Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える

2023-06-30 14:52:49 | 本-その他
図書館から借りた『今を生きる思想 西田幾多郎 分断された世界を乗り越える』を読了。
故西田幾多郎氏の著書はまだ読んだことがないのですが、本書は彼の著書に関する入門書というべきでしょうか。現代ではスマホやSNSなどからの情報で溢れかえっていますが、「自分とは何なのか」とまっすぐ問い直すのが本書です。ちょっと本書の内容は難しいけれど、スマホから離れて本書を読み、自分をゆっくり見つめ直すのもアリかもしれません。



本書の内容とは関係ないですが、平均的な新書の厚さなのに130ページ弱しかないのはちょっと驚き。ページを捲ると紙が厚いのです。なぜそこまでしたのかは謎です…。

書体のよこがお 時代と発想でよみとく書体ガイド

2023-06-29 14:41:16 | 本-その他
図書館から借りた『書体のよこがお 時代と発想でよみとく書体ガイド』を読了。私はフォントデザイナーに興味はないのですが、書体に関する本を数冊読んで面白かったので、読んでみることにしました。
ただ「明朝体」「ゴシック体」といっても、微妙に異なるだけで文章全体の雰囲気が変わるなんて、書体って奥が深いですね。それに「丸文字」など書体だけでも当時の流行などが見えてくるものなのですね。他の言語と違って日本語って漢字、平仮名、片仮名などがありますから、1つフォントを作るのも大変そう…。


英語嫌いの増加

2023-06-29 14:38:26 | 英語学習
図書館から借りた「AERA」5月15日号によると、英語嫌いの生徒さんが増えているそうですね。
小学校での英語の授業が必修になり、中学校に入ってからは内容が難しくなっているとか。中学校の教科書は疑問文とか助動詞など、早い段階で習うそうですし、習う単語数も増えているらしいです。
なぜそうなっているかと、小学校である程度単語とか文法などを学んでいるという前提だそうです。ただ、教える側は準備するのに大変とか。それに3、4年生で週1時間、5、6年生で週2回英語の授業があるだけで、消化しきれないといいます。「英語のシャワーを浴びる」とのことですけれども、そんな授業時間だと「水滴」くらいでしょう。
だいたい少ない時間で英語を習得する自体、無理があるのでしょうね。英語が好きな子どもは授業以外に自宅や英語スクールなどで勉強してますます英語好きになって、嫌いな子は取り残されてますます苦手だったり嫌いだったりします。やはり授業が中途半端だったりついていけなかったりすると嫌になりますよね。
それと「授業をすべて英語で」だと、どうやって文法を説明するのか難しかったりします。高校などある程度文法を身に付いていれば英語での説明は分かりやすいかもしれませんが、中学生レベルだと無理でしょうね。
そんな中途半端だったら、小学校で英語の授業なんてやらなければいいのにと思います。本ブログでも何回か書いていますが、代わりに国語の授業に重点を置くべきです。何しろ母国語をマスターできなければ、どんなに英語を勉強しようと無駄だと思います。
実は私もそれほど英語は好きでなかったのです。高校1年生の時受けた英検3級の面接で「Do you like English?」と訊かれ無難に「Yes, I do.」と答えましたが、実のところ「So-so.」くらいでした。高校での授業と英検3級合格が理由で英語が好きになったのですが、英語の勉強は早いか遅いかは問題ではないでしょう。

平成ネット史 永遠のベータ版

2023-06-25 14:35:47 | 本-その他
図書館から借りた『平成ネット史 永遠のベータ版』を読了。
31年間続いた平成時代。ホント、平成時代ってネットの進化が著しかったですね。平成初期は「インターネット」という言葉すら殆どの人が知らなかったのに、平成の終わりごろにはスマホの普及でネットで動画を見たり配信で音楽を聴くのが当たり前。まさかこんなに世の中が変わってしまうなんて驚きです。
「ポケベル」「iモード」「ADSL」など、懐かしい用語が本書には満載で、40歳~50歳前後の人なら楽しめると思いますし、10代~20代の若い人でもかえって斬新に映るかもしれません。
私が初めてパソコンを買ったのは平成13年(2001年)のこと。当時は常時接続ではなく「ダイアルアップ接続」が主流で、ネットに接続するのに「ピューヒョロロー」と音がして、繋がるのに1~2分かかりました。画像を読み込むのにも何分もかかったし、ネットに繋ぐ度に電話代がかかるので使わない時はこまめにオフラインにしていました。それでも初めてネットに繋がった喜びは今になっても忘れられません。
ネットの長所ももちろんですが、逆の「負の面」も書かれています。「スマホ中毒」とか「フィルターバブル」など、これからも注意を払わないといけませんね。
細かいことですが、章のタイトルとかページ数などちょっと昔のデジタル感があって、まさに「平成レトロ」を感じます。また、「永遠のベータ版」というサブタイトルは、これからもネットの進化が続くということからだそうです。これからどうなっていくか想像もつきませんが、ネットはさらに便利になるのでしょうね。



屋外での「脱マスク」の人、随分増えましたね♪ まだまだコロナは続くでしょうが、少しずつコロナ前に戻ってきて嬉しいです。私は「脱マスク」ですが、母は「慣れてしまった」と、外出先ではずっとマスクです。最近は暑い日が多いので、母の熱中症が心配でもあります。

人は、なぜ他人を許せないのか?

