議」による国営事業の洗い出し作業が行われておりますが、「無駄を省いて、スリムなボディに…。」などと言うと、まるでどちらかのダイエット企業のキャッチコピーにも思えます。予算査定作業などというものは、当事者は必要であると信じ込んでおりますし、査定側は、とにかく削りたい一心で臨みますから、所詮議論が噛み合うはずもない。したがって、どちらの土俵で相撲を取るかで、大方の勝敗は決してしまうのが通例です。削られる側は、予算削減(事業中止)が自己否定につながる訳ですから、本来なら徹底抗戦を仕掛けたいところですが、今回ばかりは、対象事業は、刷新会議事務局側の一方的な聞き取りに終始しているようです。
           
この先、立ち行かない場合は、我が家の畑の『旗本退屈カエル』にご登場願いましょう。「天下御免の向こう創(きず)…パッ!」とは、早乙女主水之介(さおとめもんどのすけ)の決め台詞でありますが、向こう創は、武士の勲章であります。決して敵に背を向けて逃げることなく、不利な戦でも相手に対峙し戦って来たことの証な訳ですから。
国家とは、治安を維持するために「警察国家」が形成され、民を取り締まるために「刑法」が成立し、対象刑罰の均一化が図られる…それ以降は、公金などと言ってはみても所詮他人の金、上意下達の国家行政ですから、無駄や不適切な支出が生じて当り前の世界でしょう。国民幸福追求のための施策は、いつの間にか、ひと摘みの官僚の幸福追求に変節しているとすれば、ここいらで『旗本退屈カエル』にバッサバッサと切り捨てて頂くのもひとつの方法でしょう…^^;
僅か一週間…集中議論などと言いますが、何の根拠もなく得意に腰高で攻め込みますと、巧みな官僚の『掬い投げ』を喰らうことにはなりますまいか。ましてや、対象外事業が、行政刷新会議のお墨付きを得たなどと、また、勝手に判断されても困りものなのですが…。
たまには、天下国家を話題にする退屈な、本日の「夢屋」でありました。
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夢屋四十八手(割り出し)

2009-11-11 11:34:41 | 四十八手
本日、夢屋四十八手も12日目を迎えました。決まり手は『割り出し』であります。
「goo.大相撲」では、ちょうど割り込むような格好になることから、この名がついたと解説されておりますが、本割の決まり手では、ほとんど、この決まり手を聞いたことがありません。「寄り切り」と判定されることが多いような気がしますけれど…。
昨日のブログ記事に友人の『貧乏父さん』がコメントを寄せてくれました。
「まさか…手術室にカメラ持ち込まないよね。」
ハイ不可能を可能に変えてしまう私、夢屋でございます。自分のカメラという訳には行きませんが、Dr.の記録用の画像を頂いてきました。局所麻酔ですから、会話しながら摘出を受けることに相成りましたが…。
「ムダ毛、カットしちゃって良いですか~。」(Dr.)
「どうぞ…」
「痛い時、我慢しないで言ってください~。」(Dr.&Ns)
「看・護・師・さ~んいで~!!」(夢屋)
           
毛ズネのテープは、そっと剥がしましょう…と、言うことで傷口は生々しいので、私がカットバンを貼っておきました。私の「ふくらはぎ」に肉片と共にのせられた『金属片』は一体何物なのでしょうか?恐らく一年半前の農作業で、草刈り機械のチップ(歯先)が刺さったものと思われますが、良くまぁ化膿もしないでいたものです。子どもの頃、梨を割ろうとして、左手の人差し指を替わりに割って、汚いぼろ布で縛って直した男ですから…体がそう言う体質になってしまったのか、はたまた、異物を異物と認識しない…どこか神経が一本欠落してしまっているのか…。まずは、大事に至らず良かった良かった。
           
「あら~!!夢ちゃん、どうしたのぉ~?ズボン脱いで…」(Ns.I)
「Iちゃん。おパンツも…?」
「バ~カ。おパンツまで脱いでどうするの…」(Ns.I)
「夢屋さん。脚上げて~、ハイ、そのまま…」(Ns.Chi)
「麻酔の注射より…腹筋がぁ~」
「はい、手術で筋トレ・筋トレ…」(Dr.○原)
あ"~!! 坊主と医者が大嫌いだ…と外来で毒づいたこと根に持ってる。
さてさて、勝手知ったる病院とは言え、組織検査に一週間、創傷処置に二週間位かかるのでしょうか。原因の『割り出し』には、もう少々時間がかかるようです。
             
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