その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(送り吊り出し)

2009-11-14 07:35:20 | 四十八手
夢屋四十八手、本日の決まり手は『送り吊り出し』であります。
以前ご紹介した『送り出し』や『吊り出し』の合わせ技でありますが、投げ技の空振りや突き手を手繰られて、哀れ後ろ向きの状態でありますが、それでも抵抗する相手の回しをつかんで吊り出す技。この手は使いたくないのだけれど…
都会の居住区で発生する近隣トラブル。騒音、ごみ、悪臭と様々ではありますが、田舎でも、いや田舎だからこそ発生する近隣トラブルもあります。法に抵触しない限り「お互いに理解と協力して、解決していきましょう…。」などと、行政は逃げ腰になりますし、傷害事件まで発展しないと、民事不介入の原則から警察も取り締まれません。音や臭いに関しては数値化することが可能ですが、受忍すべき範囲を法で定めると航空機の騒音や工場の発する臭気など、また違った方面で困る方々が発生するのかもしれません。
           
「北海道日本ハムファイターズ」の名物応援となった『稲葉ジャンプ』でありますが、我が家の庭で再現すると冬眠前のアマガエルもびっくり!!!
画像は、ただの手ぶれではありますが、このように近隣トラブルの一端である原因者は、相手が迷惑していることに気付かないか、時としては、子どもの弾くピアノのように…微笑ましいものと思っている訳ですから手に負えない。ましてや受けて側が、やや過敏症な方ですと、一般的には受忍の範囲と思えても許せない行為と成ってしまうようです。昔は、火事と葬式を除く、村内の行事には参加させない「村八分」という悪慣行があったようですが、今や干渉を嫌う風潮がありますので、「村八分」おおいに結構ということになってしまいます。「独居老人」の孤独死や介護疲れから発生した傷害事件・尊属殺人など、事が起こってから地域コミュニティの崩壊を嘆くコメントを吐く解説者がおりますが、彼らは得てして、地域コミュニティなどという世間とは関係の無いところで暮らす方々が多い気がするのは、私だけでしょうか。
           
野に残る草花に、多少の蜜が残り、お日様がある程度の暖かさを提供してくれている内は『モンキチョウ』も細々とその命を長らえることができますが、冬はもう間近。近隣トラブルの発生者が、勢い余って後ろ向き…ジタバタしないでさぁどうぞ…てな感じで『送り吊り出し』できる制度でもあれば大変楽なことではありますが、送り出された土俵の外で、またトラブルを発生させるのであれば、問題を「送り出し」たに過ぎないのでねぇ…とほほ。
コメント (1)
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