2023-06-22 14:26:55 | 本-その他
図書館から借りた『人は、なぜ他人を許せないのか?』を読了。
著者である中野信子氏の名前だけは聞いたことがありましたが、彼女の本を読んだのは今回が初めて。他にも何冊かあるので、機会があれば彼女の別の本を読んでみたいと思っています。
「自粛警察」とか「マスク警察」など、他人を攻撃する行動が目立つこの頃。議論でも最終的には言い争いになってしまう。でも、自分の意見に合わない人を許せないのはしかたのないことだとか。私もついつい他人の行動にイラっとしてしまいますが、直接の危害に及ばなければ放っておくほかないのかもしれません。
対策としては、いつも行くお店でメニューを変えてみるとか、敢えて興味のない本を本屋さんでパラパラ見るとか、Webであまり馴染みのない言葉を検索するなどが挙げられるそうです。特にWebって自分に興味のありそうな広告や記事ばかりが出てきて、案外世界が狭くなるもの。それほど難しいことではないので無理のない程度に試してみたいです。


ネットだけでは調べられないことも

2023-06-21 14:42:23 | Amelia・翻訳トライアル
一昨日(19日)、Amelia定例トライアル(IT・テクニカル)に応募しました。
定例トライアルは基本的には毎月20日締め切りで、提出日間際になるといつもソワソワしてしまいます。今回も例外ではなく落ち着かなかったのですが、応募を終えた途端に精神的にホッとしました。
翻訳トライアルにいちばん欠かせないもの、当然それはネットです。しかしネットでの調べものだけでは足りない部分もあって、今回の課題はそれを改めて知ったのです。とある作品の引用文が出てきまして、その和訳をネット検索したのですが、全然引っかからない。著者と文献だけは何とか調べられたので、それをメモして図書館のサイトへ。検索するとちょうど近くの図書館にその文献が載っている和訳の著作集があったので借りてきました。そこから引用文を探し、意外とすぐに見つかりました。
そういえば前にも某国内の新聞から引用された記事の見出しを探さなくてはいけないことがありました。しかしその時は見つけることができず、自分なりに見出しを訳してしまいました。こういう時は図書館へ行って新聞の縮小版を調べるべきでした。
何でも調べ物はネットだけで済ませられると思っていたら大間違い。時には図書館へ行くなどして、足で探すことも重要だと。やはりネットは万能ではないのですね。
それ以外にも、英文を細かい部分まで読み込まないといけないことを知りました。たとえば名詞が単数なのか複数なのか、「a」なのか「the」なのかだけでも訳し方は異なってくると、定例トライアルの講評に書かれていました。これって日本語でいう「おじいさん『は』」と「おじいさん『が』」の違いと似ているのかもかしれません。
トライアルの成績はなかなか上がらないし、翻訳の仕事を頂けるのは当分先ですね。

超デジタル世界: DX,メタバースのゆくえ

2023-06-20 14:06:39 | 本-その他
図書館から借りた『超デジタル世界: DX,メタバースのゆくえ』を読了。
ちょっと難しい文章もありましたが、デジタルが当たり前になりつつあるからこそ考えたいと改めて感じた1冊でした。
トランプ氏が当選したアメリカの大統領選挙が、SNSの影響をもろに受けた1つかもしれません。私はクリントン氏が当然勝利するものとばかり思っていましたが、SNSのフェイク情報があれだけ社会を揺さぶるとは思いもしませんでした。
日本のデジタル化か進むかどうかは分かりませんね。数十年前まではデジタル先進国と思われていましたが、いまだに病院などではFAXが使われているし、スマホを弄れない年配者が多いし。マイナンバーカードの普及は多少進んだものの、うまく活用されていないように感じます。教育面でも「デジタル教科書」など中途半端なままです。
すべてデジタルに任せるのもどうかと思いますが、車の運転や医療など、ゲーム以外でもデジタルを有効に使いたいですね。



ところで、父親と思われる男性が娘さんと思われる小さな女の子と手を繋いで歩いているのを目にしましたが、男性は女の子を一切見ないで、ずっとスマホにくぎ付け。中高生のスマホ依存も問題ですが、まずは親のスマホの使い方を何とかしないといけないのでは? そんな親を見て子どもは「スマホばかり弄ってて、自分のことを見てくれない」と思うでしょう。子育てばかりでスマホで息抜きしたい気持ちも分かりますが、せめて子どもの前ではなるべくスマホを見ないようにしてほしいです。

よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑

2023-06-16 14:57:04 | 本-その他
図書館から借りた『よけいなひと言を好かれるセリフに変える言いかえ図鑑』を読了。
実は…、本書のことを書こうかどうか散々迷ったのです。というのも、本書を読み切った後、悲しくて涙を流してしまったのです。別に本書の内容全体が悪いわけではないのですが、「これもダメ、あれもダメ」と言われると、話すこと自体躊躇ってしまいます。ほんの一言で他人を傷付けてしまうことは誰にでもあるでしょうが、私にとっては本書の内容の刺激が強過ぎました。当然「こう言うといいよ」とは書かれていますが、NGな表現ばかり意識を向けてしまいます。
特に最後の2章は、過去の嫌なことを思い出すきっかけとなってしまったし、もう開くのも嫌です。どの一言も私にとって辛くて重たい言葉ばかり。
本書はシリーズで何冊かあるそうですが、もうこれ以上読みたくありません。


RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる

2023-06-12 14:30:56 | 本-その他
図書館から借りた『RANGE(レンジ) 知識の「幅」が最強の武器になる』を読了。
軽い気持ちで本書を借りたのですが、内容は予想をはるかに上回るほど良かったです。400ページ以上ありますが、飽きずに最後まで読み終えました。
本書は要するに「専門バカ」になってはいけないということでしょうか。たしかに1つの分野だけ突き進むことも時には大事かもしれませんが、それだと視野が狭くなってしまうということ。逆に多趣味だったり広くて浅い知識だったりする方が意外と良い方向へ進むそうです。
短大時代では英語英文科を専攻し、英会話や英文学などの必修科目のほかに、美術史や心理学などの選択科目がありました。「どうして英語以外の選択科目を履修しないといけないの?」と当時は思いましたが、今思うと幅広く科目を取ることで知識を広くするためだったのでしょうね。
だいたい高校生で将来を決めさせられるのはまだ早いかと。私の通った某女子高では2年生と3年生で選択科目があり、英語や数学など、様々なクラスに分かれていました。1年生で選択科目を決めなければならず、散々迷った結果、私は英語系を選び、週に10時間以上は英語のクラスでした。でも、15歳~16歳で決めるなんて酷な場合もあるだろうし、迷って何となく選んだクラスメートも多いはずです。
これまでコンビニのお菓子工場、建設業、郵便局、派遣会社など様々な会社で働いてきました。どれも専門的ではないけれど、これらの仕事は無駄ではないことを本書で知って何だかホッとしました。転職が多いと不利になりそうと思っていましたが、いろいろな世の中を見てこられたし、逆に良かったのでは? 漢字が好きになったのも大人になってからですし、30歳を過ぎてから漢検準1級に挑戦したのも決して遅くはなかったと思います。
早期教育をする子どもたちも多いそうですが、小さいうちに将来を決めてしまうのではなく、習い事や博物館巡り、キャンプ、読書、遊びなどなどいろいろな経験をしてゆっくり学ぶのもアリかなと思います。今では80歳以上生きるのも珍しくありませんし、焦らなくてもいいかもしれません。


もし学生時代に戻れたら

2023-06-11 12:47:28 | 日記・エッセイ・コラム
学生時代、よく「今のうちに勉強した方がいいよ」と言われた記憶がありますが、今になってそれが理解できました。
学校で教わる勉強って、社会に出るための基礎の基礎ですからね。たとえ習ったことが古くなったとしても、その時の基礎がしっかり固まっていれば新しい知識もするっと身に付くと私は思うのです。
特に数学に関しては「二次方程式なんて将来の役に立つの?」と疑問を持ったことがありますが、単なる暗記でなくしっかり考えることが応用に繋がるのではと。私は文系に行ったので数学の内容は忘れてしまいましたが、頭のどこかで役に立っているのでしょうね。

「やり直したい教科は?」と聞かれたら、私は真っ先に「国語と社会」と答えます。
国語は本当に基礎で、身に付けないと数学の文章題は解けないし、社会や理科の教科書でどういう内容が書かれているか分からない。最近は国語よりも英語に重点を置いている傾向があるけれど、自国語である国語を理解していないと国語だけでなく英語も中途半端に終わってしまいます。教科書の内容が理解できない子どもたちが増えているそうですが、国語をしっかり勉強してこなかったからでしょう。そんな子どもたちが将来社会を支えるとなると、ちょっと心配です。「むかつく」とか「うざい」などしか言えず、表現が乏しいのは寂しいですし、はっきり自分の言いたいことが伝わりませんよね。
古典も漢文もしっかり勉強すればよかったと後悔しています。何百年も伝わってきた文学を学ぶことは直接には役に立たないと思いますが、「論語」などを読めば心が豊かになるかと思うのです。
社会も同様です。母とお互いに「お経みたいに眠たかった」なんて話していましたが、新聞を読んでいても学生時代に勉強しておけば理解度はグンと異なると思うのです。税金の仕組みとか国会の役割とか、理解しているのとしていないのでは全く違うでしょうね。

ここで「英語は?」となるところでしょうが、英語の勉強は中学校に入ってからでも十分なのでは? 中途半端に小学校で週1回だけ英語の授業を受けただけでは身に付かないし、それよりもその時間を国語の時間に充てた方がいいと思います。私も中学生の頃から英語の勉強を始めましたが、全く遅いと思いません。