巨樹、巨木巡礼

僕が訪ねた大きな樹を紹介していきます。

神戸市 白川の石抱き榧

2012-11-26 | 兵庫県

石仏を根元に抱きかかえる様に飲み込んでしまった大榧の木。

阪神高速「神戸山手線」と「北神戸線」JCTのすぐ南、谷川沿いに軒を連ねる白川集落を跨ぐ高速の橋脚をくぐれば目の前に立っている。

神戸市内もここまで来ると懐かしい匂いのする里山田舎三昧、遠くの斜面には高層住宅が立ち並ぶものの、ここはその景色が嘘の様な別世界。

「石抱きカヤ」はやっぱり特別な信仰があるのか正面には石祠、石碑、傍らには六体地蔵・・・・。

正面奥にも地蔵石龕や五輪塔の残欠などが有り、付近には「堂の東」や「堂の西」などの地名も残り、この地が故地なのだろうと思われる。

石抱きカヤは 目通り4.5m、樹高20m、推定樹齢350年、根元に石柱(何かは不明)を抱き込んでいるのでこの名があります。

葉付きが悪く頂部は少し枯れてて居る様に見えます。

根元に赤い涎掛けを掛けられた石仏を飲み込み、その背後の隙間からは多分モチノキの木肌だと思われる木が大きく育っている。

気の良い榧の木は石仏を飲み込んだおかげで、今に元気な寄生樹に飲み込まれるかも??

撮影2010.4.24



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