その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(褄取り)

2009-11-22 19:39:15 | 四十八手
本日の夢屋四十八手、決まり手は『褄(つま)取り』であります。
さて「褄」とは一体何物でしょうか。衣偏であることから着物に関する物ではありますが、着物の裾(すそ)…両端部分なのです。芸者さんのお決まりのポーズである、着物の左褄を取って歩く様を「褄を取る」と言うそうですが、出し投げなどで流れた足の足首やつま先を取って掬い上げ、前に這わせる技で、記録では2000年春場所で曙関が記録しているようです。
           
植木屋「夢屋」開店7日目。今年の雪囲いは、例年より一週間早めてスタートしたのですが、ここ2年程、我が家の古老も整枝作業が行えなかったこともあり枝が伸び放題。茶の間から見える古老自慢の「金伽羅」などは、梅雨明けに剪定したものの、庭の植木はと言えば床屋嫌いの息子の頭のようにボサボサでした。本来、梅雨時に行う作業でありますが、結構成長した庭木の枝を脚立を頼りに剪定していく作業は時間を必要としますので、雪囲いの足場を利用しながら伸びた枝を切っていきますが、気分はちょっとした「植木屋」さん。がしかし、その分、雪囲い作業が遅々として進みません。ましてや11月の雨は、世間様と同じように冷たく「精が出ますね…。」などと声を掛けていただけても、「私が手伝って上げましょう。」などと言って頂けるわけもなく、鼻水を垂らしながらの情け無い作業となります。
           
しかし、今日は、久々の大晴れデス…そろそろ『夢じぃ漬け』もちょうど良い塩梅となっているはずなので…。
           
どうじゃ。今時、沢庵漬けに黄色い色素は使わないのでしょうが、何か黄色くないと沢庵漬けのような気がしなくて…^^;
山形青菜の旨漬けを添えて、今年の『夢じぃ漬け』完成です。子どもたちと関東に住む叔父たちに早速送ろうと思いますが、まずは、我が家のお毒見役であるオッカァに食べさせてからにしようと思います。
あ"~!!!本日の決まり手『褄取り』は何処へ行ったのでしょうか…。取りあえず、毒は「妻に取らせて」大丈夫か、腹痛で這うかを確認してみましょう。
コメント (1)
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