Where there's a will, there's a way.

Yukiの英語学習、読書記録、日常を書いたブログです。

勘違いが人を動かす

2024-03-30 14:21:01 | 本-その他
図書館から借りた『勘違いが人を動かす』を読了。
「私は絶対に騙されていない」と思っている人でも、案外知らず知らずのうちに引っかかっているもの。サービスしたり売ったりする方もいろいろとあの手この手使っているのですね。たとえば、サブスクなどの解約手続きが面倒だったり、「限定」という言葉に弱かったり、レジ横にガムなどの手軽に買える商品が置いてあったり、いろいろな仕掛けがあるそうです。
私も思い当たる節があります。「あと○○円買えばお安くなりますよ」なんて店員さんの言葉に乗ってしまったり、Amazonでも「この商品を買った人はこちらの商品も見ています」といった文面を見たり。先日行った無印良品では長いレジ待ちだったのですが、列の横にはお菓子やコーヒーフィルターなどが置いてあり、他のお客さんがその中から商品をちゃっかり買っていました。
本書には逆にそれらを上手くかわす方法も載せてあります。時間を無駄にしない方法とか、ストレスや不安に負けない方法などなど。なかなか自分自身を変えることは難しいですが、ちょっとでもいい方向に持っていかれると良いですね。


スマホ脳の処方箋

2024-03-23 13:54:09 | 本-その他
図書館から借りた『スマホ脳の処方箋』を読了。
「スマホ中毒」なんて母や私には関係ないように思っていましたが、本書を読む限り他人事でもない気がしてきました。スマホはインフラとなっていますし、肌身離さず持っていることが多いですから。クーポンやポイントカードはスマホに入っているし、スマホ決済もよくしていますし、スマホなしでの外出は考えられません。ただ、それらと一緒にゲームやSNSのアプリが入っているので、安心はできません。
休憩する時こそスマホから目を離すといいようですね。本当に心身ともに疲れたら、何もしないでぼーっとするのがベストだとか。気晴らしにスマホを見る人が多いですが、SNSやニュースサイトなどを見ることで情報過多になって、却って脳に悪くなり疲れるとのこと。恐ろしいことにスマホの使い過ぎでうつや不眠になる場合もあるそうです。
私の場合、スマホは1日あたり1時間も使っていないのですが、逆にパソコンでネットサーフィンをしてしまうことがしょっちゅうあるので、長時間の使用、特に疲れている時は控えようと思います。SNSやニュースサイトってどんどん新しい情報が入ってくるし、誘惑が多いですよね。しかもそれぞれの興味のありそうな内容が含まれることが多いのでさらに厄介です。
2~3歳の子どもがベビーカーに乗りながらスマホを見入っている姿をたまに見かけますが、あまりにもスマホに夢中な様子にぞっとしてしまいます。あれも目など体に良くないでしょうね。また、ベビーカーを押しながらとか子どもを抱っこしながらスマホを弄る親もいますが、本人よりも子どもへの悪影響が心配です。
今となってはスマホがない生活はほぼ無理ですし、せめて寝る直前はスマホを弄らないなど上手に付き合いたいですね。

教養を磨く

2024-03-20 14:12:19 | 本-その他
図書館から借りた『教養を磨く』を読了。
1節あたり4ページのエッセイを集めた1冊です。タイトルに「教養」と書かれていますが、むしろ「生き方論」に近いかもしれません。
ブログに書こうと自分が「いいなぁ」と思えた部分を付箋で貼っていったのですが、あまりにもそういう箇所が多すぎて、途中で半分諦めました。本を返す時にたくさんの付箋を外さなければいけないことを考えると大変です(汗)。結局、最も印象的だったのが…

「敵は我にあり」

でした。
私は学生時代に先生から「自分にも厳しいし他人にも厳しい」と言われたことがあるのですが、時には「もっと楽をしたい」とか「今日はもういいや」なんて自分に甘いことがけっこうあります。または、他人と比べては「だから自分はダメなんだ」と責めて自分を嫌いになってしまったり。他人がどうのこうのと言うよりも、結局は自分自身の問題なのですよね。


GAFA next stage

2024-03-07 13:17:38 | 本-その他
図書館から借りた『GAFA next stage』を読了。
前著『the four GAFA』で名の知れるようにになった「GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)」という言葉。本書は2020年と、ちょうどコロナの時代に入った頃を描いています。何だか物凄く読みやすくて、300ページ以上あるのにそのボリュームを感じさせない1冊でした。
コロナ発生から既に4年以上。本書を読んでいて、2020年当時のことを思い出しました。当時中学生だった甥はオンラインで授業を受けていました。図書館が閉まっていたのでAmazonで本をよく買っていました。当時勤めていた会社では、一部の人が在宅勤務。対面での漢検の研修会などは全て中止で、Zoomでの開催。いろいろ挙げていったらキリがありませんが、GAFAをはじめ、テック企業のお陰で何とか暮らしは成り立ちました。
最近でも表現の自由やフェイクニュース、個人情報の漏洩などが課題となっていますが、テック企業がなければ生活が成り立たないところまで来ています。また、低収入層への高度な教育や、情報から取り残された高齢者へのスマホの導入、近くに病院がない人対象のオンライン受診、「買い物難民」向けのオンラインショッピングなど、まだまだそれらの企業ができることはたくさんあります。コロナによって、ネットの便利さや必要性をさらに感じるようになりました。コロナの終息はまだまだかもしれませんが、GAFAを中心にテック企業の活躍は無視できないものとなると思います。



