知的成長戦略論-クールに生きる

かっこよく生きるためのメモ。
知的に成長し、どんな状況でも平静を保てる力を身につける。

価値観の多様性。

2010年02月15日 | 自分の未来を組み立てる。
【スノボ】服装問題で国母選手の応援会中止 東海大
http://sankei.jp.msn.com/vancouver2010/news/100215/oaf1002151233003-n1.htm


個人的には、
 騒ぐほどのことかな
という感じです。


スノボが好きでやってきて、オリンピックにも出られるようになった。
その瞬間、
 国家を背負って頑張れ
とか言われ始める。

国家を背負うからには、
服装を正し、インタビューには正しい日本語でさわやかに答え、
全力を尽くして、金メダルを取り、国家の威信を確保しなければならない。
そんな感じで。

だらしがない。
あの髪形は何だ。
応援会も中止だ。


服装などは、価値観の問題なので、受け入れられないと思う人がいてもよいわけですし、
本人も、すべての人に好きになってもらいたいと思っていないはずです。
だったら、
 触れなくてもいいのでは?
というのが、クールな考えだと思います。

そもそも、文化というのは、そうやって作られていくわけです。
「ら」抜き言葉が、普通に使われるようになり、違和感がなくなる。
椅子が出てきて、正座をしなくてもよいような文化になる。

 服装でも、背中をそんなにあけるとははしたない
と言われ続けても、根付いたりする。
それが、かっこ悪いとなれば、消えていく。
ケミカルウォッシュのジーンズや、ラッパズボンなど。

オリンピックの目的が、技を競うということなら、
 その人が人格者でなくとも、精一杯の技を見せられればいいのでは?
という感じです。

目的が、国家の威信をかけた戦いというのであれば、威信を損なう人物の出場は認められないということになるのでしょうが、
 採点項目に、着陸時の姿勢はあっても、インタビューの姿勢は入っていない
はずです。


今後、たくさんのスポンサー契約を獲得して、プロとして稼ぐことを目的としているのであれば、
すべての世代の支持を受けることを狙って、
石川選手のような礼儀正しさと、さわやかさを演出したほうがよいのかもしれません。
加えて、サービス精神旺盛なインタビューなど。

ただ、特定な層(スノボを楽しむ同世代)を狙うのであれば、
今のスタイルを貫いても十分支持されるはずです。
同世代のスノボ好きの間であれば、腰ばきをだらしないという人は少ないからです。
(同世代の勉強好きな層では受けが悪いかもしれないですが。)

マーケット戦略として、
 どのタレントをCMで起用するか
の選定では、
 商品の性質と支持される世代
を研究します。

売上を上げることのできるタレントほど、
 商品価値が高い
ということになります。

食料品のようなものであれば、万人受けするタレントを、
スノーボードであれば、スノボを楽しむ人に受けが良いタレントを起用することになります。

今回のように、人と違うことをしたり、
人の期待した通りの言動を採らない場合には、
 袋叩きにあう
わけですが、
 別に気にしなくてもよい
と思います。

人の期待通りの言動をすれば、
 幸せになれる
というわけでも、
 将来が約束される
というわけでもないからです。

たいてい、批判する人は、
 自分の言動に責任をもたない
人なので、
 ころころ主張を変える
はずです。

そのため、彼が金メダルでも取ろうものなら、
 服装の批判をしていたことなど忘れて、英雄扱いされる
ことになるはずです。
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