その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ボス猿との対峙(その先にあるもの…)

2020-10-25 06:54:19 | 転職

虹の向こうに…「cocoイズミヤ」の薫ちゃんも見ていたようだ^^;

秋野菜の代表である「山形青菜」の収穫まであと2週間くらいかなぁ?本来は加工用出荷に栽培しているのですが、山形名物の「おみ漬け」(青菜漬けには少量過ぎる。)用に、直売所で結構売れておりますので、大きくなったところから間引いて出荷しております。(販売手数料を割り引いても、加工用出荷の2倍の価格で売れますもの^^;)
お腰の『時限爆弾』のカラータイマーがチカチカと点滅しているような気もしますが、腰を伸ばして空を仰げば朝虹が美しい。俗に「朝虹は雨」などと申しますが、そんなぁこたぁは意にも介さず、菜っ葉摘みに精を出すのであります。
早蒔き、遅蒔きの違いはあるのだけれど、「山形青菜」の成長差が大きい。重い腰を屈めながら成長し切れない株を見ると青菜が叢生していて「間引き」の重要性を改めて知るのであります。「手を掛けた分だけ、作物は応えてくれる。」そう自分に言い聞かせて、地味な作業を繰り返しております。本来なら土曜日は腰痛の「100円温泉療養の日」でありますが、今朝は、今年最後の丸茄子を瓶漬けに仕立て、「おみ漬け」を漬けダレに移し替えて小分けし、亡き姉の嫁ぎ先に届ける予定を立てております。村山地方寒河江市「慈恩寺」の三重塔の内部を拝観できる。(明日25日)まで…「もう一生見る機会に恵まれないような気がするから…。」と最終日を避け、拝観に出掛けました。


元々は「夜叉」である「十二神将」…(画像:慈恩寺リーフレットより)

オッカーの実家の近くであるにも関わらず、中々行けない(行かない)「慈恩寺」…観光地なんてそんなものかも知れません。「動機付け」がないと重い腰は上がらない。思っても直接行動に移さなければ、「その先にあるもの」に手は届かない。「その先にあるもの」とは何か分からないまま生きている…本堂の鎌倉時代初期から室町時代に掛けての仏体も見事でしたけれど、本来の目的とは違う茅葺屋根の仕立てに目を奪われておりました。そして、「クアチェリー」で腰痛治療をしようと「道の駅」に立ち寄り、小腹が空いて食べた「かき揚げ蕎麦」の「かき揚げ」が名人級の仕立てであると感嘆いたしました。具材(少なくてもタマネギくらいもう少し入れてよ^^;)が無いに等しい状態で見事にまとめてある…この「技」は卓越している!若い頃「黒部渓谷 室堂」で食べた「えび天蕎麦」に匹敵する技術でありましたよ^^;
さて、秋の日はつるべ落とし…そんなことをしているから夕刻が迫り、帰り道に姉の墓地(山寺)に向かいましたが…猿が出るとは聞いておりましたけれど、地蔵堂の屋根の上におサルさんの大群が…賢明に群れを避けルートを変えて墓前に向かったのでありますが、墓地上段からボス猿と思しき大型のサルが威嚇して通せんぼ。しかも、運悪く目と目が合ってしまいにらみ合い。(俗に、目を合わせてはいけないと言われているけれど、こんな場合は、目を反らせてしまうことの方が危険である!)「そっちがその気なら、こっちもやるよ!ウォッ!ウォッ!うぉっ!」と負けずに威嚇音?を発しながら、目を反らさずに後ずさり…「姉よ!曹洞宗は一仏二祖。十二神将は薬師如来の守護であるけれど、あんだの宗派は十二猿将に護られているんかい?」と下段から手を合わせたのも束の間…今度は、通路でボス猿とサブ猿の二匹に挟み撃ち!!!ニラミ?を効かせてから「逃げるが勝ち」と撤退!(まぁ、怪我無く生きてます^^;)
夕食の食卓で、命拾いした戦果を家族に報告すると「ところで十二神将どうだった?」とリーフを見た長女『有季菜先生』が尋ねて来ました…「オラ、それ見てない!」「ハァ~↑何しに行ったの?」…本堂の茅葺に目を奪われて、アララお隣の薬師堂には回っていないことに気付いたのであります。「良いではないか…今回は、三重塔の内部を拝観に行ったのであって、次なる目標が出来たではないか。」 その先にあるもの…それが分からないまま、人は生きている。だから人生楽しいのだよとうそぶく『おやじぃ』でありましたとさ(笑)

コメント
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