こちらが前著です。

文体の科学

2024-02-20 14:42:18 | 本-その他
図書館から借りた『文体の科学』を読了。本書はたまたま図書館で目にして思わず手に取り、「ジャケ買い」ならぬ「ジャケ借り」をしてしまいました。
本書は本の文章の内容ではなく、表紙や本文のレイアウト、文章の長さ、フォントなどを中心に書いています。こういう本もなかなか珍しいですね。
私は文章の内容で読む本を決めているつもりですが、案外上記のような部分でも選んでいるのかもしれません。たとえば疲れている時は段落の短い本、集中力のある時は文字がびっしり入った本などなど。同じ内容でも紙で読むのとKindleで読むのとは感想が変わってくることもありえます。
本はまだまだ紙が主流ですが、そのうち電子書籍がメインになるのでは? そうなるとフォントはパターンが決まってくるし、文字の大きさをこちらの自由に変えられるし、1冊1冊の個性が失われてちょっぴり寂しい気もします。たしかに電子書籍は嵩張らないので便利ではありますが、紙の本を手に取った触感もいいんですよね。


大漢和辞典と我が九十年

2024-02-12 14:47:59 | 本-その他
図書館から借りた『大漢和辞典と我が九十年』を読了。
本書は著者鎌田正氏の人生を振り返る1冊。前半は著者の学生時代が中心、後半から諸橋徹次先生とともに携わった『大漢和辞典』の編纂や発行の話が出てきます。
当初は1巻で完了の予定だった『大漢和辞典』ですが、索引等含めて結局は全15巻という大事業に。戦争で資料は全焼してしまいますが、ウン十年かかってようやくの完成でした。当時は殆ど手書きでしたし、出典元も1ページから調べなければいけないし、相当な苦労だったと思います。
度々候文が出てくるのですが、格調があって格好いい♪ あんな文章がさらさら書けたらいいなぁとは思いつつ、もし書けたとしても、「Yukiさんの文章、難しすぎてよく分かりませんでした」と言われそうですね。



少し前のこと、母とこんな話をしました。
母:「20万円あったら宝石が買えるわね」
Yuki:「そんな大金あったら、諸橋先生の『大漢和辞典』買うなぁ…」
最近では『大漢和辞典』もデジタル版が出て、狭い我が家でもパソコンから使えるようになりましたけれど、紙の辞典も捨てがたいですね。漢検勢でも「『大漢和辞典』を安く買えた」など、SNSでちらほら目にします。それにしても親子でお金の使い方でこんなに分かれるとは…。

ありがとうの魔法

2024-02-06 13:57:59 | 本-その他
図書館から借りた『ありがとうの魔法』を読了。
本書は本当に良書で、何度も読みたいくらいです。気になったところに付箋を貼ろうとしたのですが、100枚あっても足りなそうなので諦めました。
現代は最低限の生活に関してはほぼ足りていると思うのですが、それでも妬みとか悲しみとかばかりに気を取られて、感謝する気持ちがなくなってしまう。苦しいことがあっても前向きに生きたいものですね。
ちなみに本書はシリーズもので、今回のタイトルが第3弾だそうです。この際だから3冊揃えたいところですが、お財布に響くなぁ…(汗)。せめて本書だけKindle版で買おうか迷っています。


1973年に生まれて

2024-02-03 14:10:08 | 本-その他
図書館から借りた『1973年に生まれて』を読了。
著者はタイトルどおり1973年のお生まれで私は数年年下なのですが、芸能、事件、事故、社会など、懐かしい出来事ばかりでした。
最も世代を感じるのはやはり電話。1990年代にコードレスフォンが登場。自分の部屋へ子機を持ち込んで、家族から口出しされずゆっくり話せるのが羨ましかった。「写メール」も登場時は画質がおもちゃのようでしたけれど、携帯電話で写真が撮れるなんて当時としては画期的でした。名前の候補だった「画ビーン」とか「画チョーン」じゃなくて良かったですね(笑)。
ファミコンも正式名称が「ファミリーコンピューター」だけあって、当時としては斬新で、この世代で遊んだ人も多かったと思います。でも当時は「子どもが遊ぶもの」というイメージが強くて、DSやSwitchのように大人でもはまるゲームは少なかったように思えます。



