冒険遊び場(プレーパーク)『たごっこパーク』

心が折れるより、骨が折れるほうがましだ。富士山麓の麓、田子浦港近くの公園と川ではちゃめちゃに遊ぶ子どもたちの日常。

冒険遊び場(プレーパーク)の歴史

2004年12月22日 | 冒険遊び場たごっこパーク
 世界で最初の冒険遊び場(プレーパーク)は、1943年に第二次世界大戦さなかのコペンハーゲン市郊外につくられた「エンドラップ廃材遊び場」です。造園家ソーレンセン教授は、こぎれいな遊び場よりも、ガラクタのころがっている空き地や資材置き場で子どもたちが大喜びで遊んでいる、という長年の観察にもとづいて、「廃材遊び場」を提案したのです。教授のアイディアのもとに、建築家ダン・フィンクがデザイン、初代プレーリーダー、ジョン・ベルテルセンと子どもたちによってつくられました。

 大戦直後、1945年にエンドラップを訪れた造園家アレン卿夫人は深く感銘を受け、その思想をイギリスにもち帰り、ロンドンの爆撃跡地に冒険遊び場をつくり、世論を喚起し、冒険遊び場運動を隆盛させました。イギリスで力強い大きな流れとなった冒険遊び場運動は、発祥の地、デンマークに逆輸入され、やがて1950~70年代を中心に、スウェーデン、スイス、ドイツ、フランス、イタリア、アメリカ、日本、オーストラリアにも広がっていきました。近年になって、香港やカナダで、冒険遊び場づくりの新しい動きが生まれてきています。

 日本には1970年代に初めて紹介されました。日本でも近年、責任追及の風潮が広がり、子どもの行動が規制され、子どもの遊び環境が貧弱化していく中で、住民主体の自発的な運営により、現在260を超える団体が冒険遊び場(プレーパーク)活動に取り組んでいます。
 参考サイト→特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会

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