その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

三匹の子豚(ブーフーウー)

2020-10-05 05:58:44 | 転職

今では敷き藁を手に入れるのもひと苦労

なんですけれど、畜産農家の多くは「もみ殻」を敷き藁替わりに使い、畑ではビニールマルチが多用されるので、多量に出ると貰い手を探すのにひと苦労します。しかし、天然マルチとして藁を欲しがる方もいて、ネットでは1㎏1,500円の取引価格…こめを作るより、藁を販売していた方が儲かるんじゃないかい?
軽トラックに満載した藁の一部は、集落の神社鳥居のしめ縄の材料となり、残りは夏秋きゅうりの通路の防草と乾燥予防に敷き詰めます。また、夏場の黒マルチの温度上昇を防ぐ目的で使用しますので、これでも少ないくらいなんですけれど…無料でいただきました^^;
こうして「稲わら」を見ていると、おとぎ話の「三匹の子豚」を思い出すのでありまして、哀れ農場長は、狼に「わらのお家」を吹き飛ばされてしまうのでありますよ。しかし、来年の夏を見据えた準備ですから、気分は末っ子の子豚なんですけれどねぇ。


どこを刈ったか良く分からない画像ですが…

堰堤の左側は「桜回廊」の一部として地元有志により年3回の草刈り作業が実施されております。画像は「砂川クリーンボランティア」と称して県事業に協力し、河川堤防内の草刈りを10年以上行っていますが、ようやく9月補正予算が通ったとのことで、今頃の草刈りとなってしまいました。(予算も当初から見ると3分の2ほどまで減額されております。)河床が判然としませんが、画像右側の堰堤は小灌木が生い茂っていることがお分かりいただけるものと思います。物を作る予算は、政策、施策をアピールする効果があるから、大々的に付けられますが、維持管理する予算は年々減額されてしまうのでありまして、流下障害になるほど繁茂して初めて膨大な改修予算が計上される。こんな無駄を繰り返しておりますよ。地元民が手を貸し、維持管理に努めているというのにであります。おとぎ話の「三匹の子豚」の元話は、残酷な結末を持っているのでありまして、一番目の子豚も二番目の子豚も狼に食べられてしまい、三番目の子豚は煮えたぎった鍋に落ちた狼を食べてしまう…お話の教訓には、手間を掛けた仕事は、安全なものとなり、いざと言う時に役に立つということのようですが、この国のリーダーたちは「三匹の子豚」を読み聞かされたことがないらしい(笑)

コメント
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