ところで2025年度から実施予定の、英検新設級の名前が「英検準2級プラス」に決まりましたね。長くて今までにない名前ですが、そのうち慣れてくるでしょう。それよりも旺文社さんの英検書の表紙の色がどうなるか気になるところ。2級が青で、準2級が水色だから、その中間の色でしょうか。
そのうち漢検1級と準1級の間にも「漢検準1級プラス」なんてできないかしら。1級の約6,000字と準1級の約3,000字では差が広すぎです。その前に受検者が1級と準1級を足しても全体の1%にも満たないし、採算が合わなくなるので無理でしょうね。

IT全史

2024-01-31 14:25:58 | 本-その他
図書館から借りた『IT全史』を読了。
本書はけっこう良書で、Kindle本で買おうか迷っています。現在は文庫版も出ているそうで、Kindle本もお求めやすい価格です。
第1章では「腕木通信」が出てきて、人力ですし一瞬アナログじゃないかと思ったのですが、離れている人に何かを伝えるという意味ではTVやラジオ、メールなどと変わらないですよね。
それから後に電話が発明されるわけですが、最初は「用件を伝える」という目的とし、「おしゃべり」の目的は考えていなかったそうです。ネットもそうで、学術的な目的で使われていたとか。それがいつの間に「おしゃべり」が目的の1つになり、LINEなどのSNSも「おはよう」とか「おやすみ」などの軽いコミュニケーションが目的になってきています。
1960年の日本での電話普及率が3%台にはビックリ。その箇所を近所のスタバで読んでいたのですが、思わず「ええっ?」と声が出そうになりました。そういえば祖母の家には伯父の学生時代の名簿が置いてあったのですが、電話のない家もけっこうありました。よその家の電話を持っていない人に電話を貸すために廊下または玄関に黒電話が置いてあったそうですね。その半世紀後にはスマホが当たり前に使われているのですから、進化の速さには目を見張るものがあります。
ラジオやTVに引き続いて、後半はネットが出てきます。軍事目的でネットが使われ始めたと言われたこともありますが、実際は異なるそうですね。様々な人やものをネットで繋げる発想はだいぶ前からあったわけですが、当時はそれだけの性能が不足していただけでした。
そのうちスマホも旧式になり、別の機器が出てくるでしょうね。日本は比較的新しいものに抵抗があって過去にすがる傾向にありますが、どんどん新しい技術を取り入れて、最新機器を上手に使っていきたいですね。



ところで、自宅マンションのすぐそばに某大手スーパーがあります。ある日、マンションのエレベーターに乗ろうとしたら、そのスーパーのカートを持った年配女性がいたのでビックリ。カートに会計済みの商品を載せてそのままマンションに入り、そのカートを返しに行く途中だったようです。中には同じ敷地内のスーパーのカートを引いてそのまま入れるマンションもあるようですが、うちのマンションは一度外に出てしまうからかカートの持ち込みは禁止です。また、タクシー乗り場までカートを引いて、その場に置いて行ってしまう人もけっこういて、店員さんは頭を悩ませているようです。電車の踏切を渡って何百メートルも先の駐車場でカートを見かけたことさえあります。
何年か前に、母がボーっとしていたのか、カートを引いたまま自宅の玄関まで来てしまったことがあります。その後母はすぐにカートを返しに行きましたが、楽したい気持ちは分かる気がしました。

ビジネス教養としての半導体

2024-01-21 13:11:42 | 本-その他
図書館から借りた『ビジネス教養としての半導体』を読了。
半導体は「日経電子版」や「Nikkei Asia」でよく出てきますが、何となく「パソコンやスマホに使われている」くらいで具体的にどういうものなのかが曖昧になっていました。本書では半導体が出来るまでとか歴史など、分かりやすく書かれています。数年前にはコロナの影響で半導体不足に陥りましたが、その理由も詳しく説明されています。
う~ん、今の生活ではあちこちで半導体が使われていますから、半導体って欠かせないものなのですね。



雨の中でセブンイレブンへ向かう際、「歩きスマホ」をしている若い女性を発見。スマホを横向きにして注視していましたから、きっと動画でも見ていたのでしょう。そういう「スマホ中毒者」にはきっと天罰が降りるだろうし、「そのうち水たまりの上で滑ってびちょびちょにでもなれ」と、さっさと忘れたいと思います。
それよりもセブンイレブンで買った新商品のグラタンが美味しかったです。中に入っていたジャガイモが皮つきでホクホクだったのです。先ほどの「歩きスマホ」の女性もこっちのことを何も分かっていないのだから、こっちも美味しいのを食べたり面白い本を読んだりして、イライラを吹っ飛ばしたいです。はい、「歩きスマホ」の話はこれでおしまいにしましょう。
そんなヒントを与えてくださったJamさん、ありがとうございました。