巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

海南市、藤白神社の楠

2010-08-22 | 和歌山県


海南市は和歌山市の直ぐ南隣に有って其の海岸線に近く、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の熊野古道が山中に入り込む地点、阪和自動車道海南インターの直ぐ傍にあって市街地と山塊を分ける地点にある。




また此処藤白神社は熊野古道「藤白王子」の跡でもあり、「熊野一の鳥居」と呼ばれる大鳥居がたてられ、はるかな熊野三社を拝んだところ、有間皇子終焉の地として有名な熊野古道、藤白坂の登り口、日本で一番多い姓鈴木家ルーツの神社としても有名でなところです。




大楠群が揺らぐ境内は緑陰が濃く最大級の楠は「子守楠神社」御神体で「子供の神様」として知られ、この地では古来子供が生まれると、長命、出世を祈願し「楠・藤・熊」の名を受けたという。 



世界的な博物学者、南方熊楠翁もここから「熊」と「楠」を名を拝したと云う話は余りにも有名です。


木肌に直接触れられるようにとの心使いと踏みつけによる根の保護のために根元には木製階段が設置されて居ます。




摂社子守神社の大楠は三本、根元で連理していてそれぞれ6~8m、近づくと其のボリュームに圧倒される





本殿前に有る大楠は痛みがひどく、主幹には大きな空洞が有り痛々しい。


目通り12m、樹高15m。



本殿横に有るイチョウの神木、樹根は健康・安産・夫婦和合の御利益があるとされている



境内南側に有る大楠
 


撮影2008.8.15




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