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Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

スマホ・ゲーム依存、問題は子どもよりも大人

2025-03-28 14:29:11 | 日記・エッセイ・コラム
先日、こんな記事を読みました。

ゲーム依存で昼夜逆転になった高1男子「しょうがないから続けている」…両親と会話が増えたワケ
https://www.yomiuri.co.jp/yomidr/article/20250124-OYTET50006/

最近、スマホ依存やゲーム依存の子どもや若い人が多いと聞きますが、私は大人や親も他人事でないと思います。
記事によると、ゲーム依存になってしまった息子さんが病院に連れてこられ、両親が「ゲームを一切禁止」などと厳しい言葉をかけたそうです。でも、それよりも問題なのは両親がスマホ依存だということ。息子さんが「お父さんとお母さんだってずっとスマホ見ているじゃん、それはいいの?」言うのに対し、両親は「大人だからいいの」と、自分たちのことを棚に上げています。それでは息子さんは納得しないはずですよね。
周りを見ると子どもと手を繋ぎながらとか抱っこしながらベビーカーを押しながらスマホを見ている親が多いこと。食事をしながらずっとスマホを見ている親もいます。そんな親を見て子どもが育つのですから、子どももスマホ中毒になるのは当たり前かと。スマホはマナーを守って使うものだとまずは親が見本を見せないといけませんよね。
それと、息子さんはこんなことを言っています。
「ゲームは面白さがあってやっているというよりも、しょうがないからやっている。でも自分にとってはそこでのやり取りが唯一の居場所になっている。学校には行けないし勉強もわからない。今の状況は自分でもまずいと思っている。でもどうしたらよいのかわからない」
居場所が分からない。それではゲーム依存から抜け出すのは難しいですね。単にゲームを取り上げるだけでは解決できませんし、もしそうなっては居場所がなくなってしまいますから、余計に事態は深刻になるでしょう。親だけで一方的に決めず、子どもと相談して双方が納得した上でスマホやゲームのルールを決めた方がいいですね。この家族の場合は親と息子さんのコミュニケーションが上手くいっていなかったのかもしれません。
別にスマホやゲームが悪者とは言いません。スマホで英会話やヨガのレッスンが受けられますし、ゲームでも「桃太郎電鉄」で地理を覚えたり、「どうぶつの森」で虫や魚などの生き物に興味を持てたりと、使いようによってはいい方向に進めます。スマホが登場したのはほんの最近ですし、大人も子どもも正しい付き合い方が十分に分からないのでしょうし、「スマホは何歳から使えばいいのか」「幼い年齢からスマホを使うことによる将来への影響」などもはっきり分かっていません。
結局例の息子さんは通信制の高校へ転校し、将来はゲームの仕事に携わりたいとのことでした。本人だけでなく親も協力してデジタルデトックスを始めたのが功を奏したのでしょう。家族揃ってスマホ・ゲーム依存から脱却したのでした。子どもがゲーム中毒なのは、本人だけでなく親の問題でもあるかもしれません。

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