至福のときでありますなぁ^^;
今年の稲刈りも終わり、ほっとひと息。と言いますか、今度は乾燥後、籾摺りをして調整作業…風袋重量30.55㎏(差し米…品質検査用の米も含まれております。)で袋詰めし、明日はいよいよ出荷です。収量は、目標値をやや下回っておりますが、昨年を超える収量でした。『夢屋田』は砂地で、肥料の効きが悪いというか、ここでも「はえぬき」を作付けするようになってから、全体収量が落ちたような気がします。課題はまた来年に持ち越しではありますが、まずは無事に収穫を終えたことを歓びましょう…おっとっと、さらに米穀検査が残っております。含有水分は15%でO.K. 気になるカメムシによる吸汁痕(斑点米)は、ほぼ皆無。(田んぼで捕虫網を振っても、今年は網に掛らなかったもの^^;)これで一等米はいけるんじゃないかと勝手に自己検査しておりますが、『チャオちゃん』と組んでいると必ず何かが起きる^^; 以前は風袋重量が不足していると指摘を受けて、全量差し米をし直したことがありますから…。(あの集荷業者の秤が壊れているんじゃないかと悪態をつく農家さんもいますけれどね…かげ話^^;)とにかく検査が終わらないと安心できません。
色々ありましたけれど…5ヶ月後の笑顔
今年は、珍しく8月以降の保有米の食味が落ちたことに気付きました。最近はビリビリ(無理に)乾燥を掛けるので、新米だから水を少なめにしてなんて必要はありませんし、かぶれる(我が在所では湿度でかびたり、変質することを「かぶれる」という。)ことも無くなりましたけれど…大飯喰らいにも分かる食味落ちでした。昔は、祝儀、不祝儀を問わず何か「物事があったときのために」保有米を多く取っていたものでした。結果、農家にも関わらず正月過ぎても新米にありつけないなどということが多々ありまして「非農家が美味しい新米を食べて、農家が新米を食べられないのはおかしい!」と我が代になってからは、9月できれいに在庫一掃できるような保有量にしておりますが、調子こいて求めに応じて分けたり、大飯を喰らうものだから、今年は少々不足を来してしまいましたけれど…凶事にも対応するための大事な知恵なのかも知れませんけれどねぇ。さっそく、調整後最後に残った半端な袋の米20㎏を精米していただきました^^; これが最高の贅沢でありますよ。「おかず無しでも何杯も食べられる!」芸能人や地元アナウンサーの常套句でありますけれど、私はおかずが必要です(笑)