その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

引き継がれるもの

2020-10-27 06:01:18 | 転職

「反り」が美しいと感じましたけれど…

毎月26日は『風呂の日』…直売コーナーを設けている「太陽館」(JR高畠駅併設)は、温泉のある駅舎。お腰の時限爆弾の療養に利用しても良いのだけれど、昼日中からお風呂に浸かっているのも気が引けて、わざわざ隣町の100円公衆浴場に通っております。(意外と小心者である^^;)「風呂の日にお買い得な商品を出品していただけませんか?」なんて小学校時代の恩師の娘『ミワちゃん』にウルウル光線を発せられると、『おやじぃ』は鼻の下を伸ばして応じてしまうのでありますよ。しかし、10月の『風呂の日』は土日あとの月曜日であるから、そんなに客足は延びないだろうというのが『おやじぃ』の読みであります。「少々、結球が甘いけれどハクサイでも出すかね?今日は『鍋の日』に決定!」とばかり、ハクサイと長ネギを出品するけれど、夕方覗いて見ると長ネギは売れたけれど、ハクサイは売れずじまい…他の方と被ってしまったようであります。(商売感は中々なものであります^^;)
地物としては珍しい物を出す。今のところは「キュウリ」が最たるもので、スーパーでも高値を付けているから置くだけで売れる。目の付け所は間違っていないのだけれど、生産量がねぇ…キュウリ部長『ポン太郎君』の技術力向上を期待しているところでありますよ。今年の「抑制キュウリ」は、『夢屋農園』では初の試みであり、露地栽培と違って、害虫と褐斑病に手こずったようであります。「まだまだ伸びしろがある。原因が分かって来たのだから、その対応法を習得すれば良い。伸びしろがあるということは、まだまだ期待できるということだ。」なんてね、鼻水すすりながら講釈しておりますよ^^;


過去、現在、未来…「お線香」じゃないんだから^^;

土曜日に訪れた寒河江市「慈恩寺」の茅葺屋根が見事でした。軒先の切り揃えに感嘆して拝見しましたけれど^^;
我が集落にも「奥津島神社(弁天さま)」がありまして、江戸時代から伝承されてきたものであり、永らく茅葺屋根を維持してきましたけれど、ご多聞に漏れず集落の人口も先細りの状態であり、維持するのも容易ではなくなりましてね、昨年、鋼板張りに葺き替えたところであります。古民家の平葺きと違って、神社のそれは「そり」や「むくり」といった微妙な形状を保っておりまして、それを葺ける職人さんが居ない(居ても高額なんですよ。)だそうですよ。個人的には、何とか茅葺屋根で維持したかったのではありますが、祭典の旗竿さえ「高齢者の作業は危険である。」という理由から取り止めになりました。要は、若者が居ても出て来ない(早朝作業に出さない。)のが原因でありまして、辛いこと、厄介なことは敬遠したいという意見が多勢なのでありますよ。「同調圧力」という訳ではないのだけれど、そんな状態で作業をして怪我でもされたらエライこっちゃ。伝え残さなければならないものと捨て去らなければならないものを切り分けなければならないのかも知れませんなぁ…こうして物分かりが良くなって、失ってしまってから「懐古主義」よろしく昔を懐かしむのであります。「香港は耕地が少ないから野菜は高価な物。その内、手間の掛る野菜の作り手が居なくなるから儲かるかも?」なんてね…他人がやらないのは儲からないからか、儲け方を知らないだけなのか…「勝負勘」だけは長男『ポン太郎君』に引き継ぎたいんですけれどねぇ(笑)

コメント
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