前回紹介の紀美町から此処まではどんなナビで打とうとも1度紀伊半島を大回りして御坊近くから又山の中に入ると云うルートしか出てこない。
それ程この紀伊半島、山又山を越えるルートは厳しくお勧めできないと言うことなのだろうか??
僕は途中有田川町あの見事な扇形の「あらぎ島の棚田」を見て遥か山越え谷越えでここ日高川町「船津の大楠」までやって来た。
写真の記録を見ると紀美町野熊野神社を出たのが朝8時35分、「あらぎ島」を出たのが10時35分、此処「船津の大楠」着が11時46分と成っている。
途中何箇所かの棚田にも寄ったが、こんなに長い時間、紀伊半島の山中を走りまわっていたのだろう・・・、げに恐ろしい紀伊半島山間部って感じです。
日高川の中流域に位置する日高川町船津は、今年の夏の豪雨被害は出なかったのだろうか??・・、大楠は日高川に沿って走る県道26号線沿いの中津郵便局向かいの山裾斜面にどっしり根を下ろし、その巨大な樹冠を誇らしげに大空一杯に伸ばしている。
大楠の根元には小さな祠が在り、個人の所有だそうなのですが整備も行き届き信仰強い大楠で有ることがわかります。
樹齢約600年 、目通り7.2m 、樹高さ 30m となっており日高川町の天然記念物に指定されています。
見事な根張りがまだまだ若く、これといった傷みも無くこれからもますます元気に大きくなると思うが・・・、やっぱりちょっとこの夏の豪雨被害が無かったか気に掛かります。
便宜上所在地の住所をそのまま使わせて貰って「船津の大楠」としましたが現地での呼び名は不明です。
撮影2009.6.13